マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2015.09.12
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テーマ: ニュース(96849)
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 9月10日木曜日。テレビの実況放送に釘付けとなる。何と川が氾濫して住宅地へ流れ込み、ヘリコプターで救出する生の映像が写っている。場所は茨城県の常総市で、川の名は鬼怒川。筑波と水戸に合計11年間住んだので、茨城の地名は分かるが、平成の大合併ですっかり昔の地名とは違っている。そこでネットで場所がどこか調べ、それを昔の地図で確認する。これは私が時々行う調査作業でもある。


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 その結果、常総市は昔の水海道市であることが分かった。ここには筑波時代の卓球仲間が住んでいるはず。さらにテレビを見てると、堤防の決壊場所が「新石下」と呼ばれていることも分かった。石下(いしげ)も馴染みがある地名。筑波研究学園都市の創設期、私は東京の三鷹から3時間かけて通勤したことがあったが、「石下」は常磐線の土浦駅から職場へ向かうバスの終点の名前だったのだ。


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 筑波から観光バスに乗ってあの周辺を通った時、バスガイドから「小貝川は洪水の多い所」と聞いたことがあった。そのために何度も堤防を補修しているとか。だがその小貝川ではなく、それより大きな鬼怒川が決壊したのだ。原因は「線状降水帯」と呼ばれる大雨を降らせる雨雲が同じ場所にかかって、雨を降らせ続けたことだ。上流の栃木県も同様の気象だったため、川の水嵩が増したのだろう。


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 目の前で濁流が次々に住宅地に流れ込むヘリコプターからの映像。すさまじい水の勢いに、住宅が耐え切れずに流されて行く。そして自衛隊員がロープを伝って民家のベランダに降り、取り残された住民を助ける様子を手に汗握りながら私は見続けていた。栃木県でも鹿沼市を中心に水害が生じ、家が流され人が亡くなったことを知った。鹿沼市には、東京勤務時代の後輩が住んでいる。果たして彼の家は大丈夫だろうか。




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 9月11日金曜日。ブログを更新しようとしてパソコンを開いて驚いた。待ち受け画面に宮城県内に「特別大雨警報」が発令され、仙台市などに避難勧告が出ていたからだ。この警報が出たのは東北で初めてのことと、後で知った。大雨が降ることは前日の天気予報で知ってはいたが、まさか自分が住む地区に避難勧告が出るとは。それも5つの区全てが対象のようだ。外は大雨だが、少し高い位置にある我が家は大丈夫のはず。

 ゴミ出しに行きながら、近所の川を確認した。まだ水量はさほどでもない。これなら心配はないはずだ。だが朝食後テレビを見ていて驚いた。県内の交通が高架の東北新幹線と仙台市地下鉄を除いて、ほぼ全面ストップしている。それに学校は軒並み臨時休校措置を取ったようだ。


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 パソコンを開くと、仙台市内でも泉区に氾濫箇所があるようだ。仙台市の北方の富谷町と大和町を流れる吉田川及びその支流の竹林川でも氾濫のニュース。ここは「薬莱山とお足」55kmコースで通り、橋の上からいつも川を眺めていた場所だ。さらに大崎市古川の渋井川も氾濫したとのニュース。こちらは規模が大きく、古川駅も水に飲まれたようだ。だが、聞いたことがない名前で、調べるのにかなり手間取った。


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 そのうちヘリコプターが飛ぶ音が何度か聞こえるようになった。救急車も良く通る。どこか崖崩れでも起きたのだろうか。それともまさか市内を流れる広瀬川が危険になったのか。夕方になって、同じ太白区の団地で崖崩れがあったことが分かった。旧国道沿いの傾斜地にソーラー装置を設置した場所で、何度も傍を走って通ったことがある。

 ブログには心配したブログ友のお見舞いの言葉もあった。皆さん、ご心配いただいてありがとうございます。幸いにして我が家は無事。そんな返事を必死で書いていた。


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 県内の大雨もやはり「線状降水帯」の仕業だった。そして渋井川の氾濫の原因は、鬼怒川同様に「バックウォーター現象」のようだ。小さな川が大きな川に合流する際、水嵩が増したより大きな川に合流出来ず、水が押し戻されて堤防が崩れて決壊するのだそうだ。鬼怒川の決壊現場では、その後かなり水が引いた。だがその分水没面積が増えて、常総市役所まで水に飲み込まれてしまった。



 「災害は忘れたころにやって来る」。物理学者寺田寅彦のこの言葉を、もう一度噛みしめる必要がありそうだ。





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Last updated  2015.09.12 06:02:02 コメント(12) | コメントを書く
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