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一般的な図鑑ではビンズイは雌雄同色で成鳥、幼鳥の区別も困難という記載となっている。
また亜種についてもあまり記載がない。
我が家にある図鑑で亜種の記載があるのは下記2種類。
・日本の野鳥650(平凡社)
・ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド(文一総合出版)
亜種は2種類あるらしく、ビンズイ(Anthus hodgsoni hodgsoni)とカラフトビンズイ(A. h. yunnanensis)となる。
形態上の違いは、ビンズイは比較的背中の縦斑が明瞭で、カラフトビンズイは不明瞭。カラフトビンズイでは脇の縦斑が細くなるようだ。
換羽については、ビンズイは特徴的で、ヨーロッパビンズイや他の同属種とは異なり、秋の渡りの時には全てのの雨覆と三列風切を冠羽して成鳥羽となるので、第一回冬羽への換羽が完了すると、羽衣による齢の識別はできなくなるらしい。
日本では基亜種となるビンズイが主流とされているが、その中間タイプの羽衣であることも多く、その判断が難しい。一説によると、日本ではほとんどがカラフトビンズイではないかという意見もある。
ヨーロッパでは、基本的にカラフトビンズイが迷鳥として確認されているようだ。
まずは写真を見てみよう。
ビンズイの識別で最も重要なのは、顔だ。
眼の後ろに白斑がありその下部に黒色部が存在する。
大小あるが、この両方が確認できると、ビンズイであるということになる。
もちろん個体差もあるので、いつものように他の部分も入れて総合的な判断が重要となる。
この個体ではしっかりとその特徴が出ている。
こちらの個体は白色部が薄く、黒色部が明瞭な感じだ。
結構姿勢によっても目立つ目立たないもあるかと思うが、結構わかりやすい特徴だと言える。
胸の縦斑も色々だ。
基本的には太く明瞭であることが多いものの、バリエーションがある。
上の写真では、身体下部では細くなっている。
これはヨーロッパビンズイに近い印象となる。
しかしながら、顔の白色斑、黒色斑、三列風切の長さ(ヨーロッパビンズイでは三列風切の方が初列より長い)全体のオリーブ味、背中の縦斑の薄さ(ヨーロッパビンズイではもっと明瞭)、白色く明瞭な眉斑などなどこれはビンズイの特徴が色濃く出ている。
ヨーロッパビンズイではないので当たり前だが。。。
この個体も同様でビンズイの特徴が色濃く出ている。
ちょっと長くなってきたので、続きは次回。