「主人公は僕だった」の巻。 2007年5月22日(火) 「とある作家の小説の主人公は実在していて、ある日その実在する主人公に作家である彼女の声が聞こえはじめ、自分がまもなく死ぬ運命にあることを知ってしまう」こんなあらすじ。もうね。ワタクシめのどストライクです。この設定が思いついた時点で成功してますよ。この映画は。普段こういう感動系はDVDでいいか。なんて思うのですが、あまりにも気になるストーリー、レイトショーで1200円、しかも給料日前なのに多少の余裕あり。といろんな要素が重なって、劇場へ。いや、最高でした。ベタ褒めさせていただきます。最初らへんのテンポのよさがイイですね。主人公の考えとかをテロップ的なもので表す演出とか。小気味よい。端役だと思ったパン屋の女主人。「えっ、この人がヒロイン?」って展開に驚きつつ、演じるマギー・ギレンホールが山本モナにしか見えなくなりましたけど、「特別美人ってわけでもないのになあ」と思っていたのが後半「おそろしくキュートだ」と思うほどよかったです。それもこれも主人公が恋をしてしまい、また恋をされてしまうという展開の賜物。観る前は作者の存在を知って、慌てて探してラストを変えてもらうっつうだけのお話だと思っていたんですよ。あくまで作者がみつかるまでをどうみせるか。だと。ところがどっこい、作者がわかってからの展開に参りました。「そう来たか」と。「それは卑怯だ」と。バッドエンドもあり得るのか。と。「頼む。ハッピーエンドであってくれ」と祈りつつ観てました。そしてラスト、安心安心。正直、バットエンドでもそれなりに評価したと思いますし、アリっていえばアリなんすけど、この映画においてはハッピーエンドでなきゃダメだったんじゃないかと。まあ、映画の中で作中の「小説」としてですけどどっちのラストがいいかダスティン・ホフマン(観る前にポスターで出ているのを知って驚き)がいいか言いきっているからこそ。よかったのかな。と。とはいえバッドエンド版作ってないのかなあ。と思いました。だとしたらDVD特典で。なーんかツクリというか繋げ方でいえば、バッドエンドにしておいて、本当のラストが「もうひとつのエンディング」って感じなんすけどね。原題は「STRANGER THAN FICTION」これはこれでステキやん。と。主人公のはめている腕時計(重要コモノ)がカッコよかったっす。