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しばし更新をしとりませんでしたが、ちと多忙でございました。
ヒマになった訳でもないんスが、これから2ヶ月ほど新しい環境に身を置きますんで更新もがんばるっス。
今カリフォルニア州ボデガベイ市に滞在してるんです。
カリフォルニア州立大学デービス校のボデガベイ海洋研究所で、California Department Fish & Game (んっと、カリフォルニア州海洋局、とでも訳すのかなあ・・・)所属のローラ博士と、こちらのアワビ類の野外における初期生態に関する研究を始めるためなんス。
先週の25日、土曜日に成田を発ちました。
10時間ほどかけてサンフランシスコに到着。
ここでレンタカーを借りて、今回はボデガベイではなく調査地点を設定したMendocinoに直接向かいました。空港からボデガベイまではおよそ2時間なんですが、さらにMendocinoまでは3時間ほどかかります。すなわち、10時間も飛行機に閉じ込められたあと5時間のドライブ・・・ホウホウノテイです。

これが今回借りたレンタカー。アメ車ですが、エコノミーコンパクトです。
なぜかウィンドウもキーロックも全て手動。今どきめずらしい車ですが、格安なんで仕方ありません。

サンフランシスコの市街地を抜けて・・・

国立公園に指定されている森林を抜けて・・・

ようやく今回の現地調査本部・・・ようするにロッジに到着です。
ここでローラ博士とそのスタッフであるデビッド、ジョン、ジェイソン、シンシア、クリスティと合流。
ここで3日間を過ごしました。

時差ボケを回復するまもなく早朝から調査開始。
調査艇の名前はスチールヘッド。

なんか監視船みたいですが、その通り。
CDFGでは、監視船と調査船は区別されてなくて、TPOで併用されています。うまくいけば効率的で悪くないシステムですな。
潜水調査が始まりました。

今回は母船式で調査しましたが、小型舟艇に2人ずつのダイバーが乗り込んでのバディシステムが徹底しています。下の写真の左側のダイバーがローラ博士。御年は謎ですが、元気ですなあ。
サンフランシスコ周辺の海域は寒流が流れていて、水温は夏場でも13度前後です。
今回のAWABIコーチの役割は、転石からアワビ稚貝を検出すること。
どんどんと転石が運び込まれました。

なんと80個もの転石を処理せねばなりません。この日は12時間ぶっ続け、昼飯を食べる暇もありませんでした。
うん? AWABIコーチがかぶってるキャップ・・・
そう、我らが少年ソフトチーム、「フレンズ」の帽子です。連れてきちゃいました。
タオル監督から「グラウンド以外で帽子をかぶるとは何事であるかっ!」と怒られそうですが・・・まあ、許していただきましょう。
今回の調査は資源量調査が主な目的なんで、いくつかのアワビは船上で処理されます。

まあ、デカイことデカイこと・・・。ここMendocinoはサンクチュアリってこともあるんですが、ゆうに20cmを超えています。でもこれはレギュラーサイズなんだそうで、なんともアメリカンですな。
調査を終えて、数日前からボデガ海洋研究所ですごしています。
滞在するのは研究所付属の宿泊施設で、テレビも何にもありません。

ね? いたってシンプルです。今回はツインルームを一人で使うことができました。
え? もうひとつのデスクですか・・・
まあねえ・・・それなりに呑っちょります・・・
そうそう、今回はフレンズ魂と小値賀魂も連れてきました。
つづく。
明日からまた調査 2007年09月09日
ボデガベイ紀行-4- 2007年09月06日