はあと・めもりいず

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2010/01/25
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「深夜零時に鐘が鳴る」朝倉かすみ


深夜零時に鐘が鳴る

~「お正月になるとね、なにもかもいったんチャラになるんだよ」─30歳目前、彼氏なし。代わり映えのしない年の瀬を迎える展子のもとに、過去からの来訪者たちが次々と現れる…。この冬、最高のロマンチックストーリー。~

読み進めていくとこれは タイム屋文庫 のサイドストーリーらしいと気づいたが、”タイム屋文庫”は読んでいなかったので、ちょっと不思議さが気にはなった。それでも、別のお話ともいえるので、わかりづらいというわけでは無かったが、、、。

テンコは、自分が傷つきたくないから、多くを期待せず、何事にも準備をして、物事を進めるようになっている。30歳独身ならそうなるのはとってもよくわかる。ただ、そうした行動は周りから見ると、つまらない人生に見えるのかもしれない。

もうほとんど忘れかけていた人、自分には係わり合いが無いと思っていた人、を、ちょっとしたきっかけで思い出してから、行方不明の友達を探すようになる。それは、かのじょを探すというよりも自分探しのたびに似ていて、ラストにたどり着くのはホンワカとしたテンコ自身の幸せなのかもしれない。
かのじょを探す過程が、大晦日までのカウントダウンになっていて 、”お正月になるとね、なにもかもいったんチャラになるんだよ” という言葉につながる。

それってわかるなあ、なんとなくだけど、お正月になったら新しい明日で新しい自分・・・そんな感じがする。
でも実際は、新年もまた、今日の続きの明日で、昨日から今日そして明日と生きている自分自身に変わりは無いんだけれど、、、。

時間は、たぶん、足し算で流れている。ただし、チャラにはならないけれど。

★★★☆☆





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Last updated  2010/01/25 08:43:06 PMコメント(0) | コメントを書く


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