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2005.08.09
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カテゴリ: 音楽
ファットボーイ以降   

ということでファットボーイを抜け出しなんとか友達と合流し,へとへとになりながらテント@急斜面に向かう。途中でこじんまりとした特設会場があったので友達に聞いてみるとここでは超駆け出しのバンドがプレイしていたとのこと。酒だのメシだのいろいろ売っていたのでとりあえず寄って「印度カレー」というのを注文する。インドが印度と書かれているあたり本格派をきどるがなんてことはない。ただのカレーだ。松屋のカレー牛に及ぶべくもない。ただメイン会場ではぽたぽた焼きとピザの切れ端とホットドックくらいしか食ってなかったのでまともなメシものは非常にありがたい。

ひとまず腹を満たし無数のテントの中からなんとかわれわれのテントを探り当てついに到着。時間は12時を回っている。しばらくすると残りのメンバーが到着し、寝るかということになったが、なにせすさまじい角度である。愚痴っていると友達のケータイがなる。「わあ、やつだ。」 実はまだ到着したてでテンションが高かったころ今回Coldplayの通訳として同行している僕のアメリカ人の友達に電話をかけ、彼が滞在するプリンスホテルのロビーで待ち合わせることにしたのだった。友達のケータイにかけさせたのは単に僕のau by KDDIのケータイが現場でまったく使い物にならなかったから。毎度のことですがこの会社のケータイ、人が多いところではほとんど使い物になりません。番号のポータビリティとか確立されたら我先に変えてやろうと思ってます。もうソフトバンクでもイーアクセスでもさっさと参入してくれ。ちきしょーこの規制産業めが。おっと話がそれたがとりあえず僕はあのころの僕と違ってぐったりしてる。その上限りなく眠い。前日もほとんど寝てないわけだし。移動中ならともかくいったん休んでしまうとここから抜け出してドロの絡みつく地面を踏みしめながらプリンスまで行くのはたまらなく面倒なことだ。だが、そこは俺とてNoと言えない日本人。いやな顔せずに笑顔でGoだ。悪いか。まあ、誘ったのは俺なわけだしな。

ロビーで待っているとほどなくしてやつがやってきた。すごいテンションだ。こっちだといわれるがままついていくとスタッフ、アーティスト専用の入り口に通される。いきなり入り口でくるりの岸田に遭遇。ラッキー。口をついた言葉が「明日はよろしくお願いします」だったのだが俺は何をよろしくお願いしたのだろうか。とりあえず岸田も「いえいえこちらこそ」と紳士な対応だったので事なきを得た。実は僕は5年も6年も前、まだデビューアルバムも出ていなかったころ(多分)クラブエイジアのイベントで昔彼に出会い小一時間くらい中川家とおぎやはぎのどちらが面白いかという議論をしたことがあるのだが、それは覚えていない様子だった。今にして思えば郵政民営化なんかよりもはるかに内容の濃い議論であった。あのころから考えるとくるりも随分とビッグになったもんだ。

とりあえずしばらくあたりをうろつき部屋で休憩するとやつが「よし、じゃあ行くか」という。「え、どこに?」とすかさず模範解答を返した俺だが、彼の返しに絶句してしまうことになる。なんと彼は今からまた会場に戻って飲んで踊ると言うのだ。いつも思うがアメリカ人とは本当に元気なやつらだ。俺もあっけにとられたがそこは俺とてNoと言えない日本人。いやな顔せずに笑顔でGoだ。悪いか。悪いな。

会場到着。会場といってもメインのステージはとっくに終わっているのでさっきカレーを食ったちっこいとこにバーとかDJがやってるテント(サーカスのテントみたいなもん、結構でかい)とかカジノっぽいのとこがあるのでそこに流れ込んだ。まあ、人はそこそこいる。いろいろ話を聞いてみると日中は仕事でフェスをエンジョイできなかったスタッフの人が多いみたいだ。しばらくだらだらしているとそのアメリカ人の友達のスタッフ仲間があそこあそことあごで合図する。すかさずその方向に目をやるとなんとそこにはプライマルスクリームのベーシスト、マニさんがいるではないか。そして彼が絡んでいるのは新進気鋭の大型新人The Musicのボーカルだ。二人ともかなり飲んでいる。明らかにふらふらだ。近くに行ってみても、声をかけてみてもほとんど言葉になってない。でもなんかすごく楽しそうだ。はたから見たらただ単に新入社員にからむ課長(バブル期入社)だ。カリスマ性のかけらもない。これが伝説のバンド、ストーンローゼスでマッドチェスタームーブメントを牽引し、その後プライマルスクリームに参加しプライマル中興の祖とあがめられる男の姿なのか。とはいえ彼のテンションの高さと飲んだくれっぷりはかなり有名な話。まあそのとおりだったというだけのことか。

しばらく彼らのことも忘れ飲み食いしたりトークしたり音楽にあわせて踊ったりしていたが、また先ほど同様あごによるブロックサインがあったので再びそちらに目をやるとマニさんがDJブースのテントの入り口のところで巨体の外人と口論になっているではないか。口論といっても彼の現状を考えればまともなことを話せてるとはとても思えないのだが。多分F●CK YOU!とかいってるだけだろう。どうもマネージャーっぽい。もういい加減ヤバイぞとか忠告してるのだろうか。そりゃそうだ。明日、とういうか今日最終日のオオトリを任されてるバンドのメンバーだ。その中心メンバーが一人ではもはや歩けないところまで飲んだくれているのだ。しばらくマネージャーっぽい男が話を続けているとマニさんの右手が彼の口を塞いだ。と同時に思いっきり前かがみになり、何をしだすのかと思えばもう片方の手をのどに突っ込み
、、、、、、、、、そう。内容物をリバースさせたのである。朝5時くらいだったと思う。この人本当に明日プレイできるのだろうかとリアルに心配になるが、とりあえず朝の日の光が非常に気持ちいい。今日は晴れだ。おおおおお。早朝からジェロニモのような雄たけびをあげる。モーニングジェロニモ(モージェロ)しても誰も咎めないのもロックフェスのいいところだ。よし、晴れてこそロックフェスだ。そしてその晴れてこそのロックフェスを楽しむにはしっかり寝なければならないということにようやく気づき引き上げることにした。5時半くらいにテントにつき、斜面でうずくまり僕は眠りについた。僕の長すぎる一日が終わった。マニさんは本当に大丈夫だろうか。。。





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Last updated  2006.03.16 21:01:34
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