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書き手が変われば色んな隊士たちが。
近藤さんを応援し隊。
「誠」の旗印のもとに参集した男たち、「新選組」。京の治安を託された彼らは、不逞浪士の掃討に力を尽くし、最強の剣客集団として名を揚げる。しかし幕府は大政を奉還、新政府軍の東征開始で立場は逆転した…。「新選組」の魅力を余すところなく伝える必読のアンソロジー。
ツキイチで新選組本を読もうとうっすら企んでいます。
2月に読んだのがこのアンソロジー。
ちょっと記憶曖昧ですが、アンソロジーよありがとう!
おかげで色々な作家さんに出会えました~
清河八郎から函館まで、まさに新選組の興亡を
この一冊に収録された9編で見届けられます。
どれも読みごたえがあって満足でしたが、
わたしが好きだったのは、北原亞以子さんの「降りしきる」と
子母沢寛さんの「流山の朝」です。
「降りしきる」
芹沢鴨暗殺の日を、共に斬られた愛人お梅の視点から描いたもの。
お梅と土方さんの間の感情にドキドキしつつ物悲しくもなりました。
うっかり土方さんに恋しちゃう所だったよわたしゃ…
全体に漂う静かな緊張感も良かったです。
「お願い、はよ斬って。―お梅は、斬られた頬を押えて笑った。」-P111
「流山の朝」
もうとにかく良かった~…
今まで、新選組の志だったり生き様だったりが好きだと思ってたので、
武士を捨てて一人の人間として死に向かう近藤さんに衝撃を受けました。
ある意味裏切りなのかもしれませんが、
自由だ!と叫んで笑う姿は眩しかった…。惚れました。
野村や相馬、それにお秋の様子から
ますます近藤勇という人の魅力が伝わってきますねぇ。。。
「あんな奴らは、真の先生を見れなかったんだ」―P293
今後の予定はこんな感じ。まだまだ足りない。。。
これも欲しいなぁ・・・
『ビブリア古書堂の事件手帖』栞子さんと… 2011/10/05 コメント(4)
『万能鑑定士Qの事件簿』1.2 松岡圭祐 2011/10/05 コメント(3)