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2007年10月24日
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我にはこの宇宙(すいそう)が広いのか、はたまた狭いのか分からない。天上(すいめん)には、ほていあおいなる水草がみっつばかり浮かんでいる。

と言ってそう大きな水草でも無い。世界(みず)が暖かかった夏(とき)でも、そう大きくならなかった事を鑑みるに、この世界(みず)はそう豊かでは無いのだろうか。

そして我は・・・・ひとメダカ。

宇宙(すいそう)は・・・おっとメージャーで測ってみる。う~ん40×26×26センチメートル。

広いのか狭いのか我には分からない。

我に意識が芽生え、この宇宙(すいそう)に生き始めた歴史早々の時(しょかのころ)には十(じゅう)メダカが宇宙(すいそう)狭しと泳ぎまわっていた。

しかし、それもつかの間であった。

ひとメダカが白い腹を天上(すいめん)に横たえ浮かび上がった。そしてやがて動かなくなった。

すると何処からともなく天上の彼方から神の手がスルスルと伸びてきて、ひとメダカの骸(むくろ)を掬って鉢なる次元の異なる宇宙(つち)に葬ったと聞きおよぶ。



時(ひ)たたずして ひとメダカ ひとメダカ・・・・時(ひ)に にメダカの事もあった。

我は宇宙(すいそう)が大きくなったのではないか思った。

そして暑い暑い夏(とき)世界(みず)もたいへん熱くなった。

我々メダカには・・・・ああ思い出すにも嘆かわしい 口をパクパク天上に向かって喘ぐ毎日 云わずと知れた叉ひとメダカ 叉ひとメダカと神の手によって旅だっていった。

やっとこの世界(みず)が涼しく泳いでいて気持ち良い頃になると、遂にふたメダカだけになってしまっていた。

我とかのメダカは、ほていあおいの根の垂れる世界(みず)中を戯れ縺れる様に泳ぎまわっていた。

嬉しかった。楽しかった。かのメダカの尾びれを追いかけ、我の背びれに口を寄せ。

宇宙(すいそう)は我らふたメダカの為に存在した。

しかし・・・しかし・・・それも・・かのメダカも神の手によって旅だってしまった。

この頃(ごろ)は・・我は ぽかり ぽかりと この宇宙(すいそう)の世界(みず)の中で漂っている。

何も考えられない思い出すのは遠い過ぎ去った日々。・・・・さ び し い・・・・・



我はひとメダカ・・・・・・ 天上(すいめん)の遥か彼方、今夜は黄色い月がぽっかり浮かんでいる。

「お~~い 丸い月よ~ 真っ暗な空に おまえだけでさびしかない~か?」

我はひとメダカ、宇宙(すいそう)は広いのか、はたまた狭いのか分からない。





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最終更新日  2007年10月24日 22時28分13秒
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