マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.10.21
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博物館を出てホテルへ向かう途中、たまたま鶴ヶ城の堀が目に入った。下を覗くと水はなく空堀状態。それでもその深さと大きさに驚く。上杉景勝が米沢へ去った後、城主は蒲生秀行から加藤嘉明と変わり、寛永20年(1643年)に徳川二代将軍秀忠の子で三代家光の腹違いの弟である保科正之が会津23万石の領主となった。彼が会津松平家の祖であり、爾来親藩として伊達や上杉の外様大名を牽制する役割を担う。

時は移って幕末の嘉永5年(1852年)。松平容保が第9代の藩主となる。容保は文久2年(1862年)に京都守護職を命じられ、後の新撰組と共に勤皇の志士を厳しく取り締まった。戊辰戦争が勃発すると、容保は奥羽越列藩同盟の中心となって鶴ヶ城に篭城して抵抗した。積年の恨みを晴らすべく、官軍の攻撃は激烈を極めたようだ。新撰組総長近藤勇もこの地で戦死。いわゆる会津戦争だ。堀も石垣も、それらの戦いを見て来たのだろう。

追手町の交差点から右折して神明通り、中央通りを経て駅前へ。ホテルは複雑な裏通りにあった。早速チェックインを済ませ、宿泊費4500円を支払う。大浴場は6時から入れる由。念のために近所のコンビニの場所を聞いておいた。安い部屋だが感じは悪くない。荷物を置いてテレビを点けると、偶然にも楽天の勝利インタビューが始まっていた。

あらら。何と、田中の先発で4対1の勝利だった模様。これでCS第2ステージへの進出が決定だ。不惑を超える山崎が3ランホームランを打ったみたいで、まさに勢いを感じる楽天の試合運び。試合を観ることは出来なかったが、実に嬉しい結果だった。放送終了時間まで観た後、暫し睡眠。

夕刻買い物のため外出。2食続けて弁当ではさすがに淋しいと思ったその時、ここ会津が発祥のラーメン店K楽苑を発見。喜び勇んで特製ラーメン、玉子乗せ丼、餃子のセットを注文。倹約中の身だが、800円ちょっとの料金も今夜は特別大目に見よう。帰路コンビニに寄り、缶ビールと翌朝用の弁当などを買う。

ホテルに戻って缶ビールを飲み干し、大浴場へ向かう。無人の風呂は気持ちが良かった。夜9時からNHKの特別番組で東北楽天の特集。内容は確かマー君の成長ぶりなどだった気がする。ベッドに入りながら観たせいか途中で眠ってしまい、いつの間にかスポーツニュースに変わっていた。楽天の勝利の場面を確認して就寝。

夜半何度か目覚め、朝4時15分には起床。タイマーは5時半にセットしていたのだが、やはり興奮していたのだろう。早速身支度を整え、早い朝食に取り掛かる。ところがポットがない。仕方なく水で味噌汁を作った。ヒレカツ弁当は冷蔵庫に入れなくても大丈夫だった。何とか喉に流し込み、デザートにミカンを食べる。最後に血圧降下剤を服用。

部屋の鍵を閉めてフロントへ。だが誰も居らず、鍵をカウンターに置いて出発。外はヒンヤリ。気温は10度ほどか。念のため手袋はしていた。前日に歩いたコースを逆に辿って博物館方面に向かう。空にはまだ星が出ていた。そんな早朝に歩くなんて滅多ににないこと。博物館を過ぎ、県立病院を過ぎると未知の道になった。夜が明けて、山の向こうの空が少し赤い。

宝町の交差点から東山街道へ向かっている時、リュックを背負った人が後を追い駆けて来るのが見えた。「マラソンに出るんですか?」。私が尋ねると「朝の散歩ですよ」との返事。同じ方向に行くようなので、小父さんに色々尋ねた。会津若松の人口は、合併前が11万人で合併後が約13万人。会津人の気質は素朴とのこと。ふ~む。どうやら私が感じていた通りだ。

レースのことを話すと、小父さんが驚いている。50kmコースの折り返し点である布引高原までの登りは勾配がきつい由。東山温泉の入り口を過ぎ、トンネルを抜けると気温がどんどん下がって来た。渓谷なので、市内と比べかなり冷え込むのだろう。結局ホテルが見える場所まで案内してくれた後、小父さんは引き返して行った。彼が行く山を後で地図で調べたら、少し方角が違っていた。それを厭わずに喜んで案内してくれたのは、やはり会津人の素朴さだ。それにしても道路脇にある「ランニング練習中 ~ランナーに注意~ 」の看板は何だろう。<続く>





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Last updated  2009.10.21 15:47:20 コメント(2) | コメントを書く


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