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『いっぺんさん』
朱川湊人 /文春文庫
色んなフシギ
面白い作家さんに出会った
いっぺんしか願いを叶えない神様を探す少年とその友人の奇跡を描く感動の表題作「いっぺんさん」、田舎に帰った作家が海岸で出会った女の因縁話「磯幽霊」とその後日譚「磯幽霊・それから」、山奥の村で、ほのかに思いを寄せた女の子に起きた出来事「八十八姫」など、じんわりと沁みる恐怖と感動の九篇を収録。
初・朱川さん本です。
お友達のmiwaさんにご紹介していただきました!
なんとなく気になってるけど手が伸びない作家さんて結構いるんですが、
読書家さんの生のレビューを拝見してからだと一気に気持ちが前のめりになりますね。
miwaさんありがとうございました~♪
いっぺんさん/コドモノクニ/小さなふしぎ/逆井水(さからいみず)
…の9篇が収録されています。
読書記録をサボってたもんでちょっと忘れ気味なんですが、
いろいろな感情が詰まった短篇集でした。
しかも、恐い・気持ち悪い・不気味・不思議・温かい…そういう言葉にできる感情と、
表現しがたい狭間の感情が入り交じってる不思議な感覚。
好きだったのは「いっぺんさん」なんですが、
なぜか一番心に残ってるのは「磯幽霊」「磯幽霊・それから」なんですよね…。
いっぺんさん
どんな願いも一度だけ叶えてくれる「いっぺんさん」を巡る二人の少年のお話。
ラストにじーんとしながらも「え、それちょっとズルくない?」と思った。
こういう結末を持ってこれるなんて勇気ある作家さんだなぁ。
磯幽霊/磯幽霊・それから
不倫の末自殺した女の幽霊と遭遇する話と、その後日談。
正直「磯幽霊・それから」の方は読みたくなかったと思いました。笑
ダークだなぁ…おい… 後味悪いよ…
こういう怖さは作家さんの業なのかなぁ。
非常にどうでもいい話ですが、今、家の網戸に蝉が止まっています。
もうウルサイのなんのって!!
なんでこんなに小さいのにこんなにデカイ音で鳴くんでしょう…
それにしても現在の気温は25度前後。(自分の体感温度調べ)
最近30度を下回るとちょっと寒い気さえします。
夏もそろそろ終わりなんですねぇ。。。
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