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コロク1975

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Jan 11, 2008
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カテゴリ: カテゴリ未分類
年明け以来、なぜだかずっと楽しく仕事できてるなあ、

最後にものすごく嫌な気分になってしまった。
同僚に「嫌なもの貰うだけですから、無視したらいい」と言ってもらったのだが、
すでに貰ってしまったみたいで、
どうしてももやもやとしてしまう。

原因ははっきりしている。
相手に強烈な自我の発露がある場合、相手に失礼な言動をされても
僕はそれに対する怒りを、ぎゅっと抑えてしまう。


ぐるぐると自分の中でよどんでしまい、
やがて、黒々とした厄介なもやもやになってしまう。
同時進行中の楽しい気分が色々と台無しになりかねない。



●
帰りの電車で、村上春樹の「走ることについて語るときに僕が語ること」を読む。
僕はいま英会話の個人教室に通っているのだが、こないだ行ったとき、先生に「一番好きな本は?」と聞かれて「最近一番良かった本です」と紹介すると
「各章2行でsummarize(要約)してくるように」と
宿題を出されて、再読しているのだった。

エッセイを要約して骨組みだけにしてしまったら、
なんか人生訓みたいになってしまって味わいがないよなあ、と思いながら
読んでいた。

彼は繰り返し、持続することの難しさ、について語る。



「日々走ることは僕にとっての生命線のようなもので、忙しいからといって手を抜いたり、やめたりするわけにはいかない。もし忙しいからというだけで走るのをやめたら、間違いなく一生走れなくなってしまう。走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラック一杯分はあるからだ。僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。暇を見つけては、せっせとくまなく磨き続けること。」



summarizeする目的で読んでいると、彼が本当に一つのことしか言っていないのが分かる。


<人生は不公平(もしくは、理不尽)なものであること。
しかしそこに何らかのfairness(公正さ)を求めることは可能であること。

日々変化する気分を乗りこなすために、身体に「持続」を刻み込む必要があること。
だから、毎日走り続けているということ。>


読んでいくうちに、少しずつ元気になってくる。
気分の浮き沈みは厄介だが、役に立たない。


ハワイ、東京、北海道、マサチューセッツ、サロマ湖(100キロマラソン!)を転々とする中で、
がっかりしたりブルーになったり静かに諦めたりしながら、
彼はほぼ毎日、淡々と走り続ける。






●
終電間際で出町柳にたどり着く。

レンタサイクル のバイトの兄ちゃんが、笑顔で出迎えてくれた。
前に、その兄ちゃんと、店長の兄ちゃんと、クレーム処理の大変さについて話したことがあった。
僕も昔、クレーム処理(水道局)の仕事を3年間したことがあった。
大変そうなクレーム話を聞き、自分の時のことも話した。
「お互い色々あってトホホな感じだけど、それなりに頑張ってますよね!」
という感じで、別れたのを思い出す。
雨が止んでいたので傘をどうしようかなと思っていると、すっと丁寧に後輪脇に差してくれた。
なにげにかなり男前で、素敵な兄ちゃんです。


近所のKマートで、お気に入りのキリンのモスコミュール缶と、カルビーのチーズポテトを買う。
ここの店員さんはみんな感じが良い。
ぱっと見、バンドマン、ゲーマー、アニメの人、という感じの話が合わなそうなバイトさんたちなのに、
みんな仲良さそうで、本当にうらやましいのだ。すごい偏見。
「おれゲームってやんないっすけど、それ、なんか面白そうっすよねー」
「あ、やってみる?俺もう飽きたから、貸すよ。本体ごと」「マジっすか、すげー」
「ちょっと二人ともなにやってんすかー」

きっとそんな感じ。(妄想
いいなあ仲良くて。
みんな感じいいし。
もし仕事やめたらここで働こう。


●
レイモンド・カーヴァーの「a small good thing」を思い出す。
ろくでもないパン屋が、数十年作り続けてきたパンを若夫婦に差し出して、
「食べてください。俺はしょうもないパン屋だが、
このパンは甘くて、腹に溜まって、役に立つんです」
確かそんなくだりがあった。
あれは、泣けました。



Carver’sdozen


●
気分は、役に立たない。
残るのは、ただ、持続だ。


●
帰ってみると、 やみいち掲示板 に、はるみさんによる舞台写真がいくつか更新されていた。
よかったらどうぞ。
藤原さんも言うとおり、ちょっとどうなのというくらい、
役者がたのしそうですね。
小麦粉まみれの清少納言が、面白すぎる顔をしています。







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Last updated  Apr 19, 2012 05:58:16 AM
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