はあと・めもりいず

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2010/03/28
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「暴雪圏」佐々木譲


暴雪圏

最大瞬間風速32メートル。十勝平野が十年ぶりの超大型爆弾低気圧に覆われた日の午後、帯広近郊の小さな町・志茂別ではいくつかの悪意が蠢いていた。暴力団組長宅襲撃犯、不倫の清算を決意した人妻、冴えない人生の終着点で職場の金を持ち出すサラリーマン…。それぞれの事情を隠した逃亡者たちが辿りついたペンション・グリーンルーフで、恐怖の一夜の幕が開く。すべての交通が遮断された町に、警察官は川久保篤巡査部長のほかいない―。~~

志茂別(しもべつ)・・・・架空の北海道十勝にある町で、彼岸荒れの吹雪の日に起こる事件。
志茂別という地名こそ架空ではあるが、物語に出てくる、十勝平野・帯広・芽室・広尾・豊頃などの地名、国道38号線、236号線などの道路表記は実在するもので、おもわず北海道の地図を開いてこのあたりかなと調べてしまった(中札内あたりか!?)

爆弾低気圧(冬の台風のような感じ)、彼岸荒れ、吹き溜まり・・・なども北海道、道東、ではおなじみの冬の荒れた天気で、実際、こんな事件もありえる設定だ。

吹雪のためペンションに孤立する人たちは、みんなわけあり。
物語は、それぞれの人たちがどんな事情を抱え、集まっていくかが描かれ複雑に拡がっていくが、みんなが閉じ込められてから事件が解決するまでは、タイムリミットがあるためか、案外あっさりラストを迎えた感じがした。

謎解きやトリックのすごい推理小説ではないのだが、独特の地方色を感じる、切迫感・臨場感のあるストーリー展開は、ラストまでドキドキ感をなくさない。。。

★★★★☆






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Last updated  2010/03/28 02:14:32 PMコメント(0) | コメントを書く


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