台湾の嫁~台湾っておもしろいのねん~ 

台湾の嫁~台湾っておもしろいのねん~ 

便所サンダルの仕事??


ごみ周辺物語11 ~便所サンダルの仕事??~


→→お話の始めへ

もちろん彼等が話す言葉を理解する事は出来ない。

しかしニーヨン達の黄色い声援と共に

ミスター便所サンダルがバイクの座席(物入れ)からとりだし、

高々に掲げた物を見て、

彼の人気の理由に納得がいった。



彼はタイやフィリピンで発行されているらしい

雑誌をもってここにやってくるのである。

彼女達の目的は彼ではなくてあの雑誌だったのだ。


うん。うん。わかるよ、その気持ち。

私だって、来た当初、久しぶりに買ったMOREやWITH(笑)

がどんなにうれしかったことか。

今やどこの本屋に行っても売っているけれど、

そのころ田舎に住んでいた私にとって日本の雑誌なんて

そんな簡単に手に入らなかったものだもの。


大好きなアイドル達の写真に懐かしさを覚え、

自国の流行ファッションや、わかりやす過ぎる母国語での説明に

気分は一気に母国へ戻る。

雑誌というものは何よりも手軽に

海外居住者を母国へ戻してくれる物なのではないかなあ。


とはいえ、ミスター便所サンダルが持ってくる雑誌の数といえば、

毎度一冊二冊がいい所。

そ、そんなみんなでよってたかってお金を差し出すほど数は無いぞう??


それとも、みんなでそんなに出し合わなきゃ一冊かえないほど

ミスター便所サンダルは腹黒いのかい??


なんて思っていたら、雑誌とは別に皆ある一定の金額を

ミスター便所サンダルに渡しているではないか。

貢いでいるのか?
ニーヨン??

ま、これだけみんなで手渡しているのだから、それはないでしょう(笑)


そのお金はミスター便所サンダルを通して

祖国の実家へ送られるのかな?

それともどこか彼女達に便利な銀行へ貯金されるのか?

はたまた彼女達だけの秘密のロトの軍資金なのか?

なんて想像は耐えないのですが、

聞いて見た事が無いので、このお金の行方はやはりなぞのままでなのであります。




続き読みますか?




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: