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2015年07月20日
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カテゴリ: トピックス
何故昨今この作品をテレビ放映しないのか疑問を感じます。



作戦準備に始まって出撃、そして反転、帰投、再出撃、 
そして霧だけをを味方にして、奇跡の作戦が遂行されるのです。 

北部太平洋アリューシャン列島にあるキスカ島を 
包囲していた連合軍に全く気づかれずに 
日本軍が無傷で守備隊全員の撤収に成功したことから 
「奇跡の作戦」と呼ばれています。  

そして、ラストシーンのキスカマーチがほんとにかっこいいです!



この映画の公開当時、 エンドマークが表示された瞬間、
劇場は満場の拍手に包まれたとか。

霧が晴れたため作戦遂行が困難となったとき、 
帰れば大本営や周囲から非難されることを心配した部下が 
「いいんですか」と問うたとき、 三船敏郎演じる映画上の大村長官の 
「帰ろう。帰れば、また来ることができるからな」 との言葉に、 
撤退を決定するリーダーの決断力と、 
必ず目的を達成するための決断、
という点が伝わってきます。

劇中、阿武隈に三船敏郎が赴任した時、
髭の水兵が迎える場面で、 その水兵が木村昌福に酷似しており、 
三船大村少将に「仇名は?」と聞かれ 
「司令官であります」と答えるシーンが存在する。 
この場面で、キスカ島生存者を招いた試写会で喝采が起きたとのことです。

「そうか、怒ったか」 「顔を真っ赤にして怒鳴られました」 
「人間たまには怒ったほうがいい、戦争をしとるんだからな、戦争を」
三船大村少将が作戦中で批判の矢面に立たされているのに、この余裕 
名男優たちのすばらしい映画でした。

藤田進さん演じる陸軍守備隊峯木少将が、 
艦隊が引き返してしまい、将兵が意気消沈している折 
引き返したとは言え)戦時繁多の折、 
我々守備隊のためにこのような艦隊を仕立ててくれたことに対する 
感謝の念を忘れてはならない と訓示するシーンも忘れられません。
これこそ日本人の心だと思います。  

犬三匹をのこして、キスカ島守備隊5000余名を一兵残らず完全撤収。  
撤退を決定するリーダーの決断力と、 
必ず目的を達成するための決断、という点が伝わってくる映画です。 

リーダー論、組織論も教えてくれる、正に日本映画の逸品です。 

胸のすく良い作品です。





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最終更新日  2015年07月20日 12時43分52秒
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