2006/03/27
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あの事故のような出来事があった夜から2日後の土曜日は
前々から映画を見に行く約束していた日だった。
が、前日夜勤で夜中に帰ってきていたためすっかり寝坊をしてしまった。
そのお陰で映画の上映時間にも間に合わず
大して出掛ける行き先も決まらない私とSさんは、また彼の部屋へと行くことにした。

部屋へ行くと言うことは前回の夜の出来事を繰り返すということの
「暗黙の了解」であることは百も承知の上だった。

部屋へ行き、お茶を飲んで一段落すると彼の手がこちらへ伸びてくる。
甘い囁きも聞こえてくる。


ベッドの上では「浮気してない?」「俺が1番?」なんてことを言って来る。
そして外へ2人で出掛けた時には手を繋いで、別れ際にはキスをして…。

そんな日々を何度繰り返しただろう。

でも彼は好きだとも付き合ってくれとも何も言わない。
そういう関係を今までに経験していなかったからしばらくの間は戸惑っていたが
要するにセフレであろうと言う事を徐々に解釈していった。



そんなことを繰り返して一月が過ぎた頃のとある日。
私は彼ともそんな関係を続けたまま、当たり前のように何のためらいもなく合コンへ行っていた。
ありきたりの3対3の合コンで、ダイニングで食事をした後にカラオケへ行き
半端なく騒いで酔ってヘロヘロになってお店を出て
「次はどこへ行こう?」と言いながら女友達と腕を組んで交差点の信号待ちをしていた。

斜め前にいる合コン相手と腕を組んで歩いていた友達の顔の方を見て歩いていた。
すると、突然友達の表情が変わり、「あっ!」という声を出した。
私は「えっ?」と言いながらその目線へと目を向ける。
すると私の真正面に背の高い人が立っていて
顔の方へと視線を上げるとSさんだった。


ニッコリと満面の笑みを浮かべて手を離した後、私の背中さらに後ろの方へと去っていった。




続く

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Last updated  2006/03/27 06:45:17 PM
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