はあと・めもりいず

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2010/11/17
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「最後の証人」柚月裕子


最後の証人

~元検察官の佐方貞人は、刑事事件を専門に扱うやり手弁護士だ。そんな佐方の許に、かつて在籍した地検の所在地で起きた殺人事件の弁護依頼が舞い込む。高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。物的証拠、状況証拠ともに、依頼人が犯人であることを示していた。男女間の愛憎のもつれが引き起こした悲劇。世間やマスコミの誰もが、依頼人に勝ち目はないと見ていた。しかし佐方の、本筋を見抜くプロの勘は、これは単純な事件ではないと告げていた。敗戦必至の弁護を引き受けた佐方に、果たして勝算はあるのか。やがて裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開をみせる…。~

事件の真実は、誰がどうやって明かすのか!?

法は、正義なのか!?

証拠としてあがっている事実だけでは、判断できない、見えてこないものこそが真実であり、それを裁くのは、法ではなく良心である・・・と、考えさせられる作品。

ある男女間に起こった殺人事件とある家族の復讐には、見えてこなかった真実の裏にあった。

それを、関連付け、明らかにし、正しく裁くことの難しさ・・・深い作品だった。。。


ただ、突っ込みどころは結構あって、

何故、被告はこの弁護人に依頼したのか?
何故、優秀といわれる検察が、最後の証人が出てくるまで、事件の裏のつながりに気づかなかったのか?


などなど、他にもいろいろ考えてしまうことはあるけれど、事件の着地点が気になって一気読みしてしまったほど、惹かれた作品ではあった。

できれば、”最後の証人”を法廷に登場させるまでの、やり取りや証人の心情などが、描かれていたらもっと深かったかなと思う、、、。

この弁護士ものは、シリーズ化されるかも。。。

”俺は犯した罪をまっとうに裁かせるだけだ”

★★★★☆





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Last updated  2010/11/17 11:46:38 AMコメント(0) | コメントを書く


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