Tomorrow is Another Day

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寝たきりの生活



寝たきりの生活



寝たきり妊婦の生活ではもちろんお風呂には入れない。毎日蒸タオルを看護婦さんが持って来てくれて背中などもふいてくれるし、何日かに1度は足を洗ってくれたりもする。1週間に1度くらいは髪の毛も洗ってくれる。忙しい彼女達にそんな事をしてもらうのはなんだか非常に申し訳なかった。

寝たきりになった私にはお見舞いに来てくれる母と、彼女達しか話し相手はいなかった。そんな退屈な時間を送っている私のためにみんなよく話し相手になってくれた。本当に看護婦さん達の仕事ぶりには頭が下がる思いだ。

羊水は相変わらず漏れていたが、幸いな事にお産は始まらず、出血の原因もポリープであった事がわかった。とりあえず今はお産が始まるのを一日でも延ばす事が先決であったので、ポリープに関しては何もしない事になった。通常ならポリープがあったら心配なのだろうが、この時は出血の原因がお産の兆候でなかった事がわかって本当に嬉しかった。

この頃の目標はまず「24週目」を迎える事だった。1日、1日が過ぎて行くのがこれほど遅く感じた事はなかった。「お母さんのお腹の中の1日は保育器の中の3日と同じ。」と先生に言われ、とにかくとにかく1日でも長くお腹の中にいてもらいたかった。

私は看護婦さんに「24週に入るまで髪は洗いません。」と、お願いした。当時、私の髪の毛は長かったので、乾かすのに時間がかかったのと、ベッドの上に上向きになって洗ってもらうのがちょっと心配だったのだ。季節は7月。暑い盛りであったが、病室から出れない私には外で汗をかく事もない。普通ならちょっと汚いのだが、この際少しでも気にかかる事はなるべくしたく無かった。それに「願掛け」みたいな気持ちもあったかもしれない。


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