October 8, 2011
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夜中に叩き起こされて友達の家にそそくさと連れて行かれ、

翌朝病院へ新しい妹に会いに来たブル乃助の第一声は


「可愛過ぎる・・・・・・!!!」だった。


わたしは一生忘れない。

将来兄妹喧嘩していたら二人を座らせてこの話をしてやるのだ。何度も何度も。


母から「下の子には体を、上の子には心を、あげなさい。」と言われていた。

新生児は乱暴な話、安全で清潔で満腹ならそれで良いので、上の子への心理的影響に構ってやりなさい、と。

確かに妹が産まれた時、わたしは普段は玩具を買って貰うのはお誕生日かクリスマスだけなっだのに、

「ベビーちゃん」と言うお人形を買って貰って喜んで可愛がっていたり、




実際、授乳の度に本を読んでやろうと思っても、アメリカは退院が早いと言うのを差し引いても

なんとも忍耐と計画性の要る事だろう。

普通のお母さんだと思っていた自分の母親を尊敬してしまうのはこういう時である。


ブル恵は暫く授乳が下手で手が掛かったので、わたしは変わりにブル乃助に絵本を読んで貰っている。

「ほら、ブル恵ちゃんも笑ってるよ!」でイチコロである。

他にも、「ブル恵ちゃんがびっくりしてるよ。」と言ったら五月蝿い玩具を仕舞ったり、

ドアをそおっと閉めたり、お汁を静かに飲んだり、する。

あなたこんなにチョロくて学校でちゃんとやってるの?と心配になる程のチョロさである。



幼稚園に入る前から発音の決まりをHooked on Phonicsで練習していたし去年幼稚園でもやったので、

英語では間違えるけれど殆どの文章が読めるようになった。

無造作に雑誌や新聞をその辺に置いていたらやけに真剣に読んでいたりするので要注意だ。



幼稚園では直さない方針で、今年から色々覚えているようだ。

一年生になって、いっちょまえに毎日宿題が有る。

「宿題」と言う単語に憧れていた彼は、宿題をする自分を大変格好良いと思っているようなので、

わたしとブルルは手を尽くしてそれを継続させるよう努めている。


日本語では「**だね」と「**ね」の使い分けが難しいらしく、



「かわーいだね。」になっているのは、母国が英語の日本語学習者そのもので、がっくり。

段々自分の事を「俺」って言ったりするお友達も居る中、

「ぼく」とか「ママ」とか「おばあちゃま」とか言ったりするのも、いつまでかな。

「お花」「お口」「おうどん」「お家」「ぞうさん」・・・。

日本に居るより長いのかな、やっぱり年相応にすれさせた(?)方が良いのかな、と親も悩む。

日本語もひらがな、かたかなだったら殆ど読めるようになったな、と思っていたら、

時々「ゆうパック」を「ようパッコ」と読んだり、

五十音表が頭の中に入っているのは分かるのだけれど、惜しい!と言う時がまだ時々ある。


何度「抱っこしたい、って言うのよ。」と言ってもブル恵を「持ちたい」と言う。

顔を近付け、おでこにキスし、首の皺が匂わないか確認し、顔を蹴られて喜んでいる。

「ブル恵ちゃんは強いなあー。あ、今のは回し蹴り!凄いだねえ。気合ーーーーーい!」

「Kick my face, kick my face kick my face kick my face!!!Please kick my face!!! Yes!!!」

「ブル恵ちゃん腹筋凄いよ、ほら見て!」とお腹の皺まで褒めている。

こういう可愛い!と思う感情は、喋るようになったら変わったり、大きくなったら消えたりするのだろうか?

そうではない事を、妹の居るわたしは知っている。


アメリカでは赤ちゃんは母親の「Milk」を飲むし、牛乳も「Milk」である。

ブル乃助が「ブル恵ちゃん牛乳好きねえ。」と言うので

日本語では「牛乳」は牛のミルクなのよと言ったら、じゃあ人間のは?と訊くので(そりゃそうだ。)

うーん、「お乳」って言ったら部位も表すかもしれないし、「母乳」かなと思ってそう教えた。

そうしたら余りにも活用されるので今更迷っている。

げっぷの勢いが良かっただけなのに、「あ、ブル恵ちゃん、母乳が出てるぅ!」なんて言われると、

口からだとは分かっていてもどきっとする。

今度日本に帰ったら、こういう単語集も良くアンテナを張り巡らせて頭に入れておかないと。



日本語で書くとなると、この前お引越しの直前にブルルとリビングルームで本物のテントを立てて「キャンプ」したのだが

それに誘ってくれた招待状は「」になっていた。


それから、やっぱり固有名詞などを日本語に直すのが難しいようで、

日本で一般的で無い外国名の先生やお友達の名前をカタカナに直すのには親子で梃子摺っている。


言い間違えが面白くてそのままにしていた言葉は

*Side brain もみあげ

 これには彼なりのこだわりが有って、綺麗にまっすぐ四角く整えて貰うのが好きなんだそうだ。
 理由は「レゴの人みたいだから」。かつらに憧れてる???

*スカペッティ スパゲッティー

 これはもう正しく言えるようになってしまった。

*Arrester Handcuffs (手錠)

 ArrestするからArrester、成る程ね、と夫婦で唸ってしまった。

 (因みにこれは家に手錠が転がっている訳ではなくて、レゴの話ですよ!)


そんな彼が、昨夜、下の前歯が痛い、と夕食時に泣いた。

ほら、とぐらぐらなのを見せてくれた。

あんなにお友達が歯抜けなのに憧れていたのに、実際なったら痛くてびっくりして泣きながら抱きついて来た。

ああ、こうやってどんどん大きくなっちゃうんだな、と言うか、なるんだな、

なっちゃう、じゃなくて、勿論元気に成長すると言う事は良い事なんだけど、と、

なんだかわたしまで涙目になって一寸暫く彼を膝の上に乗せて抱っこの感覚を体に刻み付けた。





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Last updated  October 9, 2011 01:18:48 AM
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