はあと・めもりいず

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2009/07/15
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カテゴリ: 読書録。
「龍神の雨」道尾秀介


龍神の雨




あの時、こうしていたら、ああしていれば・・・、何かに躓いて立ち止まったとき、反省するよりも、悔やみ残念に思いながら考えるいい訳のような”たら・れば”がある。

このストーリーでは、あの時雨が降っていなかったら(降らなければ)という思いが、重く心にのしかかっている。

実際の事件が起こってから、一応の解決が見られるまでは、ほんの数日4日間ぐらいのものなのだが、そうなるまでのそれぞれの家族の成り立ちが、雨が降っているようにしっとりと暗く重い。

ストーリーのはじめから最後まで感じられるじめっとした湿気を帯びたような感覚、重い雲がのしかかっているような暗さ、何かが起こりそうな不気味さや怖さが、台風という自然現象とともに感じられる。

いったい何が、龍神なのか!?それは、絶望的な諦めなのか、希望の光なのか、、、。

重苦しいストーリーではあるが後味はそれほど悪くない。

雨上がりに、2組の家族(子供たち)に、明るい日が差すことを望む。。。

★★★★★





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Last updated  2009/07/16 11:55:24 AM
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