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天上天下
2008.12.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
第5章 Splash of Splinter 中編

サイバー「喰らえ、シャドー!」
ドカアアア!!!
この音は、シャドーが壁に張り付いた音でもなければ、体当たりがヒットした音でもなかった。絶対に当たると思われていたサイバーの体当たりは、赤いボディに止められていた。
サイバー「何?・・・レッドペガサス!邪魔をするな。」
間一髪、シャドーとサイバーの間に入り込んで攻撃を防いだピーオー。しかし、一体なぜ・・・。
ピーオー「二人がかりでやってんなよ。揉め事なら、レースで決着つけようぜ。」
そこには純粋にレースレベルを追い求めて闇に流れついたレース魂があった。フェイドの真の力を見て、世界最強まで言われた男は黙っていられなかった。すぐに視線をフェイドにやると、彼もそれに答えた。

ピーオー「行くぜ!」
ペースを上げたのはフェイドだけじゃない。ピーオーも明らかにコーナーへの進入スピードが上がっていた。様子見のペースから命がけのペースへと少しずつ移行していたのである。2位3位対決は闇レース本来の意味とは違う意味で荒れそうだ。

一方、ゴタゴタで順位を落としたサイバーとブラックシャドーだが、サイバーはまだまだ諦めていなかった。サイバーにはもう後には引けない野望があったのだ。
サイバーはツートーンファクトリーの研究室からマッドがベルズとノラヒカによって運び出されるのを見届けていた。そして作戦を考えた。マッドを復活させようという作戦である。彼はマッドとの決着をつけようとしているのだ。
元はといえば、サイバーが闇レースに来たのはマッドがいると聞いたからである。しかし、サイバーが闇レース登録を済ました頃にはもうマッドはいなかった。デュオによって潰されていたのだ。サイバーがデュオを嫌う理由はこれであった。わざわざ闇レースにまできたのにマッドとの決着をつけられなくなったサイバーだが、色々情報を集めるうちに、どうやらマッドは事故を起こした後、『デスネスト』に引き取られたということがわかった。サイバーは闇レースで活躍し、『デスネスト』のボス、テルドムと面会する。すると、マッドについて全てを話された。引き換えに、ハンターとなったわけだが、今、まさにマッド復活のために裏切り行為をしているところである。
サイバー「シャドー、てめえは俺一人で潰す。」
レースへ2周目へと入っていく。
サイバーはテルドムがどんな研究をしていたか知っていた。頭のいいサイバーはテルドムがどういう装置を作って何をしていたのか全て知っている・・・。したがって、その装置を自分で動かす自信もあった。マッドはある装置によって今の死んだような状態にされたわけだが、サイバーにはその逆の操作をする技術があった。

いつの間にか後ろでゴタゴタがあり、1位独走のベルズ。しかし、すぐに後ろの殺気に気が付いた。
ベルズ「あいつは・・・闇レースチャンプのフェイド。ブラックシャドーはどこ行ったんだ?」
ミラーに小さく写るフェイドとピーオーからあまりに凄まじい鬼気迫るオーラが届き、こんな遠くにいるのにベルズには全くリードを感じられなかった。


ピーオー「さっきのブラックシャドーとやってるときの迫力はどうした?そんなもんじゃないだろ。」
フェイド「ああ、いくぜ!」
このとき、フェイドは初めて全身全霊の力を漲らせた。持ち前のエンジンパワーを邪魔するものは何もない。ネジがいくつも吹っ飛んだ。気迫は底なしに増していき、溢れんばかりにオーラを漲らせた。そのまま猛スピードでコーナーを一つクリアされたとき、Qワールドチャンピオンのピーオーは不覚にもこんなことを思ってしまうのであった。
ピーオー(・・・こりゃあ、勝てねえな・・・。)
何ゆえにそう思ったのか。ピーオーほどのQが、気迫に圧倒されたのか。とにかく、フェイドの隠し持っていた実力はそうそうたるものだったといえる。

ピーオー「これが最強の闇レーサーか・・・。」
ピーオーもフェイドが爆発してからコーナー4つほどは命がけのつもりで全力のコーナリングをしていた。だが、今までに全くない経験をした。初めて、ピーオーは「これ以上コイツについていこうとしたら事故る」という恐怖心に襲われた。間違いなく、フェイドの並ならぬ気迫のせいであろう。ペースを上げられなくなったピーオーは徐々に逃げられていく。このとき、すでにフェイドは1位のベルズの真後ろにいた。
フェイド「雑魚が・・・!」
一瞬だった。追いつかれようとも抜かせない気でいたベルズは呆気に取られて前を行くオレンジボディの背中を見つめていた。



フェイド、本気発揮。ピーオーとの1対1を逃げ切りで勝つと、すぐに1位のベルズに追いつき、追い抜いてしまった。ピーオーでさえもついていくことのできなかったフェイド相手にベルズは一体どうする?
また、サイバーVSブラックシャドーは完全に1対1に。ブラックシャドーが逃げ切るかサイバーがブラックシャドーを破壊するか。
サイバーはどうやらマッドを復活させるためにハンターになったのだが、それとブラックシャドーを倒すことと、どういった関係があるのか。
次回、サイバーVSシャドーが決着!!





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最終更新日  2008.12.22 22:41:12
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