「活かす暮らし」の舞台裏

「活かす暮らし」の舞台裏

2016/02/22
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カテゴリ: 負け犬と老親
昨日、夕飯時を見計らって母の見舞いに行った。
ラウンジから母の大きな話し声が聞こえた。
入院患者が4、5人テーブルを囲み、母が中心となって話しが弾んでいるようだ。

何だか絶好調ね。

体調もよく、運動のために看護師さんに付き添われて、院内を散歩してきたそうだ。

食事時以外はテレビも見ずにベッドで寝ている事が多かったが、昨日は、昼間見た見たテレビ番組の生き生きとハキハキと話していた。
昔の事はよく覚えていても、さっきの事は忘れてしまうのが常で、10分前に父が見舞った事すら覚えてなかったのに、ずいぶん頭の調子もいいようだ。

と、喜んでいたら、途中から話しが怪しくなってきた。

「車いす、どした?」

「違うよ、ウチの。ほら、こないだ買った新しいやつ」

車いすなど買ってません!

「隣にマンションのビルがあるでしょ?」
「うん、あるね」
「そこの窓から、役者みたいに真っ白いお化粧した女の人がじっとコッチ見てたんだよ」
「へぇ、気味が悪いね」
「それでね、工事の足場に飛び移ってコッチまで来たの」
「え!? 」

工事もしてないし足場もないし、飛び移れるわけもありません!

で、突然立ち上がると、あらぬ方向へ進もうとするので、
「何処行くの?」と聞くと


一体、頭ん中はどうなっているんでしょ。きっと幻影でも見て、現実とごっちゃになってるでしょうね。

今日見舞いに行った父に様子を聞いてみると、一転してぼんやりと無口だったそうだ。
精神安定剤でも飲まされたのかしら。

昨日、生き生きと喋っていた時、
「もう散々やりたいことやったから、何の悔いもない」と得意気だった母。

「お母さん、幸せだったのね」と言ってくれた。

いや、母特有の見栄のような気もするけど。
どうなのかなぁ。



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最終更新日  2016/02/22 09:37:22 PM
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