La Vie・音楽とともに ~標高1,000mの高原だより~
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わたくしの大好きな、紅玉が出回る季節です。いつか、家の庭にこの木を植えたいと思っているほど好きなのです。「紅い玉」と書いて「こうぎょく」。読んで字の如く、深い赤色をした、日本古来の酸味の強いリンゴでございます。近年、甘さを追求する市場の要望に応える形で品種改良がどんどん進み、大きく甘い品種のリンゴが増え、いずれ姿を消しつつあると思われていた紅玉ですが、ここ数年、その味を懐かしがる年配の方、また、反対に、酸味を新鮮に感じる若い世代に支持され、徐々にスーパーにも置かれるようになり、人気が回復してきています。うれしい限りでございます。嗚呼、家に紅玉があることの幸せ。そう、家族みんなの幸せ♪我が家ではリンゴをむいた皮と芯は、うさぎが大好物で、目を細めて食べてくれるので、捨てるところがないのでございます。 今日は、この紅玉を使って、おやつにドイツ風りんごケーキを作りました。野球の新人戦に行っている麻呂達、勝っても負けても「お疲れ様」と迎えてやりたい。堀井和子さんのこの本のレシピで作りました。(両方に載っています。)「気ままな気ままなおかしの本」は、今や、若い堀井ファンの間では、垂涎の的の、既に絶版になった貴重な本。美しい写真がたくさん使われているこの白馬出版のシリーズは、全部で5冊あり、その後、ビジュアル・レシピ本のさきがけとなったことでも有名で、わたくしの宝もの。「モーニングブレッドとパンケーキ」には、同じ配合のドイツ風りんごケーキでも、クルミを入れた、少し進化したレシピが載っています。作り方はとても簡単。<材料>卵 2個きび砂糖または三温糖 大さじ4~5溶かしバター 60~80g(お好みで加減)ラム酒 大さじ1薄力粉 100gベーキングパウダー 小さじ1紅玉 2個グラニュー糖 少々シナモン 少々<作り方>1.卵を泡立て器で溶きほぐし、きび砂糖、溶かしバター、ラム酒を順に加えて混ぜる。2.薄力粉、ベーキングパウダーは合わせてふるっておく。これを1にふるい入れ、全体を 混ぜ合わせる。紙を敷いた型または耐熱パイ皿に流し込む。3.りんごは皮と芯を除き、縦12等分くらいの大きめのくし形に切る。2の上に放射状に並べ、 グラニュー糖、シナモンをふって170℃くらいで45~50分くらい焼く。そして出来上がったのがこちら。 今日はグラニュー糖を切らしていたので、プレーン・ヨーグルトに付いてくる顆粒状シュガーを使ってみました。「ドイツ風」というのは、ご覧いただいたとおり、飾り気のない焼きっぱなしの姿から命名されたものと思われます。今日は真ん中にりんごを載せなかったせいでちょっと盛り上がってしまいました。我が家のパイ皿は直径20cm。この中に生地がちょうどよくおさまります。まだ、やや温かいうちがいちばんおいしい。堀井さんもそうおっしゃっています。秋の午後のおやつにどうぞ♪
October 14, 2006
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