迷鴎亭 ★BAKERY FESTE★

迷鴎亭 ★BAKERY FESTE★

2010.02.02
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このころは良い天気だったのに、あとで曇ってしまった。
雪はとりあえず融けていったけど、世の中寒すぎる。
郵便局へ行ってから図書館へ行って、ヘビの本と虫の本を読んできた。

これ読んだ。→ 『かえるよ!カイコ』
イラストもいっぱいで楽しい本なのだが、子供に勧めるにはちょっと覚悟が必要だ。というのは、他の種類のガやチョウの幼虫を飼う場合は、成虫になったら外に放せばいいのだが、カイコは自然界で生きられない虫だから、羽化した成虫も飼い続けなければならないからだ。
それの何が問題か・・・カイコガ(カイコの成虫)は飛べないし、幼虫もそうだけどそもそも逃げ出すという行動様式をもたない虫である。成虫は飲み食いもしないから、適当な箱にでも入れて(蓋さえ必要ない)眺めていればいいではないか。
まあ、1匹ならね。複数いると、確率からいってオスとメスがいるから、交尾して卵を産む。そして幼虫が孵化する。人が世話しなくては生きていけない幼虫が。
べつに律儀に全部育てなくてもいいよ、と思って卵を捨ててしまえば一件落着である。アゲハだって、成虫を飼って卵を産ませたりしたら、数十匹から百匹以上の幼虫を普通の個人が育てられるはずないから、悲惨な事態になるのは同じである。


カイコを飼うことを子供に勧めるにあたって重大な問題があるということは事実である。そもそもカイコを飼う=養蚕の目的は、「繭を煮て絹糸をとる」ことだからだ。その目的に特化され、自分では数メートル先のエサにたどり着くことさえできない生物にされた(それが品種「改良」なのだろうか?)カイコを飼うことは、アゲハやモンシロチョウやスズメガの幼虫を飼うこととはまったく違うのである。
この本にもはっきり書いてあるように、完全に家畜化されたカイコは、蛹を殺して繭から絹糸を取って人間の役に立てることによってのみ、その命を完全に生かすことができるのだ。
そう説明して、教室でカイコを育てている子供たちに納得してもらえるのかな・・・?実際に学校で生徒がカイコを飼っているみたいだから、なんとかなるんだろうね。

私が小学生だったら、泣いちゃうかも。カイコの終齢幼虫はとても大きくて、すごくよく食べて、観察しやすいから、愛着がわくと思うんだよね。
自分が育てたカイコの繭から絹糸を取って、それでスカーフでも作ったら嬉しいのかな?うまく想像できないけど。
そんなこと言いつつ今思いついたんだけど、豚を育てたらどうだろう?毎日一生懸命世話をして、太らせた豚を食肉業者に処理してもらって、ソーセージにでもしたら、私は大喜びで食べそうだ。
豚は「食べ物」である。カイコは「繊維の材料」なのだろう、きっと。でも、可愛いんだよ、幼虫v





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Last updated  2010.02.02 22:07:51
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