心の知性ラボ
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マモ〜です。いかがお過ごしでしょうか。今回は、受験でも大切な「逆算力」についてお話ししていこうかなと思います。逆算力というと、少し抽象的ですよね。結局どういったものなのか、私自身も以前はその言葉だけだと、いまいちピンときていませんでした。ただ、先日、同じ教室の同僚と「逆算力」について話をしていて、そこで少しクリアになったというか、自分なりに言語化できるようになったので、今回はその話をしてみようと思います。逆算力について考えるきっかけになった生徒この逆算力について考えさせられたきっかけは、私が担当している医学部受験生です。この生徒は、ものすごく一生懸命勉強します。勉強量もこなせるし、自分で計画を立てて実行する力もある。いわゆる「積み上げる力」がものすごく高い子です。しかも、とても素直な生徒です。ただ、いまいち成績が伸びきっていない。「これは一体なんなんだろう?」という話を同僚としていたときに、キーワードとして出てきたのが「逆算力」でした。逆算力とは何なのかでは、逆算力とは何か。私なりにシンプルに言うと、ゴールから逆算して、今やるべきことを考える力なのかなと思っています。ただ、これだけだとまだ少し抽象的ですよね。もう少し具体的にすると、ゴールを決める→ 現状を把握する→ ギャップを確認する→ その原因について仮説を立てる→ 対策をする→ 実際にやってみる→ 効果を検証する→ 修正するこの繰り返しです。例えば、先ほどの医学部受験生の場合。ゴールは「医学部合格」です。国公立医学部を目指しているのであれば、まず「共通テストでこれくらいは取らないといけないよね」という具体的な目標が出てきます。これが、ゴールを具体的な目標に落とし込むということです。そこから、現状とのギャップを見ます。例えば、生物で85点くらいは取りたい。でも、実際の模試では65点だった。そうすると、20点のギャップがあります。じゃあ、この20点はどこから生まれているのか。生物の問題が大問1〜5まであったとして、それぞれで85点を取るためには、どこでどれくらい得点できればいいのかを考えてみる。そして、実際の結果と照らし合わせてみる。そうすると、「大問3と大問5で想定以上に落としているな」ということが見えてくる。さらに中身を見てみると、大問3では「遺伝」、大問5では「生殖」を大きく落としている。本人に聞いてみても、やはりこのあたりには苦手意識がある。さらに、大問5については「時間があれば解けていた問題」だったとします。そうすると、もう一つ「解くスピード」という課題も見えてきます。つまり、この場合、遺伝・生殖という苦手分野問題を解くスピードこの2つが、目標との差を生んでいるボトルネックなのではないか、という仮説が立てられるわけです。では、どう対策するのかここまできたら、次は打ち手を考えます。例えば、遺伝と生殖の苦手克服であれば、重要問題集の例題をもう一度やってみる。ただ解くだけではなく、「なぜこの解法になるのか」「なぜこの答えになるのか」を自分で腹落ちさせて、人に説明できるところまで理解する。これが一つの対策です。もう一つは、解くスピード。これまで解いた共通テスト模試、あるいは河合塾などで実施された過去の共通テスト模試の問題を使って、例えば5年分解いてみる。そして2周目は、1周目にかかった時間の75%程度の時間で解いてみる。そうやって、スピードを意識した練習をしてみる。そして、ここで終わりではありません。実際にやってみて、「で、どうだったの?」を確認する。これが大事なんですよね。目標を立てる。現状を把握する。ギャップを確認する。そのギャップが生まれている原因について仮説を立てる。対策を実行する。そして、どうだったのかを検証する。うまくいかなければ、また修正する。私は、こういうことを繰り返していくのが「逆算力」なのかなと思っています。「今、この勉強をする意味」が生まれるそして、こうやって逆算していくと、もう一つ大きなことがあります。それは、「そもそも、この勉強って何のためにやっているんだろう?」という問いに答えられるようになることです。例えば、重要問題集の遺伝・生殖の問題を解いている。なぜやっているのか。「自分は今、共通テストで85点を目標にしている。でも現状は65点。その20点のギャップの原因を分析したら、遺伝と生殖が弱いことが分かった。だから今、この問題を解いている」ということになる。そうすると、今やっている勉強に意味が出てきます。もちろん、ただ問題を解くこと自体が悪いわけではありません。積み上げる力も、ものすごく大切です。ただ、漠然と積み上げているだけだと、「結局、これって何のためにやっているんだろう?」という問いに対する答えが弱くなってしまう。だからこそ、ゴールから逆算して、「今やっていることが、目標に対してどういう意味を持っているのか」を考える。そうすると、一つ一つの勉強に意味が出てくるんじゃないかなと思います。「積み上げる力」があるからこそ先ほどの生徒は、言われたことはちゃんとできるし、素直さもあります。これは、ものすごく大きな強みです。だからこそ、積み上げる力はある。でも、なかなかその効果が十分に発揮されない。そこには、こうした「逆算」が少し弱いということが、かなりあるんじゃないかなと思っています。そして、これは医学部受験に限った話ではないですよね。それぞれの大学を目指す受験生でもそうですし、仕事でも、ビジネスでも同じだと思います。ゴールがある。自分の現状がある。その間にギャップがある。では、なぜそのギャップが生まれているのかを考える。その原因に対して打ち手を講じる。そして、その結果どうなったのかを検証する。こうやって考えていくと、「頑張る」ということの中身も少し変わってくるのかなと思います。ちなみに、先ほどの生徒は、現在、共通テストで7割近くを取れる力はあります。ここに逆算力を身につけて、日頃の勉強に落とし込むことができれば、8割5分くらいは見えてくるんじゃないかなと私は思っています。もちろん、8割5分を取れたら、そこからがスタートです。ただ、共通テストまでまだ4か月あります。ここからでも、十分に可能性はあるんじゃないかなと思っています。ということで、今回は「逆算力」についてお話ししてみました。最後までお聞きいただき、ありがとうございました。それでは、良い一日をお過ごしください。お知らせ今回お話ししたように、受験勉強では「ただ勉強する」のではなく、今の自分に何が足りていないのか、どこが成績向上のボトルネックになっているのかを見つけることが大切だと考えています。私自身、受験勉強における「成績向上のボトルネックを確認・発見すること」と、そこから「どう改善していくか」を整理した教材をBrainで販売しています。「勉強しているけれど、なかなか成績につながらない」「何を改善すれば成績が上がるのか分からない」「自分の勉強のどこに問題があるのか、一度整理してみたい」という方には、今回の記事の内容ともつながる部分があると思います。興味のある方は、こちらからご覧ください。塾代をムダにしないための「成績が上がる子の家庭」の教科書
2026.09.19
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