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結構前の話になりますが、この間、アメリカ人のボスとランチミーティングをした時のこと。ボスが突然、「日本語で何て言うか知らないけど、日本語の表現で『read the air』って知ってる?」う~んと暫く考えた後、もしやそれは「KY」の事ではないかと気付き、「知ってると思うけど、『read the air』って言っても伝わるのに時間がかかるから、『KY』って言えば、日本人は一発で判るはず(英語だし)」と教えてあげました。「read the air」(正直、余りにも直訳過ぎて、airではなくsituationとかatmosphereにしたら?と思いましたが)、前回、日本に出張し際に日本人の同僚から教えてもらった表現なのだそうです。何かの会議で、いくつか発言(すでに根回し終了、予定調和の匂いがぷんぷんしていたらしい。アメリカ人でもそういう事は判るのねえと感心)が続いた後、ひとしきり沈黙の時間が訪れるのが不思議でならなかったそう。「瞑想でもしてるのかと思った」らしいです。で、会議の後、喋り易い日本人同僚を掴まえて、その奇妙な沈黙の時間、みんなは何をしているのかと聞いたところ、「空気を読んでいるんだ」と教えてもらったそうです。日系企業で働いてもう20年近いボスですが、誰もが競うように発言し、結果、盛り上がるけど何の結論も出ないアメリカ人の会議とはえらい違いだと、改めて驚いた様子。とにかく、日本人同僚との和気あいあいとしたコミュニケーションを実現したいというボスに、「KY」の使い方を教えてくれと言われ、考え始めると、意外に難しいんですよね、これ。KY自体に否定形が入ってるし、ビジネス会話の中で使う機会ってあるのかしらと。で、「I’m probably KY but…(こんな事言うと、KYかもしれないけど)」、「Hope I’m not KY(KYな事してなきゃいいんですけどね)」構文をひねり出し、伝授しました。ボス、非常に喜んでました。日系企業に勤める外国人も大変なんですよね。この方、良い人ではあるのですがかなり自由なタイプ。食事中も「KY」の使い方を自分でもちょっと考えていたらしく、こういうのはどう?って感じで、「I’m KY」って言ってきました。自分は、他人が自分の事をどう思おうと全然気にしない、好きなようにするし、好きなこと言うから。ですって…。まあ、そういう人かもと常々思ってはいましたが、ここまではっきり明るく言い切られてしまうと、逆に気持ちがよい。なんともポジティブで、オープンなKY使用法でした。
2012年05月17日
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チャールズ皇太子が、BBCスコットランドの開局60周年を記念して、ニュースで天気予報を読んだ模様。イギリスのド田舎(失礼しました)の天気図を指しながら、「この辺は雪が降るかも」なんて、あまりのミスマッチに大爆笑してしまいました。あなたに教えられる筋合いはないって感じの笑いですよね。「しばらく雨が続くけど、祭日じゃなくて良かったね」ってな事も仰っていたようです。庶民的なコメントに好感度アップです。
2012年05月11日
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この子↓、誰なんですか…??ニュース番組の冒頭で、ぬいぐるみが普通にキャスターと並んでいるなんて。非常に斬新。
2012年05月04日
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昨日Yahooのニュースを見ていたら、ヒースロー空港でパスポートコントロールを通過するための待ち時間が異様に長い点が、ついにロンドン市長から政府に問題提起されたとのこと。気付くのが遅い…。この問題、私が初渡英した数十年前(あ。歳がバレる)から全然改善されていません。平日や夜間はともかく、週末の夕方に到着ともなると、2時間は並ぶ覚悟が必要です。特に日本からの到着便が3便もある上に、中国、中東やカナダからの到着便までも重なる夕方4時ごろの第3ターミナル・EUではないパスポート用の入管の混雑ぶりには酷いものがあります。列に並んでいる間は暇なので、入国審査官の対応のスピード(笑)や人員の配置など、ついいろいろとチェックをしてしまいますが、どうも、「EU用」と「非EU用」の係員の人数はほぼ半々でスタートするようです。(ま、あの人達はいつもあそこに座っているので、スタートも何もありませんが)。で、当然、チェック項目の少ないEU圏の人の列はガンガン掃けます。今はどうか知りませんが、EUの分が終わると、そこの係員は長蛇の列がまだ延々続いている非EUの窓口の手伝いをする訳でもなく、とっとと奥に引っ込んでいくのがしばしば目撃されます。応援しろよ~と思うのは、私1人ではないはず。たまに、応援の係員が追加された場合には、テープ仕切られている迷路のような列の、思いもかけないところのテープをいきなり外して通行可能にし、後ろに並んでいたはずの人が新しく投入された係官にすぐ対応して貰えたりなどという、という理不尽なことが起きたりもします。12時間の長時間のフライトの後、そういう細かいとこをついつい見てしまい、勝手に一喜一憂、イライラが募るのは、本当に疲れます。慣れた様子の人は、もう、下向いてひたすら本を読んでます。それが正解かもです。延々並ばされる旅行者の方もかなり大変ですが、お迎えに行く側も大変です。私は、大体、到着予定時間の1時間後に到着ロビーに行くようにしています。が、それでも大抵、それから1時間か1時間半は待ちますね。あんまり出て来ないと、遅すぎたのではないかと心配になったり。お洒落に空港のカフェででも待ち合わせすればいいのですが、日本在住の人を迎えに行く場合は、到着出口を出た瞬間にいてあげたいし、やはりどうしても立ちっ放しで待つことになります。でも空港に向かえの人が来ていたり、逆に自分が向かえに行ったりって、単純に楽しいし嬉しいです。最終的には、「会えて良かった」以外の感情はすっかり無くなっています。
2012年05月02日
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昨日、明石家さんまのトーク番組を見ていたら(日本では3ヶ月くらい前に放送されたものです)、ダイヤモンド☆ユ○イがrice puddingの話をしていました。イギリスでのレコーディング中に現場のイギリス人からrice puddingの話を聞いて、自分ちでも試してみたとのこと。それがどうも、聞き間違えでなければ、「ご飯にプリンを乗っけて食べる」的な話に仕上がってまして。実際、puddingのところを「プリン」って言ってたし。そのイギリス人が言ってたrice puddingは多分、↓こちら。ご飯をお水、牛乳、クリームで煮込んで、砂糖を加え、最後にお好みでジャムを垂らすみたいな。ゲ○みたいな食べ物です。(失礼しました。)考えられないことですが、缶詰でも売ってるくらい、ヨーロッパでは非常にポピュラーです。ダイヤ○ンド☆ユカイさん、勿論、イギリスで本物のrice puddingを見る機会もないまま、ホントにやったのかどうか、自宅で試したことにしちゃったんでしょうね。偏見ですが、この手の思い込み話、久米宏にありがち。(あくまでもイメージです。)。しかし、日本のテレビも最近つまらないですね。先日、日本在住の情報頭でっかち日本人の方と話をする機会がありまして、「私は世界中のことを何でも知っている」ビームを浴びました。すべてがウロ覚えの私が悪いのですが、腐っても現地に住んでいるのですからヨーロッパの事くらいは多少は話を聞いて欲しかったのですが、「いや、それは違う」とか、もう真っ向否定ですよ。デパートで売ってるの見たとか、情報番組でみた事があるとか、クイズの問題で出てたとか、ちまちま情報集めやがって鬱陶しいって思っちゃいました。そういうとこ、良くないですよ。あー、すっきりした。
2012年04月24日
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昨今どこの国でも同じだと思いますが、イギリスでもガソリン代がハンパなく値上がりしてます。近所の、他のスタンドよりは常にリッター当たり1-2ペンス(2円くらいですかね)安いShellに昨日給油に行ったところ、リッター、1ポンド42ペンス(約190円)でした。昔は入れたガソリンの量とお値段がほぼ同じだったのに(1リットル=1ポンド)。ガソリンを入れるにつれ値段の表示がガンガン上がっていく様子は、もう見ていて怖ろしいほど。満タンにすると45ポンドにもなってました。1回の給油でこんなに払うのは初めてです。スタンドのショップにお金を払いに行くと、店番のお兄ちゃんが、「Only 45 pounds!」(たった45ポンド!)と笑いかけてきました。ひどい脱力感を覚えながらも、思わずにっこり笑い返している自分がいました。やれやれ…。
2012年04月20日
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昨日、ソフィア・ローレン主演のこの映画を久し振りに観ました。反戦、強い愛など、テーマの捉え方はさまざまかと思いますが、今回は、ソフィア・ローレン演じる主人公(ジョバンナでしたっけ。同じ名前の知り合いがいます。笑)の感情表現のストレートさが印象に残りました。海外生活十数年を経て改めて考えてみると、ああいう素直で無理をしてない雰囲気ってのは、どうもやはり日本人は持ち合わせていないかも。自由な態度を許す土壌があるかないかの違いも大きいと思います。好き嫌いは別にして、そういう意味では、イタリア人やスペイン人には正直憧れますね。しかし。パートナーは気を使わずに自分を正直に出せる相手が一番かも。そういうのを相性っていうのかなあ。
2012年04月19日
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日本では昨年7月(でしたっけ)、地上デジタル放送にシフトされましたが、イギリスでもデジタル放送への変更が粛々と行われています。こちらでは地域ごとの段階的な導入です。どうも2008年くらいからやっていたようですが、大々的なキャンペーンもなく(というか、私が気付かなかっただけかもしれませんが)、昨年人づてに「このあたりも来年デジタルになるらしい」と聞いていた程度。暫く忘れていたら、1-2ヶ月前に「デジタル化のお知らせ」のパンフが入り、ついにわが家近辺も4月8日にスイッチされると知ったわけです。パンフレットは15ページ程度の簡単なものですが、一応カラー印刷だし(笑)、でも今回の導入によってテレビの買い替えは必要ない旨の説明に結構なページ数が割かれています。「白黒テレビでもデジタル放送は見れる」とのこと。年金暮らしのお年寄りなどにまともに買えば500ポンド以上もするようなデジタル対応テレビを強制的に買っていただくのは無理だし、ある意味必要ないですよね。15ポンドほどのレシーバーを買えば今までのアナログテレビで引き続きデジタル放送が見られるようですが、レシーバーを買えない人には補助も出ます。こういう点、日本ではどうだったんでしょうね。シンプルな説明が逆に安心感を醸しだしています。そんな中、地デジカ君みたいなキャラクターはさすがに居ないだろうと思っていたら、居ましたよ。こちら↓です。名前は知りません。(笑)多分、無いような気がします。しかし、イギリスもんのキャラクターって、こういう宇宙人的テイストのものが多いなあと。ロンドンオリンピックのキャラも似た感じですよね。オリンピックのマスコットに関して言えば、私の趣味ではない(かわいくない)ので、空港なんかで手にとって見てはみるんですが、どうしても買う気になりません。
2012年04月05日
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先日、日本に帰国していた友人を迎えにヒースロー空港に行きました。British Airwaysではない日本からの便ということで、到着ターミナルは3。JALもANAもすべてここから発着してますので、利用した方は多いと思います。しかしこのターミナル3。嫌いです。出発口の手前、妙な紫色のコンコースも趣味が悪いし、建物自体も改装はちょいちょいやっていますが、古いですよね。何か変な匂いがしますし。笑。ここは、日本便をはじめ、中国便、中東便、アメリカ・カナダ便が(BA以外)主に利用していて、プラス働いている人はほとんど西アジア系、みたいな関係で、もう、民族の種類の多さがハンパないです。到着ロビーで待っていても、重要人物の出迎えに来ているらしいパキスタン系のタクシー運転手的な方々(正直、不気味)、何をどうしたらそんなに荷物が多くなるのか意味不明の中東の人達、カートで強引に人を押しのけようとするルーツの特定が難しい系の方々、長いフライトの疲れなんかなかったかのように大声で喋る中国人、人の邪魔になっているのも意に関せず、通路を塞いで抱き合いながら延々再会を喜び合うアメリカ人。かと思うと、ぐったりした顔ながら「お待たせしてすみませぇ~ん」と出迎えの人に笑顔で挨拶する丁寧な日本人。いろんな人がいます。空港という場所は皆が大きな荷物を引っ張っていたりして、移動するにも非常にストレス度が高いと思いますが、そんな中だからこそ、ちっとは人に道を譲ろうとか、そういう気持ちはキミらにはないのかと喝を入れたくなる事もしばしば。いくら本人がやりたがってても、あんな混雑の中で子供にカートを押させるのは辞めてください、カリブ系の方。私が立ってる真正面にカートで突き進んできて「Excuse me!」と親が叫ぶ。そんな小さな子供に重いカートをコントロール出来る訳もないし、子供の前でそういう態度をすると、子供も人は押しのけるものだと覚え込んでしまいます。子供がはしゃいで駐車場までの狭い通路をスキップして走り廻るのを野放しにするのはやめてください、西アジア系の方。公共の場所ってのは立ち居振る舞いが難しいですね。マイペース派がほとんどのOxford streetも、私は近寄りたくない場所のひとつです。これからオリンピックも近まって、ますます自由な態度の方が増えることが予想されますが、鬱陶しいので、もうこのまま夏が終わるまで家の近所で引きこもっちゃおうかなあなんて考えてます。
2012年04月02日
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日本でもアメリカでもガソリンの値上がりが激しいようですが、ここイギリスでも同じ。私は幸い長距離ドライブは週に1回程度なので、さほど神経質にプライスチェックをしているわけではありませんが、ここ1-2週間で多分1リットル7-8円は上がってますね。それに加えて、ガソリンを運ぶトラックの運転手の皆さんがストライキをするとかしないとか。労働条件の改善を求めてのことだそうです。先週の土曜日、たまたまテレビでガソリンスタンドにはとにかく満タンにしようとするドライバーの皆さんの長蛇の列ができているというニュースをやっていて、初めて情況を把握。政府がガソリン買いだめのアドバイスをしたらしです。軽率ですよね。日曜日はロンドンに出掛けることが多いのですが、「ガソリン入れられなかったら、明日ロンドンは無理」と思いつつ、翌日普通に車を出してみると、近所のいつものガソリンスタンドは開店休業状態。こちらのガソリンスタンドはセルフサービスなのですが、ホース全部に「利用できません」のカバーが掛かっています。数年前にも似たようなことがあった時は、うちの近所はセーフだったのですが、見通しが甘かった模様。近所の2件は全滅。隣り街に行くと1件、どうやらまだストックがあるらしいスタンドを発見しましたが、長い行列が出来ています。いっそ高速道路の方がストックがあるかもと思いながら、あと3件地元で回ってみたのですが、全部売り切れ。走り回っているうちにどんどん燃料は減ってくし、う~んこれは2-3日家に籠もるしかないかと諦めかけていたところ、高速近くの車30台分くらいの給油設備があるサービスエリアで、なんとか数台分まだ給油可能なスタンドがあり、おかげ様で満タンにすることができました。値段なんか気にしちゃおれません。こんな状態でふらふらロンドンまで出掛けていく意味もなく、とっとと家に帰りました。昨日の今日、ガソリンパニックの続報を探してみると、どうも先週の水曜日がピークだった模様。ツイッターがパニックを煽ったようです。何が起こっても冷静な対応が得意なイギリス人ですが、今回は振り回された格好です。
2012年04月02日
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先週誕生日を迎えたこともあり、日本の家族から小包を送ってもらいました。日本からイギリスへの小包は大抵4日くらいで届くのですが、今回はなかなか来ず。おかしいなと思っていたら、荷物の代わりに「輸入税」の請求書が送られて来ました。日本の家族からは、かれこれもう15年くらい、何やかやと小包を送ってもらっていますが、税金を請求されたのは初めて。一応大人しく支払いの手続きを済ませ、実際、何が入っているか確認してみましたが、まあ、金目のものと言えば、スリッパ3足(笑)くらいでした。ビジネス絡みの輸入ではない個人への贈り物でも、(郵便代込みで)40ポンドを超えると課税の対象になるそうです。そして、まあ当然の事ながら、税金はイギリスに対しての支払いになります。プレゼント貰って、貰う側が税金払うシステムもどうかと思いますし、な~んか、イギリスにお金払うのもくやしい。「日本様、素晴らしいスリッパを製造してくれてありがとう」や「貴国のたゆまぬ努力のおかげで、インスタントとは思えない素晴らしい麺とスープを堪能させていただいております」という意味も込めて、日本に税金払うんだったら、まだ納得できますけどね。要は、上記スリッパ3足も含めて、インスタントラーメンやレトルト食品など、総額15000円程度の品物を送るのに16000円くらい送料がかかって、そして、私が8000円ほど税金および手数料を払うという…。もう、金、金、金の世界です。しかし、家族からの小包は、いくら似たようなものが日本食料品店やスーパーで手に入るとは言っても、まったくの別もの。家族の気持ちが詰まっています。多少の税金は仕方が無いですけど、う~ん、やっぱ、イギリスに税金は払いたくありませんね。
2012年03月26日
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お向かいのお金持ちの家。↓先日、1週間ほどスペインに行っていたのですが、戻ってくるといきなり桜が満開になっていて、これには毎年のように驚かされます。今年の夏は、ベランダもあることだし、うちでもお花を育ててみようかと思っています。お向かいさんのお庭には桜の木が何本もあって羨ましい限り。数年前、友人と自家用ボートが欲しいねなんて他愛無く話したことが思い起こされますが、ボートどころかあなた、地面の庭さえも無い現在。ベランダ園芸で小さくまとまりそうです。
2012年03月15日
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昨日銀行に行ったところ、窓口の白人のお姉さんの英語がつたない…。あれっと思って名札を見たら、どうも東欧系の方のようでした。おお。とうとう銀行の窓口にまで移民系の方を起用かと、ちょっと驚いてしまいました。窓口での用事が終わった後、その支店の何とかマネージャとかいう肩書きの方とお話をしたのですが、こちらもインド系。勿論、察するに生まれも育ちもイギリスの、正真正銘イギリス人です。しかし、まあ私の行動範囲も非常に限られているので一概には言えませんが、最近、白人イギリス人の方を思った以上に見かけません。私が今住んでいるところは、中流階級(貴族まではいかないけれども、お育ちの良い方たちです)の白人の町と称されていたはずですが、もはやその面影はすっかり無くなってしまい、どこに行ってもアジア系(またはアフリカ系)の方ばかり。私が前に住んでいたフラットも、駅の真裏というロケーションもあり、ほとんどの世帯が有色人種(ま、私もですが)のファミリー。で、一家の大黒柱であるはずのお父さん方は、昼間っから、ウロウロ、ぶーらぶらしてました。フラットを探していた時も、町の真ん中に近いアパートは、徒歩で行動できる利便性がこの系のファミリーに好まれるのか、そしてそういう住民層の影響か、治安に不安を覚えずにはいられない環境がほとんど。別に白人と住みたいとは思いませんが、彼ら、どこに居るんでしょうねって感じです。まあ、街中で唯一白人利用者が多いという印象の場所は、若干お値段お高めのスーパー「Waitrose」くらいです。私なんかが行くと、ちょっとよそよそしい態度をされているのを感じます。うちのフラットの裏に洗車屋さんがあるのですが、ここのお客はほとんど白人です。犬を連れて近所の川沿いの道を散歩している間に洗車をしていてもらうというような使い方をしている人が多いようです。イメージとしては、中流階級の皆さんは郊外に住んで、犬を飼っていて、お買い物は「Waitrose」って感じでしょうか。政権政党が保守党に変わって、移民政策も「保守」的、すなわち移民の増加を抑える政策が取られています(こちらでは、政党の名前と政策が妙に一致しています。どこかの国とは大違いですね。)が、この状況を見ていると皆さんが保守党を選んじゃった理由も何となく判るような気がします。そのうち一昔前のアイルランドでのように、外国人に対する露骨な嫌がらせなんかが始まらなきゃいいなあと心配しています。
2012年03月08日
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天井が落ちてくるような古い建物はもう懲り懲り。ということで、今回移り住むことにしたのは、築数年のフラット。今流行りの白を貴重としたニュートラルな色使いの内装。オール電化されてます。なかでも大助かりなのが、食器洗い機。持ってるお宅も多いかと思いますが、家から働いているため一日ほぼ2食、家で何がしかを食べている私にとっては、救いの神現るです。まだ使い方が良く判っていないのですが、どうも食器を入れるカゴのレイアウトが、お茶碗などには不向き。(洋食皿しか想定していない気が…)どんぶりは、入れると大幅にスペースをとるので無理。ご飯粒は洗い機に入れる前に落としておかないと、洗ってもこびり付いて残る。ご飯粒が取れない割には、繊細な手書きの絵付けがしてあるガラスのコップやグラスの絵がはげる。お鍋やフライパンの塗装(?)もはげる事がある。などなど、注意点が結構あります。家事労働の負担が激減したのもそうですが、料理の時に使う食器や調理器具もあとで洗う面倒くささを考えずにバンバン使えるし、途中でちょくちょく洗ったりしなくて済むので料理に集中できるのも利点かも。これで後は、お掃除に人を雇うようになると、洗濯以外、ほぼやる事が無くなってしまいます。場所柄か、お掃除サービスの広告がしょっちゅう入って来て気持ちが揺れますが、セレブでもあるまいし、それくらいは自分でやろうと思います。
2012年02月22日
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この本、いまだに売れ続けてるそうですね。私は7-8年くらい前に義理の弟に貰って読んでみたのですが、難解過ぎて途中で挫折。以来、存在すらも忘れていました。が、最近、歳を取って我儘になってきたのか、他人に対して「この人、どうして判らないんだろ」と思う場面が多々ありまして。そう言えば「バカはバカ」って本があったなと思い、この本を読み返してみました。物分りの悪い人を罵倒し倒してくれているのかと思いきや、実は人は脳的に「聞きたい話しか聞かない」という内容で、結局、判らない人に、判るような接点を見つけて話せることが、その人の能力なんですね。ってな事に気付きました。きっと私の周りの方も、いろいろと見逃してくれてきたのかとも思います。いつまでも柔軟でありたいと思います。
2012年02月20日
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もう終わったことなので別によいのですが。忘れもしない去年の10月31日、自宅の天井が崩壊するという事故が起きまして。事件勃発から今日まで早3ヶ月ちょっとですか。激しく忙しい日々を過ごしておりました。事の発端は、簡単に言うと「パイプが詰まった」。まあこれだけです。その日、私はお休みを頂いてまして、その前の週末はお友達と食事に行ったりと良い気分だったわけです。遅くまで寝ていたとことろに、「ピンポーンッ」。なんじゃあ、こんな朝っぱらからと思いつつ出てみると、上の階に住んでいるママです。またお守りのように子供を抱いています。で、何の用か聞くと、「あなた、今、洗濯機廻してない?」「廻してませんが。」「いや、何か音がするんだけど」「廻してないですよ、ほら」(洗濯機は玄関脇のキッチンにある)ちなみにこの方、英語がほとんどできません。いえ、私、自分もたいして英語できませんから、普段はこんな事は言いません。が、これが事故を大きくした要素のひとつですから、私は声を大にして言いたい。「現在、我が家では流し台から水が溢れ出て困っています。原因に心当たりはないでしょうか(または、一緒に問題解決してください)」くらいの事が言えない語学力で、何故、昼間1人で家を預かっているのかと。最初は知らんぷりしてたのですが、と言うか、あまりにも情報量が少ないし、要領を得ない。しかし、まあここは外国人同士。いつかは私が助けを借りることもあるかと思い、ちょっと上の階に様子を見に行ってみると、さっき書いたような事が起こっちゃってたわけです。一番上の階の人も巻き込まれてて、本人は泣いちゃってるし(泣くなッ!)、誰にどう連絡していいのかも判らない。賃貸契約書も読めなければ、不動産会社やBritish Gasの電話番号さえ探せない。どうも一旦は大家さんに連絡してみたようでしたが、緊急性が伝わらなかったのか、大家さんは修理費を出し渋っていて「また後から連絡するから」って電話を切っちゃったらしい。まあ連絡できるところにはすべて話をして、「もう待つしかないね」って一旦自分のフラットに戻って、そうですね、30分くらい経ったころでしょうか、うちの天井から水が漏れて来ました。この時はまだサラダボールを下に置いたりして冷静に対応。更に30分後、天上に亀裂が入っているのを発見。水の重みです。慌てて2階に上がって行くと、彼女、泣きながら(いちいち泣くなよ、もう)水を汲み出しているものの、「これ以上は、私にはどうしようもできない」と、両手広げちゃうし。大家さんに「緊急事態発生」の連絡を入れ(この段階では、もう電話にも出ない)、うちの大家にも連絡をして。さらに、10分後、「ドォーンッ!」という音とともに、ま、うちの天井が崩壊したわけです。意外に早かった…。天井が無くなっちゃえば、後はもうこの状態↓です。というのは、まあウソですが。その後も、水が落ちてくる → 上の階に文句を言いに行く → 一旦水が止まる → また落ちてくる の繰り返しです。間に、うちの大家がキレて上の階の大家に直接電話 → 逆切れされる くだりもあり。仕事柄、人のお尻を叩いて物事を進めるのには慣れています。進捗状況のチェックも怠りません。この仕事、やってて良かったって、つくづく思いました。夜中の2時に私もついにブチきれて(滝の音で目が覚めました)、「今から消防車を呼ぶ!」と大騒ぎするというくだりもあったりしましたが、とりあえず、翌朝の昼前には、パイプをお掃除して無事水は止まりました。続きます…。
2012年02月13日
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うつ伏せ、横向き、どこが腕やら頭やら不明なものまで。あー、かわいい。
2012年02月13日
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日記の更新が滞っております。「生きているのか」、「大丈夫か」と心配してくださっていた方もいらっしゃったようで。ありがとうございます。何とか、生き抜いています。笑。近々、近況をご報告します。
2011年11月25日
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このところ日中の最高気温が10度ちょっとと、かなり秋も深まって参りました。昨日ロンドン北部のHighgate辺りを車で走っていたのですが、木々も色づき、古めかしい建物とマッチして、いい感じでした。どこに住んでいようと、日々の生活は同じです。やれ洗濯だ買い物だ、皿洗いだと日常の雑事に追われて、イギリスに住んでいることをちょいちょい忘れていますが、こういう景色を見ると、自分が外国に住んでいることを思い出し、不思議な気持ちになります。そんなこんなの今日この頃、うちのフラットの敷地には毎週、お庭と道を掃除する業者の方が入って、何となく仕事らしきことを(適当に)やって帰って行かれるのですが、今週からは、いつもの芝刈り機ではなく、枯れ葉お掃除機を持った方が作業していました。うぃ~んと、いつもと若干違うマシンの音に、窓から外を覗いてみると、こんなもの↓を背負ったおっさんがウロウロしていました。枯れ葉を吸い込む掃除機を背負っての作業かと思いきや、これ、枯れ葉を吹き飛ばすマシンのようです。掃除機の逆バージョンですよ。地面にワーッと吹きつけると、枯れ葉が道の両側に吹き飛ばされていきます。なんじゃこりゃ?手抜きにも程があると思い、ちょっとネットで検索して見ると、こちらでは枯れ葉も貴重な堆肥として使用するようで、吸い込むのではなく、敢えて通路の両側に生えている木の根元に押しやっていたようです。前々から、木の根元に溜まっている枯れ葉の山を見ては、「枯れ葉くらい掃除せえ」と思っていたのですが、実は理由があって放置していたのですね。人が歩く歩道は、滑ったりすると危険であるため、お掃除するようです。冬場は、多分地元の役所に雇われた方たちだと思いますが、こんなお掃除おじさんが、地道に道を箒で掃いています。(写真はウソですが、実在します)大きな道では、こんな清掃車↓も活躍。あと2か月でクリスマスですよ。時間が経つのが早くて、怖ろしいほどです。
2011年10月24日
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今年、うちの姪っ子が受験なんです。で、この間聞いてびっくりしたのが、最近の子はファミレスで受験勉強するんですってね。朝出かけて、まず朝昼込みの食事を注文。その後はドリンクバーで粘りに粘って、気まずくなったらポテトなどのサイドメニューを頼んでお茶を濁し。夜遅くまで、ずっと居るんだそうです。へえ~って感じ。母親であるうちの妹は、「芸人さんがファミレスでネタ書いてるなんて話してるのに影響されているらしい」と言ってましたが、なんだかなあ。1日いても、1000円かからないから別に良いんだそうです。親が勉強中の子供のとこに、おやつや夜食を持って行って声をかけるなんて、なくなっちゃったんですね。うちの姪っ子は小さい頃から気が散るタイプで、目を離すとすぐに漫画読むか、寝るかするような子なので、人目がある方が勉強がはかどるのかも。今は諸般の事情で携帯取り上げられちゃってるんですが、前は、宿題もメールで友達と教えあいながらやっていたようですし。ほんと、最近の子の新しい習慣には驚くことだらけですよ。かわいいですけどね。どこかに受かったら、今度こそ、お祝い買ってあげようと思います。
2011年10月18日
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今日のヤフーのニュースから。親の8割が、「うちの子って天才?!」って思ったことがあるのだそう。理由は、「物覚えや理解が早い」など親のひいき目が大前提になっているものや、「音楽に合わせてリズムをとった」(「クララが立った」に非常に語調が似ている)みたいな、いや誰でもそのうちやるようになるでしょう的なことが挙がっていたようです。いやあ、これ、かわいいニュースだなあと。ほのぼの。超忙しかった週の最後に、すっかり和んでしまいました。
2011年10月07日
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最近のバラエティー番組を見るにつけ、舞台裏の暴露が多すぎて辟易。「そこ噛んだらアカンとこやぞ」とか「そこはもう一遍かぶせるとこやろ」とか。そういう芸人さんのテクニックは、私なんぞは知る必要ないし。素直に面白いものを見せてくれないかしらね。こういうの、若者(←死語)がコンパなんかで真似して言ってそう…。あと、公開プロポーズとか、そういう私生活の切り売りも微妙。もう見飽きたし。あと、テレビで平気でパンツ脱ぐのとか。随分前に、さま~ずの大竹までパンツ脱いでるの見てびっくり。たまになら良いけど、そうしょっちゅう脱がれても...。何か違うやり方で面白いこと見せて欲しいなあと思います。
2011年09月27日
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最近(でもないか)はメールという便利なもののおかげで、特に仕事では何千マイルと離れた場所にいる人達とのコミュニケーションが瞬時にできる。しかしメールやメッセージの文章から想像していた人となりと、電話で話してみた感じや実際のお姿って、本当に違うものだなあと思う。メールで強気な発言を繰り返す某アジア地域の元同僚。緊急の要件があって電話して話してみると、これが大人しい感じの方だったり。SNS経由で「お友達リクエスト」をいただいてメールのやり取りしかした事なかったような人の顔写真を拝見する機会も多いが、へえと思うことがよくある。いつも優しく丁寧な言葉遣いで協力的だった東欧某国の元同僚。最近リクエストが来て、顔写真をみる機会があったが、「笑い飯」の左的な風貌で詰め襟姿。(!)なんか軍隊のひとつでも率いていそう。笑。女性の場合は、クールで賢くて決断力に富んでいる印象の文章を書く方が、意外にほんわか和み系の外見だったり。逆に「幼稚ななあ」と思っていた人が、実は一見キリッ!としていたり。こちらは、これが世に言うギャップかと。その辺の落差は女性のほうが面白い。顔の見えない相手と、文章を通して知り合いになる機会の多い昨今。実際にお会いしてみてその方の全体像がはっきり認識できるのは間違いないけど、そうでない場合は、きっとメッセージから伝わってくる人となりの方が本当のその人かもと思う。要は見かけは関係ないのね。
2011年09月23日
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しつこいようですが、まだまだ続く石垣島旅行記。日本のお肉は世界で一番美味しいと言われていますが、年に1-2回の一時帰国では、ついついたこ焼きや調理パンなどの懐かしい庶民の味を追いかけてしまい、なかなかそういったものが食べられるお店に行く機会もなかったのですが。今回の旅行では、石垣牛を鉄板焼きでいただきました。何となくたまっていたA○Aのマイレージをバウチャーに交換。同系ホテルの鉄板焼きへ。バウチャーで○万円くらいありましたので、「2回行けちゃったりしてねー」なんて話していたら、まーとんでもない。恐るべし高級鉄板焼き。恐るべしブランド名。しかし、お肉自体は非常に美味しく。これですか、あの口に入れた途端溶けるとよく人が仰っているのは。って感じでした。テレビで女性芸能人が美味しいものを口に入れた途端、ん~~ッと言っていますが、そのワンパターンさを軽蔑していたはずの私もひと口め、思わずん~~ッって言っちゃってましたね。ものすごい自己嫌悪。テレビの影響って怖ろしい。
2011年09月07日
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先週末、友達がご飯を食べに来ていて、その流れでなんとなく夜更かししていると、うちのドアの外で誰かのヒソヒソ声が。「静かに」とか「黙れ」とかお互い罵りあいながら、「さあ、始めるぞ」とか何とか。(エッチな雰囲気ではなかった)。それにしても口調が異常。酔ってる訳でもなさそうで、でももの凄く得体が知れない感じ。声やアクセントの感じから、なんとなーく黒人のような気がした。怖くてドアの覗き穴から、外を見ることもできず。うちのフラット、結構な年代もので、建物の表にインターコムが付いてない。暗証番号を押して建物の中に入る仕組みだ。だから安全かというとそんな事は全くなくて、まあ住んでる人の種類にもよるけど、大抵表のドアと裏のドアは開けっぱなし。郵便屋さんは暗証番号を知ってるけど、宅配の人は知らなかったりするし、で、常に開けておきましょうみたいな習慣になっている。訳の判らないセールスの人が建物の中を自由に歩き回っていたりする事もしばしばで、下の階に住んでいるこちらはたまったものではない。私が住んでる建物は、この近所の皆さんにとっては格好の近道のようで、上の階に住んでる家族なんか、近所の顔見知りが建物の中を通り抜けできるように、ガンガン暗証番号を教えている。てなことで、住人以外が結構すんなり入れてしまう環境。その時に表に居たのは、明らかに外部からの侵入者。ドア蹴破って入って来られたらという恐怖から、ついに警察に電話した。こちらでは、警察も消防も救急も全部区別なく「999」を廻せば繋がる。ちなみに海や山で遭難した時もこの番号が使えるらしい。で、「999」してみると、すぐ応答があり(当たり前か)、こちらの電話番号を読み上げて来る。いたずら防止か。で「警察?救急?」と聞かれたので、「警察お願いします」と言ったらすぐ繋がった。住所と名前を告げると、「そんなの知ってる」的な空気が。そうか、やっぱり知ってたかと思った。その侵入者が何を言ってるか判るかなど聞かれているうちに、どうも私が電話している気配に気付いたらしく、不審者はいつのまにか居なくなっていた。もう居なくなったから大丈夫と応対してくれた担当者に伝えると、「また来たら、すぐ電話して!」と大変親切。(当たり前か)。この間、車上荒らしにあって電話したときの態度とは大違い。警察もこういう時には親身になってくれるんだと思った。
2011年09月06日
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イギリス人は子供に甘い、「しつける」という事を知らない、子供を天使扱いし過ぎるなどという批判はよく耳にしますが。近所に住む西アジア系(インド、パキスタン)の親御さんたちの大甘ぶりにもあきれてしまいます。なんでしょうかね、基本、人との距離感が私とは根本的に違うのか、人ん家の敷地に入ったり、窓から家の中を覗いたりなどがマナー違反であることを教えている気配もありません。家の中で大騒ぎして走り回って、それが、下の階の住人にどれだけ迷惑かも考えてくれません。親自体が狭いフラットの中で大声出しちゃってるし、ま、別の話ですが、ドアも開けたら閉めるなんて考えもつかないらしい。そんな家族がうちのフラットの3階に住んでいるのですが、そこの家の多分3歳くらいの女の子。おばあちゃんに手を引かれて家の廻りを散歩しているうちはかわいかったのですが、数週間前、家族で夕涼みをしていて、ふとしたきっかけで「キャ~~ッ!」と奇声を発したところ、廻りの大人達が賞賛するような笑い声を上げまして。調子に乗ったこの子、その日の夕方だけでも5回くらいは叫んでました。で、案の定、奇声がウケると勘違いしたその子はそれから毎日、現在に至るまで、家の中、外とどこでも構わずぎゃあぎゃあ叫び続けています。そして今も、「キャ~~~ッ!」。そのうち治まるかとも思いますが、大声を出すのはマナー違反で恥ずかしい事だと、教えてあげた方がいいと思います。ほんと、同じ階じゃなくて良かったです。
2011年08月31日
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うちにはありとあらゆる日本食が備蓄されています。今年の初めに引っ越した時に整理してみて自分でもその量に驚いたのですが、まあ、大型ゴミ袋で3袋、プラス、ダンボール一箱くらいありましたか。頼んだイギリス人の引越し屋が、「このspecial foodは一体何なんだ」と私がいない隙に話し合っているを柱の陰で聞いてしまい、ちょっと恥ずかしかったですね。これだけ豊富に蓄えがありながら、これが切れると不安でたまらなくなり、精神面に影響が出てしまうものと言えば、勿論お米、油揚げ(味噌汁に入れます)、永谷園のお茶漬けの素、ラーメンなどでしょうか。普段こういった物は「見かけたら買う」方式で、精神衛生のメンテに怠りは無かったはずですが、先日珍しく、ラーメンが家に1個もないという、「ラーメン飢饉」が発生しました。週末、満を持して買い出しに出かけたロンドンの日本食料品店。が、日本のラーメンは見当たらず、香港の工場でできたものばかり。え~っ....。油揚げも、いつも買っているものは売ってない。日本の饅頭系はすべて台湾製に置き換えられていました。多分、台湾製が味的に一番近いんでしょうね。ラーメンは香港製で良いとして、レジの人に「あの、いつもの油揚げは?」と聞いてみると、震災の影響でもう入荷しないかもとのこと。「ね、UFOも無いでしょ?」と言われ、そういえば、日本のカップ麺の類も超品薄。「もう入って来ないんですよ~」ですって。そう言えば、5月くらいに油揚げを求めてさまよった時も、どこにも置いてなくてようやく1個売れ残りを発見して買い物カゴに慌てて入れたんだったし、日本製ラーメンも「えらく種類が少ないな」と思っていたのでした。そうですか、ついに在庫が無くなったんですね。被災地で生活をしていらっしゃる方や、食品に含まれる放射能を心配している方に比べれば、もの凄く小さな事ですが。ちょっと困った事になっちゃいました。
2011年08月25日
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石垣島からは、近辺の島々に高速船が頻繁に出ています。私たちは、西表島と竹富島の両方を1日で廻ってしまうというツアーに参加しました。西表島というと、イリオモテヤマネコ。それからカンムリワシ、セマルハコガメなど、天然記念物指定の動物の宝庫。お土産やさんにも、ネコのぬいぐるみ、カメのぬいぐるみがいろいろ売っていて、前夜の那覇でのアグー豚に続いて、なんとまあ、四六時中動物の話ばかりしていたような気がします。一番の思い出の動物は水牛です。西表島に行くと、すぐそばの由布島まで水牛車で渡れます。可哀相という意見もあるかと思いますが、単純にかわいいです。ほれ。水牛車の中では、御者ガイドの方の三味線に合わせて「涙そうそう」を観光客全員で合唱する場面もあり、なんだか涙が出ちゃいました。そして水牛の子供たち。竹富島では、ちょっと判りにくいかもしれませんが、↓こういった感じで水牛車に乗って古い町並みを観光できたりします。こちらの水牛は、自分で観光ルートも覚えていて、狭くて曲がりくねった道を上手に歩く事ができる、水牛の中でもエリート君達だという事でした。和むわああ。
2011年08月19日
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先日沖縄に約20年ぶりに行ってきました。今回の旅行は石垣島メインだったのですが、妹から「沖縄、ベタだけど超楽しいよおぉ」と勧められ、前泊することに。いやあ、近年の沖縄ブームは承知していましたが、ほんと楽しかったです。何が楽しいって、一体何が楽しかったんでしょうね。時間がなかったので、お昼食べて、首里城に行って、夜は国際通りへ、と、まさにベタなコース。暑いし、国際通りの客引きはうるさいし…、なはずなのに。どこかスペインにも似たリラックス感のせいと、後は「人」ですね、きっと。やはり南国はいいです。夕食にいただいたアグー豚のステーキも美味しかったし。翌朝、連れの母親が、「ゆうべはアグー豚の事を考えていたら、いつの間にか眠っていた」と言っていて爆笑してしまいました。今度は1泊と言わず、2-3日ゆっくり滞在してみたいなあ。
2011年08月08日
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先日日本に帰国して気付いたこと。虫がかなり減ったような気がしました。夏と言えば、蚊、ハエ、ごきぶりなど、いろいろ居たはずですが、結局、何も、一匹も見かけませんでした。マンション暮らしならともかく、うちの実家は一軒家。最近の家っちゅうのは、それだけ密閉性が高いのでしょうか。しかし、外に居てもしかり。夕方、河畔公園のベンチに座っていても、朝方、家の玄関前に座り込んで涼んでいても、蚊の気配さえ感じませんでした。不思議ななあ。イギリスで多いのは、クモです。家の中でも外でも、正規の角っこどころか、どんな角度でも面が2枚揃っていればば、どこにでも巣を張ります。車も2-3日乗らずに放置していると、バックミラーにお家を構えてます。最初は気味悪かったのですが、今では、小さなクモは見て見ぬふり、大きくて見ていて不快になる場合はもう掃除機でシュッと、何のためらいもなく吸い込むことができるようになりました。今の家はフラットの1階なのですが、ここでよく見かけるのが団子虫。私は小さい頃、ボール虫って呼んでました。あまりに久々に見たので、最初あの幼い頃の遊び友達、ボール虫君とも気付かず、最初は鳥肌立っちゃいまして。駆除方法をネットで調べていると、まあそれなりに駆除剤なんかも紹介されていましたが、なんか「ボール虫と遊ぼう!」的なページがやたら多く、ちょっとしたかわいい生き物扱い…。殺虫意欲がすっかり無くなってしまいました。気色悪いには違いないのですが、どうせ寒くなったら居なくなるし。もういいかと思ってます。
2011年08月05日
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先月、2週間ほど日本に一時帰国してきました。真夏の日本に帰るのは実に15年ぶりという事で、節電ムードもあり、どうなることかと思いましたが。実際、暑かったです。成田の到着ロビーで、その熱気で一瞬呼吸困難に。「い、息が出来ない」って、マジで思いました。あとは、エアコンの設定温度のせいでしょうか、レストランも何も無いロビーに何となく立ち込めるダシの匂い。「ああ、日本だ」と感慨深いものがありました。(笑)うちでもエアコンの設定温度は28度。イギリスの日中最高気温より5度くらい高かったりするのですが、体感温度というのは、ある程度、比較の問題なのかもと思いました。湿気ムンムンの廊下から28度でもエアコンつけてる部屋に入ると涼しく感じるし、風呂上りの送風機も、冷房ではありませんが、いい風送ってくれて汗が引くのには充分。「もう無理」と思ったこともしばしばですが、ごまかしごまかしやっていくしかないのかなと思った次第です。前回の帰国時とはすっかり状況が変わってしまった日本では、皆さんのニュースや政治に対する関心の高さ、それから、「コミュニケーションを大切に」という空気に違いを感じました。学校でそういう指導でもしているのでしょうか、見知らぬ小学生から2度ほど、「こんにちは!」って挨拶されました。いずれにしても、鬱になったり悲観してばかりはいられない、自分がしなければならない事、自分ができる事を普通にやり続けるしかないと言うのが、自分の結論です。
2011年08月01日
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しかし、判りません。反原発運動での山本太郎の立ち位置。
2011年07月13日
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どうも時代に極端に乗り遅れている感のある私ですが。コミュニケーションの取り方で好きな順番は、いまだに、直接会って話す > 電話 > メール > テキスト > SNSでのメッセージてな感じです。各SNSに登録し始めたのは数年前ですが、会社を辞める時に同僚から「これからも連絡しましょう」と言われて参加したのがきっかけ。入ってみて驚いたのが、知ってるあの人もこの人もみんな登録していて、会社でしか繋がりのない(とはいえ、会社は大きな繋がりですけどね)、しかも日常大して話もしてないような組み合わせでばんばんリンクしていること。正直、そんなに頑張って「お友達」の数を増やしたいのかと疑問。知り合いにメールで連絡を取ると、「私はここのSNSに入ってるから」とご招待が来ます。これ以上は、もういいです。F○ce○ookは、友達の写真がアップされたり、近況が見れたりとそれなりに楽しいのですが、あのLin○ed○nには若干閉口気味。知らない中国人(もしかしたら、どこかでお会いしているかもしれませんが)や、リクルートメント会社から、リンクしましょうというお誘いが毎日のように入ってきます。どうも、同じ業界の方々がサーチしては、ランダムにリクエストを送っている模様。あの手のサイトからビジネスが拡張するなんてあり得ないというのが私のまわりでは定説ですが、まあ、そうは思ってない方々もいらっしゃるようで。アーティスト系など、フリーで活動している人達にとっては、ネットワークを拡げる貴重なコミュニティなのかもしれませんが。私はたまにGoogleで自分の名前を入力して、何か変なもんが出てこないかチェックするのですが、最近は、個人名を入れると、「メールアドレス、写真、すべての情報が見れます」的なサイトがある模様で、私の個人情報を掲載しているというリンクがサーチ結果に出てきます。怖くてクリックしてませんが、中はカラである事を祈るばかりです。
2011年07月13日
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最近、重宝して特によく使う野菜はキャベツ。日本で食べていた丸いキャベツもスーパーで売っていますが、こちらのものは、葉っぱと葉っぱが異様に密着してまして、剥くときに指を入れる隙間が全く無い。で、すぐ葉っぱが破れて非常に使いづらかった訳です。で、こちらで、その丸いキャベツよりポピュラーだと思われるのが、この↓pointed cabbage。日本でも売ってるんでしょうかね。私としては、最初、この形がまずキャベツとして受け入れ難かったことと、見るからに味が大雑把そう、とい理由で一度も買ったことがなかったのですが。随分前に友人宅でお食事会があった時にメンバーの1人がこのキャベツを持ってきていて、千切りにしたところ、肉厚でしっかりしていて歯ごたえあり。甘みも充分で、「人を見た目で判断してはいけない」的な、「キャベツを外見で判断してはいけない」と思い知り、以来、うちの冷蔵庫には常にこの三角キャベツが入っています。結構、場所を取るのですが、ま、好きだから仕方ないですね。こんな感じ↓で育っているようです。ちょっとした薔薇状態ですよね。(笑)葉っぱを上から使っていくと、芯の辺りも変わらず三角形を保っています。何か最近はその様子がかわいくて、変な愛情が沸いています。ちなみに、ご存知かもしれませんが、Chinese cabbageというと白菜の事です。で、このChinese cabbageにはチンゲン采(Pak Choiとも言います)なんかも含まれるようです。葉っぱが重なってて中華料理に使われる系は、すべてChinese cabbageでひとくくりにしてしまってる感がありありですよね。英語のそういうところが嫌いです。
2011年07月08日
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またまた過去日記です。数ヶ月前、この方↓のフラメンコ・ワークショップを受講しました。(写真は友達が撮ったものを借用。)もう自分の好きなフラメンコしか教えたくないというスタンスで、それはそれで潔いものがありましたね。楽しかった。ちょっとした目の保養でした。こういうタイプ、イギリスにはおりまへんねん。(笑)
2011年07月05日
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前にちらっと書きましたが、4月の初めでしたか、車上荒らしに遭いました。出かける為にいつものように自宅前に停めてる車に近づいてみると、後部座席横の窓ガラスが思いっきり割られてまして。顔から血の気が引くってこんな感じかと、見た瞬間、本当にすーっと全身が冷たくなりました。で、何を盗られたかというと、車に付いてた安っいCDプレイヤー。たまたま助手席に置いていた、ドライブのお友、松田聖子のCDは、触った跡はあったものの無事。(笑)。聞いても判らないからでしょうね。その他、置きっ放しにしてあった靴数足も無事。トランクに入れておいた、Rac(日本で言うところのJaf)からタダで貰った車のメンテキット、ジャッキとかそういうのが入ってるバッグなのですが、それも盗まれていました。明らかに大人の仕事ではないです。盗ったものがショボ過ぎ。犯罪を犯してまで手に入れる価値があるかないかも判断できない子供の仕業です。大した被害が無くて良かったんですけど、その日、出かけられなくなったのがショックだったのと、引っ越したばかりだったので「ここの治安って」とかなり不安になり、落ち込みました。で、とりあえず警察に電話してみました。通報したら、すぐ来てくれるのかと思いきや、普通に「あら」、「へえ、そう」みたいな感じで状況を聞かれた後、保険会社に被害を請求する時に必要なのか、(多分事件の)参照番号みたいなものを告げられました。指紋は取らないのか聞いてみると、表面がスベスベなとこ、例えばガラスとかCDケースとか、そういう所にはっきり残っている感じが無ければ取れないと言われました。「ここの治安が若干不安なんですけど」と訴えると、地域の警備担当者を、私が希望すれば、話を聞きに寄越してくれると言ってくれたのですが、話を聞いて貰っても直接効果があるわけでは無さそうだし。電話で応対してくれた女性警官からは、暗に、そこに引っ越すって決めたのはあなた自身なんだし私には関係ないとほのめかされちゃいました。さらに、「私だって、川の側に住んでるけど(私の住んでるとこより環境の良いエリアに住んでいる事を強調。)数年前には泥棒が入ったし、数ヶ月前には車上荒らしにも遭った」と。警察の発言とは信じられ難し。(笑)「では、さようなら」と電話を切られそうにになったので、信じられない思いで「それだけ?」と聞くと、「どうしてあなたがそんなに怒っているのか判らない」と逆ギレされました。要は、これくらい日常茶飯事なんだから大騒ぎするなって事のようです。盗られたものは全部保険で返って来るんでしょ?って。そうでもないんですけどね。しかし、これがきっかけで今までの自分の安全管理の甘さを思い知りました。これまで、車をロックし忘れる事も多かったし、いろんな人に注意されながらも、外から見える場所に物を置きっ放しにしていたり。すり、置き引き、かっぱらい、泥棒、車上荒らし。そんな事件にこれまで一度も遭わずに済んでいたなんて、多分、超ラッキーだったんでしょうね。しかし。これからイギリスで引越し先を探す女性の皆さん。最近建ったフラットは、部屋も狭くて安普請な割には家賃が高かったりしますけど、やはり門がリモコンで開け閉めできるようなとこの方が安心かもです。
2011年07月03日
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昨日のイギリス南東部は気温が30度を超える猛暑でした。日本にお住まいに皆さんにとっては、「ちっ、30度かよ」くらいの事でしょうが、こちらでは年に一度あるかないかの気温です。外気温とはほとんど関係なく、やたら湿気が多くてひんやりしているうちのアパートでさえ、「お、今日は暑いな」と。普段羽織っているカーディガンを脱いでも大丈夫でした。私は自宅勤務ですが、私が契約書上所属しているオフィスでは、よりによってこんな日にエアコンが壊れちゃったようです。こんな日に壊れなくても、と、そのマヌケ加減が面白くて笑っていたところ、まず10時頃、「とにかく窓を開けましょう」の指令が。そしてお昼時、オフィスの責任者が気を利かせて、暑さ対策に大量の氷を発注したらしく、「給湯室に大量の氷があるから溶ける前に取りに来て」との指示が。ここで氷の出番って…、と絶句。そして午後2時過ぎ、オフィスの一番偉い人から「これ以上働くことが不可能と感じる人は、今日はもう帰ってよろしい」って。おいおい。確かにコンピューターの熱でオフィスの気温が上がりがちなのは判るけど、そんなに暑いか?と。そんな大騒ぎの翌日の今日は、うって変わって雨模様。オフィスの上の空では雷が鳴っている模様で、「雷が鳴っています。作業途中のファイルはすべて保存しましょう」って、今度は停電に怯えているようです。なんだかな~。みんな大真面目にこんなやり取りしてるんですよ。面白すぎです、イギリス。
2011年06月28日
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日本の友達からメールが来て、来月、福島にがれきの撤去のボランティアに行くことにしたと言ってきました。で、その他もろもろ、返信のメール書いてたのですが、最後に、「放射能には気をつけてね」「ところどころ急に線量が高い箇所があったりするらしいから」って普通に書いてる自分がいて、自分でびっくりしました。こんな文章、生まれて初めて書くなあと思って。なんか、日本、変わっちゃいましたね。
2011年06月23日
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日本の食べ物が一番おいしい、イギリスには食べたいものが一切ないなんて文句ばかり言ってても始まらないので、スーパーに行ってもなるべくいろんな棚を覗いて廻るようにしています。最近のマイブームはこれ↓。生焼け(?)のバゲットで、自宅のオーブンに10分ほど入れると、焼きたて熱々のバゲットができ上がるという代物。冷凍可です。これがですね、スーパーでは普通に常温の棚に置いてあるし、その割に賞味期限が長いし、どんな保存料が入っているのやらと一抹の不安は残りますが、美味しいです。しかもお手ごろ価格。いくらかは覚えていませんが、多分1個、30ペンスとか40ペンス(50円とか60円とかそんな感じですかね)、その程度だったと思います。スーパーで売ってるものには、Basicシリーズの商品と、ちょっと高級シリーズ(Sainsburyで言うと「Taste the difference」シリーズ、TESCOの「Finest」シリーズなど)の2種類があったりしますが、こちらはBasicシリーズの商品。 ちょっとスーパーのサイトでレビューを見てみましたが、Basicシリーズであるにもかかわらず美味しい、この値段で文句は言えないと大絶賛。他の人のコメントにもある通り、バゲットの表面があまりにもカリカリに焼けてしまうため、パンの欠片が口の中に突き刺さって血が出るという欠点はありますが、充分です。自宅で仕事をしていると、毎日家で食べるお昼ご飯、時間はかけられないし、メニューを考えるのが面倒くさい、で、飽きるんですよね。そんな中で、挟む中味を変えることでバリエーションが出るパンは、やはり欠かせない存在。今度、焼きそばでも挟んでみようかしらね。いい物見つけた、そんな感じです。
2011年06月13日
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どなたかがどこかで書いていらっしゃいましたが、アメリカ人って、ほんとに仕返しするんだなーと思う事が最近ありました。良く言えば、自分の感情に素直に行動するって言うか…。何かされても「騒いだら負け」とばかりに黙り込んでしまうイギリス人とは対照的。ところで、「目には目を、歯に歯を」っていうフレーズの意味を検索してみたら、本来は、相手から損害を被ったら、損なったもの以上の仕返しをしてはいけないという戒めらしいです。「やられたらやりかえす」の意味で使うのは誤用とのこと。勉強になりました。しかし、便利だわ、インターネット。
2011年06月08日
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また暫く日記の更新をしていませんでした。と思ったら、明日からもう6月。月日の経つのは本当に早いですね。で、この5ヶ月何をしていたかと言うと。1月 ― 新年だと言うのに休暇ボケか、スタートダッシュが利かず。2月 ― 急に引越しを決めたはいいが、新居では暖房がオールぶっ壊れ状態。大風邪をひいて声を失う。3月 ― 声が出ないまま無理をおしてスペインに休暇に行ったはいいが、同行のKYな友人に振り回され、風邪の回復が遅れる。知らない人からは、酒とタバコなど自堕落な生活を送ったため喉を潰してしまった人扱いを受ける。そして大震災。4月 ― 自宅前で車が車上荒らしに遭う。ATMでお金を下ろそうとすると残高は減ってるのにお金が出て来ない等、不運が続く。気を取り直して一瞬フラメンコに打ち込んでみたものの、やはり日本の状況が気になってしまい、気分が晴れず。イギリスのテレビを見るのを止めてしまう。5月 ― 除々に回復傾向。ようやく日常生活のリズムを取り戻す。てな感じでした。これからはボチボチ、過去日記でも書いていこうかと思います。
2011年05月31日
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最近はさすがに廻りの人達から、「地震はその後大丈夫?」とか「原発どうなってるの?」などと聞かれることもなくなりましたが、在英日本人による震災向けチャリティーイベントは、今月も多々企画されているようです。まだまだ避難所で過ごされている方がたくさんいらっしゃる事は常に念頭にありますが、そんな中、毎日記者会見を行っている東電の社員の方がネットで話題になっているのを見かけます。どうやらイギリスの新聞にも記事が出た模様。この方達、「街で見かけたら、普通に声かけそう」って言うくらい有名人になっちゃってる様ですが、一般人なのに、暫くは個人的に息抜きをする場も無くなるんだと思います。なんだかんだ言いながら、彼らは大企業のエリート。が、所詮、組織の駒のひとつでしかありません。駒的なことで言えば、自分に課せられているタスクが報酬に見合っているかどうかで納得する世代でもあり、そういう前提で仕事がこなせる人達であるとも言えると思います。東電=隠蔽体質みたいなコメントはあちこちで見かけますが、事態の重さを度外視すれば、何にせよ決定が遅い、部署間の連絡が悪いなんてのは、どこの大企業も同じ様な感じです。この非常時にって理屈はあっても、普段やり慣れてないことを急に改善しろったって、長年の体質は体質ですよね。ましては政府関係機関が絡んでくると、民間企業は何気に不利な立場に立たされる。決して同情するつもりはありませんが、正直、私が今勤めている会社と非常に似た傾向を垣間見ました。そんな中、2週間位前からでしょうか、東電と原子力安全保安委員会、文部科学省および総理大臣補佐官、所謂、民間企業と官僚と政府による合同会見がスタートしました。これがですね、日本の社会構造の縮図みたいで興味深いです。欧米では特にそうですが、普通のビジネスのシチュエーションでも、質問があってもとりあえずまとまった答えが出せるまでは内部の人間でも返信しない。他にやる事がたくさんあるのに、いちいち返事をするのは非効率的だからです。その良し悪しは勿論状況によりますが、基本的に毎日毎時期限があってタイムリーに仕事をしないといけない質問者であるマスコミとは、置かれている立場が違います。「不完全でもいいから、判る範囲で今教えろ」とか、「とにかく、みんなでこの場で考えましょうよ」なんていう記者の意見は、客観的に見てなかなか受け入れられないかと。が、先日、政府の代表的な立場で会見に出ていらしてた方(モナ男さん)が、「国民をパニックに陥れないために、判っていたけれども公表しなかった」的な主旨の発言をされていて、それは間違いだと思いました。前にもどこかで書きましたが、日本の国民は馬鹿ではありませんので、関係機関の間で調整が必要な場合を除くとしても、事実として判っている事は伝えたら?って素直にそう思います。誰かもコメントしてましたが、明らかに上から目線の対応。そして、それが今の日本政府のあり方なのかと、ちょっと疑心暗鬼です。まあいずれにしても、いろんなドラマが展開されているネット上でのライブ配信。長いこと日本を離れている私としては、今の若い世代がどういう人達なのか実際を知る由もありませんでしたが、コメントで見ている限り非常に素直だという印象で、個人的には嬉しいことです。それはともかくとして、普段国会中継なんか見ない人(例えば私ですが)、こういう媒体を通じて、もっと自分の国の事を真剣に考える良い機会であると思います。お。ちょっと石原慎太郎入っちゃいましたかね。(笑)
2011年05月05日
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新居に越してきて暫く経ちますが、まあ、いろんな事が起きます。そんな中、お向かいで1人暮らしをされていたおじいさんが亡くなられと聞きました。心臓発作だったそうです。越してきたばかりの時1-2度、どこかの鍵をお借りするのにお話させていただいた事があったのですが、これがまあ結構な気難し振りでございまして。後から聞くとずっとご病気だったようで、きっと気分が塞ぎ込んじゃってたんでしょうね。このおじいさんの趣味はガーデニングだったようです。裏に住民共用の庭があるのですが、自分ちの前の部分だけ丁寧に手入れをされていました。越してきた当初はヒヤシンス、今はチューリップが満開です。育ててきた方が亡くなってしまって、夏には雑草ボウボウになっちゃうのかしらねと思いながらキッチンから裏庭を見ていたら、上に住んでるおばさんが子供の手を引きながら、チューリップに水を遣ってるのを見かけました。いろんな事に気付いても、結局何もしていない自分に気付きました。
2011年04月07日
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NHKのご厚意でUSTREAMを通してNHKニュースの日本語放送をライブで見させていただいてましたが、その配信も先週金曜日に終わってしまいまして、リアルタイムで日本の状況を知ることができず何となく不安です。ヤフーなどで日本のニュース記事を読むのが私の毎朝の日課ですが、こうして映像ニュースをライブで見られる状態に一旦慣れてしまうと、やはりネットでの新聞記事って、もの足りない。日本の情報は常に把握していたつもりだったんですけど、記者の方がサマリーした記事を読んで何を知っていたのかって感じがしてます。USTREAMを利用するようになって、東京電力の記者会見は今もほぼライブで見ています。海外にいると、質疑応答なんかで使用するフォーマルな日本語に直接触れる機会が少なく、そういう意味では、日常では使わないビジネス会話独特の言いまわしや形式ばった表現を聞くのは、不謹慎ですが、非常に勉強になったりします。USTREAMやニコ生ではライブ配信の時に横にコメント欄があって、視聴者がツイッターなどでつぶやいた言葉(しかし、ツイッターの日本語訳が「つぶやき」ってなっちゃてるのになんか非常に違和感が…。)がリアルタイムで表示される仕組みがあります。これがですね、アカウント持ってれば多分誰でもつぶやけるんだと思うのですが、的を得たものが結構あるんですよね。想像してた以上に、おかしなコメントは少ないです。私が個人的に一番好きだったのは、東電の会見で、プルトニウム検出のニュースが出たときに「白状しろ!カツ丼食え!」ってつぶやいてた方がいて、これはですね、日本人にしか判らないコメントだよなあと感慨深いものがありました。同じ映像を見ながら、感想を共有する。私はネットは基本的に、コミュニティーを通して友人と連絡、ニュースのチェックと仕事以外にはほとんど使わないし、基本なまけ者のテレビっ子なので長時間興味のある話題を追ってネット検索なんてほとんどしない関係でかなりこういう方面には疎いのですが、こういうシステムって前からあったのかしら。誰かが、テレビの時代は終わった、これが新しいメディアの形だと仰ってましたけど、私も当たらずしも遠からずって思います。しかし、日本のテレビが恋しい。先日、母が3月14日の分の新聞や報道特番の録画を送ってきてくれて、改めて今回の震災の大変さを確認したところですが、海外に脱出する人がいる一方で、私自身は帰国したい気持ちが強くなってしまいました。日本語に触れすぎたせいでしょうかね。今までは、経済的な面を目標に生きてきたようなところがあるのですが、なんかそういうのって最優先項目ではないというか、もっと大切なものがあるのではと考え始めてます。
