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2011/09/03
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カテゴリ: 読書

『夢の上』 多崎礼 /C・novels fantasia
hosi_ki_4.gif 簡単には報われない想いを夢というのかな
hosi_mi_4.gif 切ないけど前向きになれる



翠輝晶・蒼輝晶―
夢売りは請う。「私は、夜明けを所望します」夜の王は答えた。「ならば、見せて貰おう」夢売りが取り出したのは夢の結晶。その中心が淡い緑の光を放ち-「これは結晶化した女の『夢のような人生』」地方領主の娘として平凡に生きるはずだったアイナの物語。

紅輝晶・黄輝晶―
夢売りは三つ目の彩輝品を手に取った。「心の炎―その情念がかくも美しい紅輝品を生む」夢売りの声が広間に響く。「これは身を焦がす炎。成し遂げられぬ夢。誰よりも熱く、激しい夢に身を焦がした『復讐者の遺言』」その生涯を賭して挑んだ夢が語られる。

光輝晶・闇輝晶―
サマーアの空を覆う神の呪いは砕け散る。天空に広がるは深く抜けるような蒼穹。その中心で輝く黄金の太陽。人々は驚喜した。しかし。夢売りと夜の王の元には、まだ二つの彩輝晶「光輝晶」と「闇輝晶」が残されていたー。


nanacoさんのレビューを拝見して、速攻ポチりました。
初・多崎さんです。

「夢の上」というタイトルが不思議でしたが、
その意味が明らかになった時、胸がじんわり熱くなりました。
…うん、このタイトル以外ありえないんじゃなかろうか。



どれもこれも素敵な“夢”でしたが、特に翠輝晶のアイナの物語が好き。
強くて優しくて温かくて…こんな女性でいたいなぁ。

表紙を見れば一目瞭然ですが、登場人物がすっごく魅力的
…えっと、単に「キャッ美形っ☆」というだけではないですよもちろん。

飄々となんでもこなせてしまうたれ目の美青年アーディン、
美貌と凄絶な覚悟の持ち主ハウファ、
業を背負ったまま静かに生きようとしているダカール…

(アンタどう考えてもアーディンの方が好きだろ!という一部からのツッコミもありますが、)
その中でも印象深いのはやっぱりツェドカです。
ツェドカと彼に仕えていたサファルの会話ですごく好きなのがあって。
“夢”ってどうしても儚いイメージがあるけど、
“理由”とか“意思”とか言い換えてもいいんじゃないかなぁ。

「そんなこと誰も知りゃしません」「夢とはそういうものだろう?」―P332



ただどうしてもひとつ気になったのは、同じ場面を何度も見せられたこと。
もちろん人物が変われば出来事に厚みが増して得るものも違うんですが、
さすがに3回とか…、わたしはちょっと飽きてしまいました…

でも気になったのはその点のみで、
確実にあと1回は読み返したいほど素敵な物語です!
nanacoさんありがとうございます~♪






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Last updated  2011/09/03 12:42:49 AM
コメント(6) | コメントを書く


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Re:『夢の上』多崎礼(09/03)  
nanaco☆  さん
まるさん、こんばんは~♪
「夢の上」の感想、楽しみに待ってました(*^v^*)

気に入って頂けたようで良かったです!
いや~この本はやっぱりツェドカですよね…生まれた時から疎まれてるなんて辛すぎる。
アライスが何だかんだで周りの人間に恵まれていただけに、
余計にツェドカの孤独が浮き彫りになっているような気がしてなりません(><)
あれ、でもまるさんはもしかしてもしかしなくてもアーディン君の方がお好きですよね?(笑)
タレ目なのに美青年って最強ですよね!彼の報われない想いもまた切なかったです~…

「煌夜祭」も同じ系統で傑作なので、機会があったら是非読んでみて下さいね~♪
あ、こっちは1冊のみなので、きっと飽きないと思います~(* ̄m ̄)ウフフ
(2011/09/03 10:12:40 PM)

