はあと・めもりいず

はあと・めもりいず

2006/07/19
XML
カテゴリ: 読書録。
「明日の記憶」荻原浩

明日の記憶

~「まずお歳を聞かせて下さい」「ここはどこですか」「次の三つの言葉を覚えて下さい。いいですか、あさがお、飛行機、いぬ」「今日は何曜日ですか」「さっきの三つの言葉を思い出して、言ってみてください」人ごとだと思っていたことが、我が身に起きてしまった。最初は物忘れ程度に思っていたが、若年性アルツハイマーの初期症状と告げられた。身につまされる傑作長編小説。~


”読み終わったときには、これこそ映画にすべき作品だと確信していました。”と俳優・渡辺謙さんは語る。そして、渡辺さん主演で映画化された。↓

明日の記憶

50歳の広告会社営業マンを襲った「若年性アルツハイマー」を、発病から、日に日に進行していく様子を本人が語るように書かれている作品だ。仕事もいそがしく責任がある、孫も生まれようという、人生まだまだこれからの彼を襲った病気は、心の健康を奪っていく。

モデルもない小説なのだが(実際にアルツハイマーにおかされて人は、こんなに鮮明に小説を書くことも出来ないだろう)、ノンフェクションか!?と思うほどのリアリティーがある。そのリアルさが、胸を締め付ける。

人は生きていくとき、明日を、未来を見つめているが、それと同時に、昨日を、過去を大切にしているんだと思う。その”記憶”を失っていく苦しみは、耐えがたいものがあるようだ。
生きていくことが辛く切ない・・・しかし、生きることに情熱を傾ける彼の生き方は、生きることの喜びを伝え、すばらしい感動を与える。。。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/07/21 02:44:08 PM コメント(2) | コメントを書く
[読書録。] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: