マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2013.05.30
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                       ≪ 小浜島の地図 ≫



 赤瓦屋根の竹富島から小浜島へ渡る。第3日目のホテルは、小浜島の東南部にあるリゾートホテル。ここでも建設反対の運動があったようだ。地図を見ても分かるように、かなりの面積を占めている。プライベートビーチは勿論だが、専属のゴルフ場を作るため、きっとそれだけの面積が必要だったのだろう。




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                      ≪ 小浜島のホテル ≫





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                        ≪ ホテル構内 ≫




 このホテルは大きな建物が1つあるのではなく、小型の建物が敷地内に点在する方式。確かに豪華だが、管理棟から離れた場所だとカートにのって移動する必要があり不便。私がこんな形のリゾートホテルに泊ったのは、今回が2度目。4年がかりだった「沖縄本島単独1周」第2年目は島の東海岸を走った。休暇の関係で2日間で150km走る必要があり、やむなく1泊7万2千円のホテルに泊ったのだ。

 そこではわずか5時間ほどしか眠れなかった。何故7万2千円もしたのか、答えは簡単。私が泊ったのは4人部屋。つまり1人で4人分の料金を支払ったのだ。悔しいが他に選択肢はない。朝から14時間以上も走り続け、クタクタになっても眠れなかったあのホテル。目の前には飛行場移転で問題の、辺野古の米軍基地。そして海は、とてもきれいだった。





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                       ≪ 小浜島の夕食 ≫ 



 夕食後、ホテルの構内を散歩。こんな風景を見るのが初めての妻は興奮気味。「クジャクがいたよ!!」。突然妻が叫ぶ。確かにいるとは聞いていたが、本当だったのか。どうやらクジャクは野生で、餌を探しにこの広いホテルへ飛んで来るみたい。その後プライベートビーチへ行こうとして止めた。あまりにも遠過ぎるのだ。一旦戻って送迎用のマイクロバスに乗る。




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                     ≪ プライベートビーチへの道 ≫





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                       ≪ 夕暮れの島影 ≫





 翌朝、私はまだ薄暗い中を走りに出かけた。依然方角は分からない。ホテルの構内は結構広く、外へ出るとどこへ向かえば良いのか迷う。ともかく目の前の道路を、信じた方向へ走る。偶然私が選んだ道は、島の集落へと向かう「シュガーロード」と呼ばれる直線道路だったようだ。道路の端で何かが急に動く気配。目を凝らして見ると、立ち上がったのはヤギ。なんと2匹の子ヤギの方は、つながれてもいない。




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                     ≪ 小浜島の親子ヤギ ≫




 これにはビックリ。起き上がった子ヤギは、小さな角が生えた頭を母親の乳房にぶつける。その刺激でオッパイが出ることを、この小さな生き物は知っているのだ。だが可愛そうに彼らはやがて自分達が食べられる運命にあることを知らない。沖縄ではヤギはご馳走。何か祝い事があると、ヤギをひねる。ある島の海岸で、私はヤギの頭蓋骨を見たことがある。食卓に上った後の残骸だ。





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 さらに行くと、道端に「節定めの石」。集落の角を用心しながら曲がると、郵便局があった。良いぞ良いぞ。これは立派な目印になる。さらに進むと、砂糖キビ畑の向こうに小高い丘が見えた。この標高99mの大岳(うふだけ)が小浜島の最高峰。きっと頂上には御嶽(うたき)があるはず。「ちゅらさん」のエリー達も、そこから島の風景を観たのだろうか。




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                   ≪ 小浜島の最高峰 大岳 ≫





 帰り路、不安が的中した。郵便局は分かった。だが「シュガーロード」への曲がり角が分からず、どうやら直進してしまったようだ。野原に牛がいる。そこでやっと気づいた。「おかしいなあ。確か牛は見かけなかったはずだが??」。でもかまわずに直進。お墓の草刈りをしていたおじーに、ホテルへの道を聞く。おじーは無愛想に道を教えてくれた。

 私は素早くお墓をチェック。「仲盛家」とある。全く馴染みがなく、初めて聞く姓。だが「中森」ならどうか。1600年代初頭、島津藩が侵入して琉球王朝を実質的に支配した後、島と本土の人間を識別するため、島津藩は本土と同じ沖縄の姓の「漢字」を強制的に変えた。例えば中曽根は「仲宗根」と言うようにだ。大部分のウチナンチュはそんな過去を知らないはず。

 まだ油断は出来ない。散歩中の女性にも尋ねたが、生返事が帰ってきただけ。本土の男に用心している気配だ。遠くの山上にホテルの建物。辺りもかなり明るくなって来た。美しく手入れされた並木を見て一安心。ホテルの構内には立派なゴルフ場もあった。豪華なホテル建設に反対した島の人達の気持ちが、何となく分かりそう。




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                      ≪ 小浜島の夜明け ≫ 




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                      ≪ ホテルのゴルフ場 ≫




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 部屋へ戻ると妻がスケッチしていた。入浴して汗を流し、荷物を整理する。朝食後は小浜島とお別れして石垣島へ向かう。いよいよ3泊4日の旅も、今日が最終日。石垣島では、果たしてどんなものが私達を待っているのだろう。もう2度と泊ることのないリゾートホテルよ、ありがとう。そして迷子になった小浜島よ、サヨウナラ♪<続く>        










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Last updated  2013.05.30 09:43:56 コメント(4) | コメントを書く
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