Re:『夢の上』多崎礼(09/03)  
☆ちこ  さん
まるさん☆コンバンワ~ (*^∇^)ノ

多崎礼さんで検索してみたら、「煌夜祭」をずっと前に読んでいた事を思い出しました(〃▽〃)
最近どうも記憶力が低下して・・・あ、でも「煌夜祭」の内容はなんとなく覚えてます。
「夢の上」本屋さんで探しましたが見つかりませんでした。
そっかー、新書だったのですね。一生懸命文庫の所を探してました。
でも、ネットで買った方が確実そうですね。
積読をもう少し消化したら読んでみたいです。
(2011/09/04 01:03:23 AM)

Re:『夢の上』多崎礼(09/03)  
日向 永遠  さん
まるさん、こんばんは★
表紙が女性向けぽく見えるのでちょっと躊躇してしまいますが面白そうですね~
夢の上 タイトルの意味も気になります。 (2011/09/04 11:29:13 PM)

Re[1]:『夢の上』多崎礼(09/03)  
まる811  さん
nanaco☆さん こんばんわー☆

面白かったです~ありがとうございます~♪
うんうん、この本はやっぱりツェドカですね。
アライスより立場的には断然優位のはずなのに一人ぼっちで、
でも嫌なヤツになったりしないで、あんなあんなラストになるとは…ぐすんぐすん…

>もしかしてもしかしなくても

2回も言わなくていいですからーっ!笑
そうですーっ!なんだかんだ言っても言わなくてもアーディンの方が好みですーっ!
アーディンみたいな人は報われない所が美しいんですよね。
…あと金髪…(やっぱりそこか!笑)
お、言われてみればタレ目で美青年てあまりいないですねぇ。
美青年てどちらかというと切れ長なイメージというか…

同じ場面を視点変えて…っていうのは(ちょっと飽きちゃったけど)すごく面白いですよね!
「あぁアーディン目線だとダカールはこうなのに、実際ダカールはこう思ってたのかー」
みたいに、読み比べたりしました。
「煌夜祭」ぜひ読んでみます~♪
(2011/09/05 12:56:33 AM)

Re[1]:『夢の上』多崎礼(09/03)  
まる811  さん
☆ちこさん こんばんわー☆

おぉっ、ちこさんも「煌夜祭」を読まれてたんですね~♪
やっぱり面白かったですか?なんだか評判がよいみたいですごく楽しみです~!
それにしても煌夜祭の表紙を見るといつも「ナウシカに出てきそうな人だなー」と思います。笑
初・多崎さんなんですが、グッと引き込まれる内容だし会話もテンポよくて、
追いかけたいなぁと思いました。

>一生懸命文庫の所を探してました。

あぁ…わたしもよくやりますよそれ…。
本、て聞くとどうしても文庫ばっかり浮かぶんですよねー。
(…単行本じゃないところが庶民です…)
ずっと通ってた本屋でも、新書がどこにあるのかしばらく知らないってことがあります。

積読消化、耳が痛い言葉です。
わたしも減らそうっと。。。
(2011/09/05 01:04:34 AM)

Re[1]:『夢の上』多崎礼(09/03)  
まる811  さん
日向 永遠さん こんばんわー☆

そうなんですよねぇ。。。
この表紙、わたしは一瞬で釣られましたけど、
確かにレジ行きづらいかもですよねぇ。。。
あ、でもほら最近は集英社文庫とか、
名作文学の表紙を漫画家さんが書いたりしてるじゃないですか、
あんな気分で日向さんもレジへレッツゴーです!!笑

「夢の上」って意味さっぱりだったんですが、
最後まで読んでなるほどなぁとしんみりしました。
それにしても、タイトルって付けるのすごく難しいですよね。
日向さんの作品のタイトル、いつも上手いなぁと思ってます。

(2011/09/05 01:14:44 AM)

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