地味な静岡SP~由比編

地味な静岡SP~由比編

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23区外からはるばる来たぜ品川へ。4時に家を出ても、
都心に着くのが5時半というのが、23区外人の悲しい性。
今回はなんとも地味なスポット静岡へ。
一般的には東京=名古屋=大阪ルートの単なる通過点である静岡で
降りてみるのも在り来たりじゃなくて楽しいだろう。
ここから東海道本線で西へ向かいます。
決して新幹線では行きません。
新幹線では決して出来ない旅をお楽しみください。


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車窓はまだ一面の闇。
朝帰りと湘南への釣り客ばかりを乗せた車内はみんな爆睡モード
横浜を越えると、戸塚、小田原と箱根駅伝のコースを辿り、
安近短の温泉の定番である熱海からは静岡県
東京で静岡の代名詞といえば熱海から乗り換えて、
伊豆半島へが定番ですが、今日はさらに先を急ぎます。


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沼津を過ぎ、東京から100キロ、移動時間も2時間を越え、腰が痛くなってくるころ
ようやく富士山が見え、静岡を実感
北に富士、南に駿河湾という、風光明媚な車窓を眺めていると
まもなく由比


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8時すぎに由比に到着。由比は見所も多いが、
やはりここまで来るなら日本平や浜名湖に行ってしまう観光客が多いようで
ここで降りた客は3人ほどであった。時間も時間ではあるが。


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朝8時とはいえ、さすがは暖かい静岡県
由比町は年間の平均気温が15.8℃と非常に温暖な土地


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駅前を通っているのが旧東海道、由比は品川から数えて十六番目の宿場町
あからさまな観光地化もされず、のんびりしてる
駅を出て右に行くと東海道広重美術館、由比本陣などがある
今回は逆の左方向を歩いてみることにする


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由比は南に海があると思えば、北にはすぐに山、平地は猫の額ほど。
そんな土地柄だから、人は少ないが、名産は多い。
海からのエントリーはしらす、桜えび(水揚高日本NO1)、山はみかん畑はびっしり
道路に落ちたみかんがゴロンゴロン転がって、ある意味食べ放題


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それこそ45度位の勾配にあるみかん畑から、みかんを運ぶために
随所にみかん運搬用のゴンドラが設置してあります。
最近はこのゴンドラに乗れるタイプが浜名湖の方にあるそうで
ある意味、絶叫マシンなんかよりも乗ったら楽しそう


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高台に上る階段(みかん農家用)があったので、上ってみる
観光用ではなく、非常階段のようなものなので、下がスカスカでなんとなくトイレに行きたくなる


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ここからの富士の眺めと由比の街を一望できるロケーションは、まさに絶景
富士山をバックに2国、東名自動車道、東海道本線、旧東海道と
日本の大動脈が並行して走る様には圧倒されます
ただ一つ、新幹線だけは別のところを通る(トンネル)ので
この風景は新幹線しか乗らない人にはわからないわけなんです。
新幹線に乗らないことで、勉強できることはいろいろあります。
車だと、由比SAにて、この風景を見ることが出来ます。
このさらに先に薩タ峠というのがあり、そこからの風景は広重も描いた絶景です。


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途中でみかんをもらったんです。20コほど。
そんなに食えないし、重いし。


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山側から、今度は港に出ました。由比は桜えびNO1の街
漁船が港一杯に停泊しています。
小さい桜えびの船だけに、普通の漁船より多少サイズが小さいようです
さくらえびの旬は3月からだそうで、今は閑散期ということなのでしょう


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駅から20分くらい行った、漁協の直売場にてフリーズ桜えびをプリーズ
ここは車で来た人用であって、電車で来た人は駅で買えるので、わざわざ歩いてくる必要はありません
冷凍なのに、早く食べたくてその場で食べたら、塩辛いシャーベット食ってるみたいな味
後味悪くて、気持ち悪くなる
(もちろん、ちゃんと解凍して刺身で食べれば、絶品です)


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近くのローソンに駆け込み、日高昆布オムスビプリーズ

余談だが、ここは車の免許取りたてのときに、大阪に行った帰りに寄ったローソン
5年ぶりに来た。んー懐い!


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