はあと・めもりいず

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2006/06/07
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カテゴリ: 読書録。
「ガール」奥田英朗

ガール

”あなたにはこんな心当たりはありませんか? 職場でナメられている、と感じたり、親に結婚を急かされたり、子どもの寝顔を見て頑張ろうと思ったり……。そんなあなたにうってつけ、かもしれない。キュートで強いキャリアガールの働きっぷりが垣間見られる、5編の物語。”


~30代。OL。文句ある?課長さんの日常を描いた『マドンナ』から3年。30代女性を主人公にした爽快オフィス小説が誕生。つまずきながらも前向きに働く、キャリアガールのドラマ。

さ、いっちょ真面目に働きますか。キュートで強い、肚の据わったキャリアガールたちの働きっぷりをご覧あれ。爽快オフィス小説。~

【目次】
ヒロくん/マンション/ガール/ワーキング・マザー/ひと回り

「ヒロくん」
総務から事前に届いた名刺を見たときは、少なからず胸がふくらんだ。それはクレジットカードがゴールドに切り替わったときの優越感に似ていた。
わたしも、転職してすぐに、「名刺を持つのが目標です。」と女性上司に言ったら、翌日名刺を作ってもらったときには、かなり嬉しかったなあ、、、。

「マンション」
今、自分のファースト・プライオリティがはっきりとわかった。自分を偽らないことだ。これに優先するものは何もない。


「ガール」
”潮時ってあると思わない?””潮時?何の?””ギャルとしての潮時””ギャルは死語でしょう””じゃあガールでもいい”
そうです、そんなこと気にしながら若くいたい、毅然としていたと思う乙女心・・・わかってもらえないんだよなあ。。。

「ワーキング・マザー」
立場はちがっても、女同士は合わせ鏡だ。自分が彼女だったかもしれないし、彼女が自分だったかもしれない。そう思えば、やさしくなれる。
男中心の社会で対等に働きながら、やっぱり同性はライバルとして気にかかる。でも、敵対するのではなく、同志として接すればお互いがお互いを助け合うこともできるっていいなあ。。。

「ひと回り」
そうか。私の現実逃避なのかー。静かな気持ちで思った。現実と向き合うのがいやだから、ひと回りも年下の男に恋心を抱き、時間を忘れたかったのだ。要するに、モラトリアムだ。
年齢は女の気持ちを束縛する・・・が、いくつになっても、わたしはわたしとしてのスタンスがあれば、恋愛も仕事も怖くはないのかもしれない。。。


すごい!何がすごいって、奥田英朗さんって、もしかして30代OLじゃないの!?と思ってしまうくらいのリアリティーさがある。(ただ、実社会はそんなに、立場を認めてくれたり、協力的だったりするイイダンナさんや同僚、上司ばかりじゃないよ・・・。というOLの愚痴のひとつも聞こえてきそうだけど、、、。)
私は20代でOL卒業しちゃったけれど、きっと今仕事を続けていたら感じただろうこと、考えただろうことが、いっぱいだった。
そして、女はいくつになって女の子でいたい、女の子でいいんだと思った・・・完璧にオバさんだけれど、、、。

オススメ度:★★★★☆





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Last updated  2006/06/07 04:08:23 PM コメント(2) | コメントを書く
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