はあと・めもりいず

はあと・めもりいず

2009/07/19
XML
カテゴリ: 読書録。
「冥王星パーティ」平山瑞穂


冥王星パーティ

~高校時代に出会った桜川衛と都築祥子は、共通の趣味を通じて関係を深めていくが、ささいなすれ違いがもとで、離れ離れになってしまう。十年後、証券マンになっていた衛は、インターネットのサイト上の画像で、偶然、祥子の姿を目にしてしまう。それ以来、祥子のことが気がかりで仕方なくなった衛は、祥子の捜索を始める・・・。~

インターネットの検索機能で、何でも調べられるようになった。それは、とても便利なのだが、あまりに簡単に調べられることで、知らなくてもよかったこと・・・まで、わかってしまうようになったのかもしれない。
その便利な機能で、みつけだした昔の気になる人は、今どうしているのだろうと探し始めた衛。実は祥子も、衛につながりたかったのだろう。
地味な高校生だった二人が、別れてからの変わりようは、それぞれが影響しあっていたことが、衛が祥子にたどり着くまでに、わかっていく。

あの日あのときに、戻っていくことで、明らかに分岐点だったあのときから、再び出発していくふたり。
再び出会えて、わかりあえる。再起・再生していく二人のストーリー。。。


「世界から切り離されて、取り残されて、見捨てられちゃったような気持ち。何でこんな遠いところまで来ちゃったのかなって、ずっと考えていた。」

「どこかで道を間違えてしまったような気がしてならないんだ。でも、いまさらどうしていいのかもわからない。引き返すって言ったってどこまで?引き返したところでやり直しがきくのかなって。」
「自分がつけてきた足跡を、消すことなんか出来ない。そのときどきに自分がとった選択すべてが重なり合って、今の場所に自分を立たせているんだよ。」

やり直しはきかない。しかし、先に進むことは出来る。太陽の光がたとえどんなに遠くても、消えてなくならない限り、その方向を見定めて歩みを進めていくことは出来るのだ。

★★★★☆






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009/07/20 03:07:43 PM
コメント(0) | コメントを書く
[読書録。] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: