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December 6, 2005
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テーマ: 鬱病(2271)
カテゴリ: 持病パニック障害
12月4日訃報がとどいた。
くるみちゃんが亡くなった。

2~3日前にここから3キロ先の家で火災があり
37歳の女性が亡くなったということは耳にはいっていた。

その火災がくるみちゃんとリンクした。

くるみちゃんは、小学生~中学生のころ
私の実家の近所にすんでいた。

はじめてくるみちゃんに会ったのは小学校3年生のときだ。
長い髪をみつあみにして、色白で、スタイルがよかった。


くるみちゃんは、一緒にあそうぼうと声をかけると
いつも、私につきあってくれた。

くるみちゃんの家にはピアノがあり、
くるみちゃんになにかひいて?とたのむと

「アラベスク」という曲をよくひいてくれた。
とても上手だった。

5~6年生のときは地区のソフトボールチームに一緒にはいっていた。

私たちのチームは優勝候補で
他のチームと練習試合をしても負けることはほとんどなかった。
期待通り
小学校区の大会で3位になり。銅メダルをもらった。


市の大会ではなんと、優勝して、地方新聞の1面を飾った。
祝賀会では
監督さんが、優勝カップにビールをいれて、うれしそうにいっきに飲んでいた。

くるみちゃんの守備は2塁ベールだった。
2塁をアウトにすると、くるみちゃんからボールが

アウト!ダブルプレイ、チェンジ。

痛快だった。

くるみちゃんは音楽が好きだった。
中学に入学したら偶然、同じ吹奏楽部に入部した。

くるみちゃんはフルートがとても上手だったし、
いつもまじめに練習をしていた。
くるみちゃんは鼻炎だったので部活が終わると
耳鼻科に行っていた、いつもまにかわたしも待合室でくるみちゃんをまっていた。

なんとなく、中学のころのくるみちゃんはおとなしくなった気がしていた
通学の時も、無口だった。どちらかというと、自分から話をするというよりも
友達の話をきいて、うつむきかげんで、にこにこしているほうだった。

中学を卒業してからは
進路が別で、友達もかわり、あまり話すことはなかった。



くるみちゃんのお通夜には行かないつもりだった。
でも、くるみちゃんのいろんな思い出がそうは、させてくれなかった。
くるみちゃんはやさしいから、自転車をいつもかしてくれた。
くるみちゃんは、学校に行くとき、家のまえでいつも私をまっていてくれた。
そうだ、くるみちゃんの誕生日も12月だった。


くるみちゃんの家は全焼したらしく、
葬儀会館でお通夜、お葬式がおこなわれた。

夕方5時すぎに
車を運転して、くるみちゃんのお通夜に向かった。
きちんと、くるみちゃんにお別れをしないと
いつまでももやもやした気持ちがおさまらなかった。

長いバイパスをすぎ、交差点を右に曲がった
そこからは、街頭もない暗く、対向車もすれちがうのが
やっとの道だった。

まわりは田んぼで、車が落ちそうになり、
だんだん、自分がどこにいるかわからなくなった。
どこまで走っても暗くて長い道で、怖くなった。くるみちゃん、暗くて、遠いよ
くるみちゃんはこの道の先にいるの?くるみちゃん。
行き止まりになってしまった。
ぽつんと民家があったので、葬儀会館までの道をきいて
ようやくたどりついた。 

くるみちゃんの写真は成人式の写真だった。
くるみちゃんのおかあさんがいた。
おかあさんは、気丈にふるまっていた。

くるみちゃんのお母さんには私もずい分お世話になっていたものだ。

「ごめんなさいね、こんなことになっちゃって
写真も全部燃えちゃったって、この写真だけが残ったの」

くるみちゃんの話をおかあさんからきいた。

亡くなる1週間前に、ソフトボールをしていた仲間に
会いたい、と話していたそうだ。
不思議と急に、ご両親に甘えるようになったみたいだ。
くるみちゃんは、2年くらいまえ、私の実家にも会いにきてくれて
いたそうだ。


一時期、調子が悪かったんだけど、ここ最近
だいぶ、病状もあんていしていると、お医者さまからも
おなしされていたらしい。
12月には、くるみちゃんの誕生日のこと、クリスマスのこと、中島みゆきの
コンサートに行くこと。おかあさんといっぱい計画をしていた矢先だったらしい。

火災の日
くるみちゃんは一人で部屋にいたんだけど、様子がおかしいなと
ご両親が気がつき、部屋にいったときは、
助けることもなにもできない状態だった、とくるみちゃんのお母さんが話してくれた。
くるみちゃんの大切なフルートも燃えてなくなっちゃったって。

くるみちゃん、ごめんね
くるみちゃんから、私に会いにきてくれていたなんて
よほど、のことがあったんだね。
あのとき
折り返し電話して、くるみちゃんの辛かったこと、
聞いてあげてれば、もっと違う方向にいったのかもしれなかったね。
いまごろ会いにきて、あたし冷たすぎるね。

くるみちゃんのうわさは、ちょっと耳にしていた。
でもくるみちゃんは、しっかりしているから
大丈夫。そう思っていた。 

くるみちゃん、親不孝だよ!こんなことあんまりだよ。
くるみちゃんのおかあさんの前で、
こらえても、こらえても涙がとまらなくでてきた。

泣いちゃ、いけない
くるみちゃんのおかあさんのほうが、どんなに辛いかって。

でも、くるみちゃん
くるみちゃんのそういうところもふくめて、くるみちゃんなんだし。
嫌いにならないから。いままでどおりだから。

安らかに。 思い出ありがとう。 くるみちゃんへ。







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最終更新日  December 6, 2005 07:46:30 PM
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