2011年08月30日
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カテゴリ: 特産品


残暑お見舞い申し上げます。今年の夏も本当に暑かったですね。まるで南国の気候に変わっていくんじゃないかと思わせるほどです。
南国といえば、関市で南国のフルーツが栽培され、地域の特産品として広がっていることをご存じですか?
そのフルーツの正体は、「 パッションフルーツ 」です。半分に切って果肉をそのまま食べれば、マンゴーを想わせる高貴な香りと上品な甘酸っぱさが、口いっぱいに広がりテンションも上がります。(^v^)
今回は、今注目のパッションフルーツを紹介したいと思います。

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生産地は、関市中之保地域の水田です。水稲の転作作物として平成20年から栽培が始まり、現在は約2haを栽培しています。
活動しているのは、「(株)関むぎパッションフルーツ組合」が中心となり、地域の特産作物として定着していくために、生産から加工、販売に至るまで熱心に活動されています。
本来は永年性の作物ですが、ここでは、年一作型の露地栽培をしており、露地栽培では日本一の面積を誇るそうです。

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パッションフルーツは、アメリカ大陸亜熱帯原産の果物で、βカロテン(ビタミンA)、カリウム、ナイアシン、葉酸などの栄養素も豊富なトロピカルフルーツです。日本では沖縄県や鹿児島県で栽培が盛んです。

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花は、三本の雌しべと巻きひげが特徴で、時計の文字盤みたいに見えることから、和名は「果物時計草(くだものとけいそう)」というそうです。
とても特徴のある花ですね。

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蜂や人間の手で受粉が行われると実が出来ます。

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果実は、ピンポン玉より大きくて、テニスボールより小さい大きさです。
だんだん熟してくると緑色から赤紫色に変り、完熟すると茎から外れて落下します。食べごろは、表面にシワが現れてきた頃です。

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半分に切ってもらいました。

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中は、トロトロした黄色いゼリー状の果肉で、黒く見えるのは種です。食べてみると種の感触は無く、ツルンと食べられます。
マンゴーを想わせる高貴な香りと甘酸っぱい果肉は、まさに南国フルーツです。

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現在組合では、葉を収穫しています。

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葉は、生命力を感じさせる濃い黄緑色をしています。この葉を白川町の製茶工場へ出荷し、「パッションフルーツ茶」を加工しています。

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このパッションフルーツ茶は、甘味があり葉酸を多く含んでおり、栄養価も高くカフェインが入っていないため「寝る前に飲むとリラックス効果でよく眠れる」という声が寄せられているそうです。

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その他の加工品は、ゼリー、ジェラート、ケーキ、濃縮ジュースなどがあります。道の駅「平成」や地域のイベントで販売していますが、名古屋・東京で開催される即売会へも参加して、パッションフルーツを知ってもらうための活動をされています。

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今年の夏は、省エネやエコといった流れに乗り、壁面をアサガオ、ゴーヤなどの植物で覆った「グリーン・カーテン」があちこちで見かけられましたが、パッションフルーツによるグリーン・カーテンも全国から注文があり、この夏の省エネに一役かいました。

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最後に、パッションフルーツ組合の方に今後の目標を聞きました。
「無農薬栽培にこだわり、安心安全な生産を継続し、面積については組合の管理するほ場を拡大することのみならず、遊休農地の解消として生産農家を増やし、露地栽培で国内生産量の5%にあたる、年間20トンの生産量を確保したい。」また、「パッションフルーツを食べたことがない方が多いので、多くの方に食べていただいて、パッションフルーツの魅力を知っていただきたい。そのために、果実に加え加工品も開発し、皆さんにお届けしたい。」と熱く語っていただきました。
(代表取締役の古池裕美さん(左)と、事務局長の美濃羽敬治さん(右))

関市の南国フルーツがもっともっと有名になって、地域の振興につながっていくことを願います。

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最終更新日  2011年08月30日 08時14分11秒

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