2009/10/09
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2週間くらい前にターミナル患者さんの転院のため、救急車に同乗した。
看護師5年目にして初めてのこと。
病状も悪く、寝た切りの状態。普通救急車の同乗は医師が行うことが多いし状態も状態なので、「医師は同乗しないのか」確認したが、看護上の問題が多いとのことで私が搬送に付き添うことになった。
しかしながら患者さんのところへ行ってビックリ。
呼吸状態も悪く、意識も遠のいている状態だった。
こんな状況で付き添うのが私でいいのか!?と疑問を持った時は時既に遅し。
救急隊員が病室に来ている。
工事をしている創成川の橋の上を渡る時、救急車が大きく揺れて、それが刺激になって呼吸が止まるんじゃないか…止まったらやっぱりCPR(心肺蘇生)しないとまずいよな…?救急車で医者がいないのに人死なすわけにいかないよね…とヒヤヒヤしながら兎に角無事着いて!と祈るばかりの搬送だった。
この状況をお局様ナースに話したら「よく同乗したよね~。」の視線は嫌みの白い目。

それはそうだ…。上から言われたからその通りやったじゃ済まなくて、何かあった時責任が問われるのは私なのに。凹みました。

凹んでいるだけでは問題は解決しません。
もし医師がいない救急車の中でDNAR(心肺停止状態になっても蘇生を試みません)の告知がされている患者さんが目の前にいる時、病院に着くまでにどうしたらいいか。

基本的には医療機関に搬送する以上はCPRを実施しなければいけません。
※ただし、地域のメディカルコントロールプロトコールにより違いがある。

この辺の関係法規は明日の研修で勉強する予定です。

他、救急関係の症例を交えながらいくつか勉強しましたが、JR脱線事故災害救急のトリアージについては興味深かった。

トリアージタッグには
黒…死亡、もしくは救命に現況以上の救命資機材・人員を必要とし救命不可能なもの
赤…生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置が必要で救命の可能性があるもの
黄…今すぐに生命に関わる重篤な状態ではないが、早期に処置が必要なもの


があるんだけれども。てっきり黒のタグってCPA(心肺停止)とか死亡確認された人という意味だと思っていたら、「死亡確認は医師しかできません。」とのこと。そうそう、ERのドラマではナースもタグつけてたもんね(苦笑)

ごく最近あったのは福知山線脱線事故。
死者107名中100名は現場のトリアージで黒タッグをつけられ、病院搬送されず、そのことが周囲の医療機関の混乱を防ぎ、適切な傷病者の搬送が行われたとして評価されていた。しかし「病院に搬送してくれれば助かったのではないか」と無念の思いを抱く遺族もおり、遺族の視点にあった災害医療活動の必要性があると提案された。
災害における死別は予期せぬ突然の死別で死因が納得できない状況のことが多く、遺族の悲嘆(グリーフ)は大きく、とりわけ早期からの遺族ケア(グリーフケア)が必要とされているとのこと。
実際、私がナースをしている間にこうした災害救急の場面に出会う確率は1%にも満たないかもしれないけど、大切な人を失った遺族の思いと言うのを知ることができただけでもナースとして成長する糧の一つになって気がする。








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Last updated  2009/10/10 01:07:32 AM
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