折れず曲がらず良く斬れる

折れず曲がらず良く斬れる

2010.04.17
XML
 今日の一枚は、葛飾北斎作『月見る虎図』。浮世絵師として有名な北斎が、晩年に描いた肉筆画です。

 静かな満月の夜に、一頭の虎が笹の上にちょこんと座り、天を仰ぎ見ています。描かれている虎は、深く何かを思うのか、それとも惚けているのか、実に不思議な表情をしています。月夜を見てうっとりとしているようで、猛獣のイメージはありません。しかし地を掴む獰猛な爪に、柔らかな毛並み、内に秘めた筋肉のしなやかさなど、この虎が並々ならぬ筆力で描かれていることがわかります。

 北斎はおよそ30回も雅号を変えました。この絵の雅号は「八十五老卍」。これは北斎が85歳の時にこの絵を描いたことを示しています。90歳で亡くなった北斎が、人生の終焉が迫る頃に描いた今日の一枚に迫ります。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.04.17 22:49:02
コメント(0) | コメントを書く
[映画・テレビドラマ・観劇・音楽] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: