2006.05.15
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カテゴリ: サッカー
W杯に臨む ジーコ・ジャパンの23名 が決定された。

一見、出るべくして出る名前があるのだが、本当にこれでいいのだろうか。
率直に感想を述べると、なんだまた試合見ずに決めたのかと言う感じ。
そう思わざるをえない理由として、リーグ戦の成績を反映していないことが挙げられる。

FW
玉田 柳沢 高原 大黒 巻

ここ を参照してみた。なお、通算成績はJ2在籍中のものも含まれると思われる。

5月14日時点での成績を見ると、玉田はまだ1得点しかあげていない。

今季だけの低迷かと思ったが、通算成績からして120試合の31得点である。

この時点での日本人FWの得点数順を並べるみる。
最高が得点8で3位の我那覇 和樹(川崎F)90分平均得点0.96、通算で55試合16得点。

7位には得点7で佐藤 寿人(広島)が入っている。90分平均得点0.59、96試合36得点。

8位に入っている大宮の小林はMFなので除外するとして、同順位にやっと選出された巻の名前が出ている。90分平均得点0.50、92試合26得点。

シュート決定率は巻と佐藤は同率、我那覇はそれを上回っている。
二人を差し置いて巻が選出された理由はなんだろう。

むろん適当な憶測なら誰にでもできる。
動きが良いだとか、構想している戦術にマッチするとか、身体能力や基本技術など、ジーコがどう思ったかを想像するのは想像するだけなら容易い。

大黒の入選は妥当だと思う。昨年の成績は素晴らしく、より以上の才能を開花させるべく海外に移籍したのであるから。

では柳沢と高原はどうなのだろう。



高原も同じである。高原は今季のリーグ戦で全く活躍していない。
それどころか戦力構想か洩れ、移籍することになっている。
当然それは監督の戦術にもよるだろうが、監督が使いたくなる程の仕事が出来なかったことは事実である。

むろんサッカーは組織で行う流れのスポーツであるから、ゴールはFW一人でとったものではない。

良いFWであればあるほど相手のマークも厳しくなるだろう。


何も高原や柳沢を選ばず佐藤や我那覇を選べと言っているのではない。
Jリーグ発足の目的はW杯で通用する選手の育成だったはずである。
それがJリーグでの活躍を選考材料とせず、活躍せずとも海外に所属しているというだけで実力が上と見るのは正しいのかと問いたい。



DFやGKはどうだろうか。( 参考 )

現時点で失点の少ない順に浦和、川崎、G大阪、岩田、千葉、東京、福岡、鹿島、清水、横浜、名古屋。

ここで重要なのはチームのプレイスタイルである。
攻撃的チームで地力があれば、攻撃時間が増え相手陣地でのボールポゼッションが高いことになり、必然的に比較的守備は楽ということになる。

セーブ率の上位から都築、山岸、北野、藤ケ谷、相澤、川島。( 参考
なんと、知った名前が出てきていない。
川口は8位であり、土肥は10位、楢崎にいたっては14位になっている。

都築、山岸は浦和のGKだ。他のGKもチーム順位が上のGKである。
上記の理由から楽な守備と判断されたのだろうか。


川口の場合、得点16で、さほど強くもない磐田を失点13に抑えているのをさすが川口と評価してのものだろうか。この場合、概ねその判断は間違ってはいないように思う。これまでに見せたスーパーセーブの反射神経はまだ衰えるに早いと判断することに無理はない。

楢崎の出場時間は360分、同じ名古屋の川島が出場時間720分で6位に入っている。
76年生まれの楢崎はまだ老け込む年齢ではない、しかし川島は83年生まれと7つ若い。
つまりジーコは台頭してきた若い力より楢崎の過去の実績を買ったことになる。

では10位の土肥と14位の楢崎に挟まれた10位の西部はどうなのだろう。
西部は清水のGKである。
清水の失点は17、得点は20、順位は7位とチーム構成を考えれば堂々たるものである。警告2とがるが、その印象が悪かったのだろうか。

楢崎や土肥には個人タイトルと代表経験があるが西部にはない。
そういうのも選考基準なのだろうか。


失点はGKだけではなくDFの責任でもある。
田中、宮本、加地、三都主、坪井、中澤、駒野、中田。
浦和のGKは評価しないがDFは評価したらしい。それはG大阪にも言えそうだ。
DFの攻撃力を評価したとするなら、その前に守備力で選んで欲しいと思う。
それとも失点の少なさはGKよりDFがあるからとの判断だろうか。
中田が入っているが、VTRを取り寄せてしっかりプレイをチェックしたのだろうか、気になるところだ。

僕としては駒野が入ったことが嬉しいように思う。
楢崎を評価するのなら名古屋のDFが一人ぐらい入っても良さそうにとも思うのだが。

MFは同じみのメンバーである。
福西、小笠原、小野、中田、中村、稲本、遠藤。

中村は現役で活躍中、小野にも昨年まで海外で実績を残し、怪我さえなければの期待感があり、選出は妥当だと思う。

しかし今さら稲本というのもどうしたものだろう。
中田は中田で選ばざるをえないような外野でのパフォーマンスが目立った感があるのだが。
海外組なら松井の方が鮮烈な活躍を見せていると思うのだが、リーグのレベルを考慮したのだろうか。
小笠原と遠藤が選ばれて成績で勝る阿部が選ばれていないというのも解せないところだ。

やはり例によって例の如く鹿島偏重という気がしないでもない。


しかしこの結果を見てみると、活躍するしないにかかわらず海外組が有利である。
国内で代表監督のすぐ側で活躍しているというのに、相手にされていないと感じる選手も多いのではないだろうか。

ではJリーガーは何を目標にプレイしつづければいいのだろう。
Jリーグで適度に活躍し、スポンサーを見付け、芸能界とも継りを持ち、タレント性も身につけ、良いエージェントと知合い、海外とのパイプを利用し、海外に移籍すれば、活躍しなくとも海外でプレイしているというキャリアだけで一目置かれるのだろうか。

過去には海外でそれなりに仕事が出来ていながら、日本で注目を浴びる前に渡ったがためにマスコミに騒がれずに終わった選手が何人もいた。
結局そういう選手は代表監督の目に止まることもなく終わってしまう。

やはりサッカー界は銭、金・マネーの世界でもあるから、プレイだけで代表監督の目を惹くのは無理なのかしらと思ってしまう。

日本代表は入れ替わりが少ない。
それは他の国にもあることだが、その場合は周期ごとに黄金世代が生まれるからである。
まだまだ発展していかなくてはいけない日本代表なのに、この程度の循環でいいのだろうか。
それほどの選手がまだ出て来ていないのだろうか、それとも監督に選ぶ勇気がないからだろうか。





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最終更新日  2006.05.15 18:26:55 コメント(2) | コメントを書く
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