こんばんは。読み応え充分で何度も読みました。

義経北方伝説・・こちらではいたる所に散見しています。自分がちょっと前に訪ねた神社と一体になったお山や近場の地元にも。突拍子もない話ではありますが・・どこかロマンです。

さてRさん・・ブログを待ちます。

ところでマックス爺さん様、マックス君の様子は・・。 (2009.05.06 20:19:17)

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.05.06
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カテゴリ: 日本史全般



バスの中から旧観自在王院庭園が見える。今は広々とした庭が残っているだけだが、基衡の夫人が造営した寺は毛越寺と競って、さぞ見事な景観を呈していたことだろう。清衡が建てた中尊寺は「陸奥中央に位置する尊い寺」。そして基衡、秀衡親子によって建立された毛越寺は、きっと「毛人=蝦夷=を越えた寺」との想いを込めて名付けられたのだと思う。

高舘に向かう途中、車窓から「金鶏山」と言う小山を探す。山頂には平泉の永遠の繁栄と人々の平和を祈念して、藤原氏が経典を埋納したと伝えられている。仏教都市平泉の原点とも言えるその山を、私はどうしても確認したかったのだ。探しあぐねて運転手に尋ねると、「あれがそうだ」と教えてくれた。ぶっきらぼうな答えではあったが、場所が確定出来て良かった。

再び中尊寺の前を過ぎ、高舘義経堂(たかだちぎけいどう)前で下車。小高い山に向かって歩く。石段の脇に案内所。ここで200円の拝観料をしっかり取られた。急な石段を登ると眼下に北上川の流れが見えた。その対岸には大文字の跡を残す束稲(たばしね)山。きっと討たれた義経だけでなく、頼朝軍に滅亡させられた奥州藤原一族の冥福を祈って、今でもお盆には送り火が焚かれるのだろう。


29) 山霞み 大河悠然 陸奥の春  <義経堂>


 右手に進むと芭蕉の句碑があった。 「夏草や 兵共が 夢の跡」 松尾芭蕉


京の鞍馬山から平泉へ逃れていた義経が、兄頼朝が平家を討つために挙兵したと聞いて馳せ参じようとした時、秀衡は必死に止めたようだ。だがどうしても兄の元に行きたいと訴える義経を止められず、何人かの郎等を彼に与えた。黄瀬川の陣以降源氏の勢いが勝り、天才的な戦いぶりの義経が加わったことで、平家打倒に一層はずみがついた。

従兄弟である木曽義仲の京からの追討、一の谷の戦いから屋島の戦いへ。そして壇ノ浦での海戦でついに平家を滅亡させての凱旋。だが兄頼朝は怒って義経追討の宣旨を出した。義経が勝手に帝から官位をもらったと言う理由だが、武士による天下統一を目指していた頼朝にとっては、戦上手で人気の高い弟をそのまま放置しておいたら、やがては問題が生じると考えたのだろう。

京から逃れた義経を匿った藤原第四代の泰衡に対して、もし義経を討てば平泉は安泰だがそのまま庇護すれば滅ぼすと迫った頼朝。あれほど父秀衡からは、「戦上手の義経とは誼を通じ、最悪の場合は義経と共に頼朝軍と戦え」と諭されていたにも関わらず、泰衡は平泉の安寧のため義経を急襲したのだ。泰衡の裏切りを知った義経はここ高舘において自害する。享年31歳だった。

弁慶は最後まで主を守って奮戦。全身に敵の矢を受けての大往生だったと言うのが後世に作られた物語。ただ、弁慶のモデルとなった警護僧が義経の身辺に数人いたことは確かなようだ。芭蕉の句は義経と、泰衡ら奥州藤原氏の栄枯盛衰を偲んでのものだろう。ひっそりと静まり返る高舘で、今は満開の桜が咲き誇るばかりだ。


30) 俳聖の 句碑在り 大河前にして  <義経堂> 



32) 春爛漫 枝垂れ桜や 義経堂  <同>

33) 急坂の 桜潜りて 義経堂  <同>

34) 義経が 討たれし館の 桜かな  <同>     


判官びいきの日本人は義経が好きだ。その強い気持ちが、義経はここから落ち延びて蝦夷地(北海道)から大陸へ渡り、チンギスハーン(ジンギスカン)になったと言う突飛な伝説になった。明治期に入ると北海道のアイヌを同化するために、政府は日本人とアイヌとは同祖と言う作り話をでっち上げ、平取村に「義経神社」を作った。アイヌの英雄と義経が同一人物だとの触れ込みだった。


 メモ 

 1)今日はまず地底の森ミュージアムで企画展「富沢あたりの今・昔」展を観覧。これは我が家のごく近所のちょっとした歴史を扱っています。その後仙台市博物館へ行き、特別展「朝鮮王朝の絵画と日本」を観覧。こちらは朝鮮王朝の絵画が我が国へどのような影響を及ぼしたかを考察するものでした。

 2)「川の道520km」を走ったJunさんの情報は、その後入っておりません。今朝はゴール地点の新潟から秋田の自宅まで、痛む足で運転しながら何とか帰宅されたことと思います。きっと明日にでも彼のブログに結果が載ることでしょう。







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Last updated  2009.05.07 16:20:49
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歴史ロマンシリーズ。  
たる さん

Re:歴史ロマンシリーズ。(05/06)  
たるさん今晩は~!!

>こんばんは。読み応え充分で何度も読みました。
☆おやおや、それはそれはありがとうございます♪

>義経北方伝説・・こちらではいたる所に散見しています。自分がちょっと前に訪ねた神社と一体になったお山や近場の地元にも。突拍子もない話ではありますが・・どこかロマンです。
☆それだけ日本人が色んな物語を通じて知った義経
を、愛しているからでしょうね。

>さてRさん・・ブログを待ちます。
☆そうですね。彼もきっと最善を尽くし、ふらふらで帰宅したことでしょう。
戦いを終えた今夜は、ゆっくりと眠って欲しいものです。

>ところでマックス爺さん様、マックス君の様子は・・。
☆もちろん元気ですよ。毎朝毎夕私と散歩をして鍛
えていますからね。(笑)
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(2009.05.06 20:26:34)

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