2011年03月31日
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私は自分の故郷として日本が大好きですが、日本のマスコミ、特にワイドショーだけは??と思うことがしばしば。受けつけないものがあります。(て言っても、帰省したらつい暇潰しに見ちゃいますけどね、ワイドショー。)何が嫌いかというと、あの、人を煽り立てる言い方です。事件の報道でも、視聴者へのアピールばかり。まるで国民の代弁者であるかのような不遜な態度で、被害者・加害者を問わず事件当事者の廻りに土足で踏み込む。日本のニュースは、どうも報道自体に意図があるようで、気持ち悪いです。ニュースをどう感じるかは視聴者に任せておいて、客観的な報道をお願いしたいものです。あと、誰かに怒りをぶつけたりする権利があるのは、正式には当事者・実際の被害者だけです。単なる会見の中継でも、事件の報道でも、国民感情を煽るなんてもってのほか、何様のつもりでしょうか。日本の国民は馬鹿ではないので、事実をきちんと並べて見せれば、自分で判断してそれぞれに意見のひとつでも持つものではないでしょうかね。テクニック云々もあるかとは思いますが、不必要に大きな声を出すマスコミ関係者は、それだけでもうアウトです。と、私は思います。ちなみに、朝日新聞の記者でひとり、超嫌いな奴が居ます。
2011年03月25日
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1ヶ月ほど前に引っ越しました。と言っても、前の所からさらに数マイル田舎側へ移動した程度ですが。前のとこは、典型的な郊外のindustrial area。イメージが沸かない方はミニミニ・シリコンバレーを想像していただけるといいかと思いますが、住居もそれなりに小奇麗で新しく、機能優先で、住民も近所の会社にお勤めのプロフェッショナルばかり。朝早く出勤する人が多いため昼間の駐車場はガラガラ、みなさん夕方6時ごろ一斉にお仕事から戻ってくるような環境だったのですが。今度のとこは、まあ、いろんな人が住んでいて超庶民的。渡英以来早9年、子供を怒鳴りつける声など、この国ではついぞ聞いたことはありませんでしたが、ここでは既に数回、家族で言い争う声や子供を叱りつける大声を耳にしました。平日の昼間、ブラブラしてる人も多いし。なんか、女性が髪染めてるのはいいんですけど、色が…。なんていうか、お下品オレンジ色率が高かったり。そんな中、ついに出ました、スーパーのカートを私物化している家族。うちの上の階に住んでる人達です。昔住んでいた隣の島国ではよく見かけていた光景ですが、スーパーのカートありますよね(↑これ)。あれに買ったもの入れたまま、そのままお家まで持ってきちゃうんです。車が無いのか、駐車場代節約のためか、スーパーからゴトゴトゴトゴト…、商店街を抜け、国道の信号を渡り、駅前を通って、カートを押してそのまま自宅まで。そういえば、隣の島国で庶民派の男性と結婚していた日本人女性の友達が、家に遊びに行った時、「これがうちのカートよ」って、どこぞのスーパーのカートを自慢げに見せてきた事がありましたっけ。郷に入れば郷に従い過ぎの一例です。いやあ、でも久し振りに見ちゃいました。イギリスにも居たかと、感慨深い思いでした。
2011年03月24日
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今日電車に乗って外を見ていたら、巨大な白い鳥が空を飛んでました。(写真はイメージですが、これにほぼ近い感じです。)白鳥だったようです。白鳥って、大空を飛ぶんですね…。
2011年03月18日
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未曾有の大地震が起きてしまいました。私は休暇先のスペインでニュースを知り、日曜日にイギリスに帰国したところです。迷惑かとも思いましたが、日本の友達や知り合いとそのご家族の安否を問い合わせ、とりあえず全員無事とのことで、何よりだと感じています。スペインでも、勿論イギリスの人からも、たくさんの方からお見舞いの言葉をいただいています。私はイギリスにいて節電など直接協力することが難しく、そういうメッセージは有難くも、私などが頂戴しても、実際に被災している方たちの事を考えると複雑な気持ちです。この場を借りて、海外でもたくさんの人が日本の心配をしてくださっていることを伝えさせてください。しかし、日本人は強いです。冷静できっぱりした態度には頭が下がります。先ほど、1人暮らしの母に「落ち着くまでイギリスに来ていたら」と勧めてみたら、「私は怖くない。みな同じ状況なのでこの地に居ます」と。妹も薬局をやっている関係で、薬が必要になるかもしれないから「ここに居る」そうです。最初はBBCやCNNのニュースを見ていましたが、賢い大学の先生あたりが出て来て、経済・原発の現状の分析や将来の予想ばかりで、実際の人々の様子が見えない。ロンドンのスタジオのキャスターと日本在住の記者のやり取りは、どうしても他人事のトーンが含まれてて、ちょいちょいカチンとくる。と、かなりのフラストレーションだったのですが、今はUSTREAMで日本のニュースをライブで見られることが判り、今は一日中、テレビに釘付けです。まだまだ予断を許さない状況ですが、少しずつでも状況が回復することをお祈りしています。私も、何もせずにテレビばかり観ていてもしようがありませんので、被災者の方の事は忘れませんが、明日からは自分の生活のペースを取り戻したいと思います。
2011年03月15日
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お。いろいろバタバタしてまして、日記が滞ってます。最近、革命的な事が起こっている某国のニュースを毎日見ていますが。自分をコントロールして、静かに話が出来るか出来ないか、感情を抑えて冷静な行動ができるかできないかに、その人の品格が現れるような気が、最近特にします…。感情を抑えられないくらい最悪な出来事が自分に起こってしまったら、そんな事言ってる余裕なんてなくなっちゃうんでしょうけど。ってことは、今の私の人生は平和そのものって事なんですね。感謝です。
2011年03月02日
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随分前の話ですが、去年の夏の休暇はバルセロナとその近くのリゾートにそれぞれ1週間ずつ、日本から来ていた母をヨーロッパ大陸デビューさせる楽しい旅だったのですが。バルセロナ、嫌いでした。バルセロナ自体は2回目で、街の建物の美しさは文句のつけようもなく、食べ物は美味しいし、海は近いし、アンダルシアみたいに気が狂いそうに暑くもなく。が、観光地ってあんなものなんでしょうかね。とにかく人が感じ悪かったです。泊まったホテルがまず最悪で、フロントから、朝食の受付係のおばさんから、カフェのウエイトレスに至るまで、感じ悪かった。フロントは質問しても何ひとつ教えてくれずロビーに置いてあるパソコンを指差すのみ。ネットで自分で調べろってことです。朝食の受付は完全なつくり笑いで、でも客にちょっとだけ見えるように嫌な顔をするのを忘れず。ウエイトレスは、英語が片言なのは仕方ないけど、「ちょっとその言い方はないんじゃない?」ってくらい高飛車で。きつめに言い返したら、黙リましたけど。どうも日本人のこと馬鹿にしてますね、あの人ら。レストランも、黙ってても客が入ってくるせいか、サービスのサの字もなかったですね。観光案内所も、何か聞いても電話番号渡してきて「自分で電話しろ」って。スペイン語ができないから、長い時間こうして行列してたんですけどね。Ramblas通りの花屋で花の種を数袋買ったら、袋に入れるときに店員がちゃっかり2袋くらい抜いて渡してくるし。そういえば、スリにも狙われました。幸い一歩手前で気付いたから良かったですけど。相手を指差して、日本語で「スリ!」って叫んでやりましたが、警察に突き出す勇気はなかったな。唯一感じが良かったのは、地元の人で一杯(観光客もたくさん居たけど)のレストランの人と、1日観光ツアーの添乗員くらいなもんでした。添乗員は勿論、「自分は仕事です」オーラを常に出してはいたのですが、唯一、普通に話せる人でした。気のせいか他のお客も彼相手にホッとした感じで、最後は、みんな握手してましたっけ。やっぱ嫌いだわぁ、カタロニアの人…。嘘かホントか、バルセロナに住んでいたイギリス人の友達によると、バルセロナの人は外国人(特にアジア人)がお嫌いなんですって。彼女は、バルセロナでは英語学校の教師をしていたのですが、外国人の生徒を連れて行って、気持ちよくお茶を飲めるカフェは少なかったって言ってました。なんだかんだ言って、今回もその割には200枚近く写真撮ったし。食べ物が美味しいので、また行くんだろうなあ。(笑)私の負けですね。
2011年02月08日
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