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マコ8896

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2005.08.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ちょっと古い録音。最初はカセットしかなかったけれど、今でもCDで手にはいるはず。
今仲幸雄氏(バリトン)が鈴木雅明氏のパイプオルガンの伴奏で讃美歌や聖歌を歌っている。今仲氏の若き日の全盛期の録音である。
まず声が美しい。それから弱声になって声の輪郭がいささかも崩れない。これは見事なものだと思う。それから日本語の美しさ、歌詞を正確に理解し、母音と子音のバランス実に適切。それから決して美声に溺れることなく、言葉として、文章として正確に伝わってくる。
うまい、うまい、とにかくうまいって感じ。
声楽家は、良い声で歌おうとするとついつい言葉が不明確になったり、作品の内容よりも声に気をとられたりする。僕などはろくすっぽ良い声も出ないのに声に気をとられてしまう。
このあたり日本人声楽家が、日本語の歌を歌う際に、そのあたりの問題点が明らかになることが多い。
そのあたり、今仲氏の歌は、僕が知る限り、日本語で歌う場合において、音と言葉、声と言葉、声と歌詞のバランスといったところでは一つの理想型を示している。
ただし、今仲氏の場合はドイツ語の歌も日本語と同じかそれ以上にすばらしいことを申し添えたい。
悩んだ時にはここに帰ってきたいと思うようなすばらしい歌唱だ。





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Last updated  2005.08.21 07:13:14
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