はあと・めもりいず

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2007/12/19
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カテゴリ: 読書録。
「アイスグリーンの恋人」喜多由布子


アイスグリーンの恋人

男は将来を嘱望されたアイスホッケーの選手だった。10年前、交通事故で左腕を失い、以来、すすきのでレディースローン、俗な言葉で言えば”街金”を営むようになる。三十代半ばを過ぎたその男が集金先のクラブに居た、まっすぐに人を見つめる若い女性にひょんなことから十万円を貸し、惹かれ、やがて恋に落ちる。片腕の身で高利貸に転職した男は押しも押されぬアウトロー。が、今の時代、まっすぐに人を見つめる純真さもある意味、アウトロー的な存在だろう。そう言う意味で言えば、二人の結びつきに不自然さは無く、この小説はおとぎばなしめいていて、案外、現実に裏打ちされた純愛物語と言えるのかもしれない。(北海道新聞の紹介欄より。)

二人の純粋さに、結ばれ幸せになることを祈りながら読まずにいられなかった。不器用な二人の優しさ、まわりの人たちの温かさが心に染みてくる。

悲しく辛い過去を持つ二人は、自分が幸せになってはいけない、他人を幸せには出来ないと思っている。読み進めていくうち二人が心を通わせていくのが、自分の恋愛のように嬉しい。そして、”このままハッピーエンドでは終われないのではないか”と思うとラストを読むのが辛くさえ思えてしまった。

札幌という舞台がとてもよく似合うやさしくあたたかいストーリー。。。

★★★★☆





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Last updated  2007/12/19 03:13:12 PMコメント(0) | コメントを書く
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