はあと・めもりいず

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2010/01/21
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「追想五断章」米澤穂信


追想五断章


ある日、北里可南子と名乗る女がやってきて、生前に父・北里参吾が「叶黒白」という筆名で同人誌に発表した小説5編を探してほしいと依頼する。
それらはすべてリドルストーリー(結末を読者の想像に委ねてしまう小説)で、遺品の中には、各編の結末らしき一行がそれぞれ書かれた5枚の原稿用紙があったという。
小遣い稼ぎのつもりで伯父に内緒で調査を始めた芳光。一編見つけるごとに可南子から最後の一行を受け取り、リドルストーリーを完成させていく。
だが調査の過程で、実は北里参吾が“アントワープの銃声”と呼ばれるべルギーで起きた殺人事件の容疑者だったことが分かる。どうやらリドルストーリーに事件の真相が隠されているようだった。謎の先にまた謎。技巧に唸る本格ミステリ。~


5つの短編が事件の真相を示すのか!?5つの物語は、それほど凝った内容ではないがラストの一行(結末)によって、そのストーリーの本質が見えてくる感じがする。みつけられていく過程があまりに簡単に思えたし、一つずつ結末がわかるたび、あまりの普通の終わり方にガッカリ感があったが、このガッガリを感じさせないための”リドルストーリー”なのかと思いながら読み進めていた。しかし、ラストでこの結末の本当の意味、本当の結末が示されたとき、5つの短編が、この作品の奥深さが、味わえるような気がする。。。

★★★★☆





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Last updated  2010/01/21 12:37:29 PM
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