けんちゃにすと☆けんちゃにずむ

☆


=忘れたんじゃないよ・思い出さないようにしてただけ=

bidama

~それから?~

結局クラスについての説明を聞き、
前学期から継続してこのクラスを取る人以外は自分の希望するパートのオーディションを受けなければならないと・・・
「やっぱりダメなんじゃん!」を再確認させられた。
トボトボと部屋を出て行こうとする私に
さっきのベートーベン風(以下Mr.Bとする)が
「どこ行くの?オーディションするから早くオフィスに来るように!」と声をかけてきた。
えっ・・・もうこれ以上私に構わないでよぉ・・・
全然JAZZなんてやったことないのに、
なんとなく好きだからでこのクラスを取ろうとしただけなんだから・・・
オーディションなんて受けない~!!!
っていうか受けれない~!!!
私は帰る~!!!
って心の中で叫んだつもりがホントに声に出して言ってた。みたい。
そんな私にMr.Bは
B:「音楽は好き?」
M:「はい」
B:「楽器は何をやるの?」
M:「ピ・ピアノ・・・を少し」
B:「どれくらいやってたの?」
M:「4歳くらいの時から10年くらい・・・」
B:「じゃあ大丈夫だね」
M:「いや、あの、10年くらいやってたけどその後10年くらい全然弾いてないんですが・・・」
B:-----全然聞いてない-----
M:「あの、JAZZは全然分からないんですが・・・」
B:-----全然聞いてない-----
M:「あの・・・先生どうしましょう?」
B:「え?ピアノやるんでしょ?」
M:「えぇ、まぁ・・・」
B:「じゃあ来週からのクラスに遅れないようにね!」
M:「はい?」
B:「ピアノ担当が一人しかいなかったからちょうど良かったよ」
M:「はぁ」

というわけでオーディションなしですんなりとクラスを取ることになった。
すんなりクラスを取ることができても
すんなり演奏ができるというわけじゃないということは
後になって痛~いほど実感することになるのだが・・・


あの時もしMr.Bが声をかけてくれなかったら・・・
私はずっと遠~くからJAZZを聞くだけの世界しか知らなかったに違いない。
あの時もしMr.Bに出会わなかったら・・・
音楽がこんなに素晴らしいものだっていうことに気付かなかったに違いない。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: