毎日の仕事や日常のあれこれ、ちょっと頭を使いすぎて疲れていませんか?「なんだか最近、心が凝り固まっているな…」と感じたとき、一番効く特効薬は「全力でバカバカしいものを観て、何も考えずに笑うこと」だったりします。
そんな気分転換にこれ以上ない最高の一本が、映画『翔んで埼玉』です。
徹底的な「埼玉ディス」の先にある、規格外の郷土愛
魔夜峰央さんの伝説的ギャグ漫画を実写化した本作。設定からしてすでにぶっ飛んでいます。
【あらすじ】 かつて東京都民から凄まじい迫害を受け、通行手形なしでは都内に入ることも許されなかった埼玉県民。東京屈指の名門校に転入してきた容姿端麗なアメリカ帰り・麻実麗(GACKT)は、実は埼玉解放戦線の主要メンバーだった。東京への通行手形撤廃を求め、群馬や千葉を巻き込んだ大真面目な大戦争が幕を開ける――。
画面に映るすべてが超大真面目(そして異様にゴージャス)なのに、言っていることや戦っている理由は100%くだらない。このギャップがたまりません。
「そこらへんの草でも喰わせておけ!」「埼玉ポーズ」「麗様が踏み絵ならぬ『しらこばと饅頭』を踏めるか!?」といったパワーワードが次から次へと飛び出し、観ているうちに「あれ?自分は一体何を観せられているんだ…?」と笑いが込み上げてきます。
なぜか観終わったあと、埼玉に行きたくなる不思議
この映画の本当にすごいところは、これだけ埼玉をディスり倒している(劇中で「日本一ダサい」だの「秘境」だの言いたい放題)にもかかわらず、観終わったあと、なぜか埼玉に対して猛烈な愛着と興味が湧いてくる点です。
「しらこばと饅頭って本当にそんなに愛されてるの?」
「山田うどん、ちょっと行ってみたいかも…」
「次の休み、ちょっと深谷や川越あたりをドライブしてみようかな」
そんな風に、気づけば埼玉のスポットを検索したくなっている自分がいます。ネガティブをここまで突き抜けたエンターテインメントに昇華し、結果的に最大の地域振興にしてしまうパワーは圧巻の一言。
頭をからっぽにして、ただ笑う贅沢
本作には、難しい伏線も、心を締め付けるようなシリアスな展開も一切ありません。あるのは、豪華キャスト陣(GACKTさん、二階堂ふみさん、伊勢谷友介さんなど)が、この壮大な茶番劇に一ミリの手抜きもなく本気で命を吹き込んでいる姿だけです。
大人がここまで本気でバカをやっている姿を見せつけられると、不思議と「自分の悩みなんて、まあいっか」と思えてくるから不思議ですよね。
今週末の夜は、お気に入りのコーヒーでも淹れて、ソファでだらりとしながら『翔んで埼玉』を開いてみませんか? 最高の「くだらなさ」が、ガチガチになった頭を心地よくほぐしてくれますよ
映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』公式ガイドブック [ 映画「翔んで埼玉」製作委員会 ]
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