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November 6, 2025

ハンガリーのオルバン首相に国政で深刻な経済、汚職問題〜有権者は『ウクライナの責任』の決まり文句にうんざり

カテゴリ： EU

ハンガリーのオルバン首相に国政で深刻な経済、汚職問題〜有権者は『ウクライナの責任』の決まり文句にうんざり
dialog.ua

ハンガリーメディアは「オルバン首相は国政で深刻な問題を抱え、首相の座を追われる可能性もある。」と報道し政府に対する批判を強めています。
オルバン氏の支持率は下がっており国内でオルバン氏の政党内ではオルバン氏に対する不満が高まっており、オルバン氏が選挙で敗退すればウクライナのEU加盟の障害の一つが消滅するかもしれません。

オルバン首相はウクライナに対するEU諸国支援決議を阻止する勢力の筆頭として知られている人物。オルバン氏は内政の危機で深刻な問題に直面しています。
『Direct36』がヨーロピアン・プラウダに掲載した調査によると、オルバン氏の与党政党『フィデス』では分裂の動きが強まっています。党議員たちは公に経済成長低迷、汚職、継続する反ウクライナキャンペーンで有権者がうんざりしていると苦言を述べています。

オルバン氏は2010年から首相を務めています。多くの有権者たちはオルバン氏に端的にうんざり。プラウダに対し党員たちは「ハンガリー経済はここ数年で最も低迷した状況。GDPは下落、政府に対する支持率は急降下している。オルバン氏が国政問題を「ウクライナの責任」と隠蔽しようとしてももはや隠しきれない状況。」と述べています。

ここで強力な反政府勢力として登場したのがペーテル・マドヤル氏、元弁護士、政府高官でリードする政党『ティサ』は支持率で与党を上まりました。
マドヤル氏はハンガリーがEU諸国よりの政策を取り、西側パートナー諸国への信頼とウクライナ支持を回復する方針を明らかにしており、オルバン氏がクレムリンに依存していることを激しく非難しています。
『Medián』による世論調査によると、どの政党を支持するかの質問に対し『ティサ』党と答えたのは51％、オルバン氏の『フィです』は36％でした。
与党内ではパニックが起こっており、多くの代議士は次回の選挙でオルバン氏の敗北で与党は過半数には達しないのでは、という不安が広がっています。

ハンガリーのメディアは「オルバン氏の反ウクライナの大義名分はもはや有権者には訴えないどころか不快感を呼ぶことになる。」と報道しています。
政治分析家は現在の状況は15年という長期オルバン政権の終焉の始まり、としています。
もしマドヤル氏が首相となれば、ハンガリーは急激に方向転換しウクライナに対する資金援助やウクライナのEU加盟に対する決議を阻止することをやめ、ヨーロッパの動きを凍結せずに、パートナーとしての役目に戻ることになります。

*ハンガリーの次回総選挙は2026年4月です。

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