みやっちの競馬人生日記

みやっちの競馬人生日記

2009年12月01日
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カテゴリ: レース回顧
ジャパンカップ(G1・東京芝2400)のレース回顧はだいたい終わったから、次は馬券の反省を。


まあ馬券の反省とは言っても、別に反省することなんてないだろ、今回は。


だって、馬個体の分析やレース展開にしても、ほぼ自分の想定したイメージどおりになってたんだから。




ウオッカだけ・・・




そう、ウオッカだけがイメージと違ったもんだから、馬券はハズれてしまったが、そのウオッカの反省は済んでしまったようなものだから・・・。


まあ「ウオッカはスタミナもある馬」として頭の中でイメージを修正すれば、今回の反省は終わりだ。


ただ、我が本命のオウケンブルースリに関してだけ、ちょっと思うことがあったので、それだけレース回顧しておこう





それはなにかと言うと、陣営のレース後のコメントだ。



音無調教師:「あの位置からではきついよね。3コーナーから外をまわらされたから・・・。あー、もったいない。有馬記念はこの馬に向かないから使いません怒ってる



内田博幸騎手:「最後は届いていないと思いました。3、4コーナーで終始フタをされて・・・。後ろから行く馬なのでどうしても不利はあるけど、あそこまでいったら勝ちたかったしょんぼり」




なるほど。


レース直後ということもあって、音無調教師はかなり感情的になってるようだ。





マジで怒ってるとでもいうか・・・





ウチパクにしても、音無調教師にしても、「勝てる可能性はあった」という気持ちからの悔しさ、あるいは後悔のようなものがにじみ出ている発言のように聞こえる。


たしかに気持ちは分からないでもない。


まあこれがオウケンが1番人気だったら話は変わってくるが、現実は、ウオッカが1番人気でマークされる不利をこうむっていたのだ。


そういう意味ではオウケンには立場的に有利な状況だったのは間違いない。


そしてそういう“漁夫の利”を活かせば、両者の「勝てたんじゃないか」という気持ちは分かる。







音無調教師の「あの位置からではきついよね」という「あの位置」とは、どの位置なんだろうか?


もうちょっと“前”という意味?


それとも“後ろ”?


それとも「第4コーナー直線入り口ではもう少し前目にいてほしかった」という意味だろうか?


」というのはなおさら必然になると思うんだが・・・。


それともあそこで“最内”をまわってこいって?


この反応のズブいオウケンブルースリに?








あんまりムチャ言うなって、音無さんよ・・・








「3コーナーから外をまわらされた」のはむしろ必然というか、もっといえば正しい騎乗なんじゃないの、オウケンの場合?


あそこをゴチャつかない内をまわさず、ロスはあっても大外をまわせたからこそ、最後の爆発力につながったんじゃないかと思うが・・・。




たしかに終始大外をまわるのは、この日のような極限に近いレースの場合はきつい。


ちなみに、“18番枠”のスクリーンヒーローが大敗したのは、それが多大に影響していたんじゃないかと個人的には分析している


でもオウケンの場合は道中は“内から馬1頭分外”程度でしょ?


大外をまわしたのは3~4コーナーだけだ。


だからスクリーンと比べたらかなりマシなんじゃないかと思うが・・・。





ウチパクは「外からフタをされた」のを悔やんでいるようだ。


外からフタをしたのはコスモバルク。


たしかに、4コーナー直線入り口で、コスモバルクの五十嵐冬騎手が審議の対象スレスレのぶんまわしをしてたと思うから、あれがなければオウケンが勝ってたのかもしれない。


2センチだからね。


でも、それはウオッカだってエイシンデピュティに前をふさがれてゴチャついてたんだから、そこはイーブンなのでは





なにが言いたいのかと言うと、僕はウチパクと音無調教師からこんなコメントが出てきたことが情けなくてしょうがないのだ。


敗因を口にしてることがいけないのではない。


そうじゃなくて、その敗因分析が完全にズレていることが残念でならないのだ。


僕の見解を言おう。







なんでオウケンブルースリを勇気をもって“最後方”からの競馬をしてくれなかったのか、ウチパクよ


そして、なぜこれと同様の指摘が音無調教師の口から出てこないのか







残念・・・。


非常に残念だ・・・。




思えばかつて、凱旋門賞にチャレンジしたディープインパクト。


ドーピングでひっかかって失格だったが、それがなくても3着に負けてしまった。


あのレースを見てたファンはいったいどう思っただろうか?


「なんでディープインパクトが負けたんだ」と残念に思っただろうか?


たしかにそういう気持ちもある。


だけど僕がまずまっ先に抱いた感情はこうだ。





なんで武豊はディープインパクトを“最後方”から大外ぶんまわしでなく、こともあろうに“2番手”で先行させたんだ





最後方から競馬して3着なら納得できても、“2番手先行”じゃファンは納得できないだろ・・・。


武豊はスタート直後で押していた。


つまりこれは偶然先行したなんてシロモノじゃなく、確信犯なんだよな。


最初から2番手先行するつもりだった・・・と。





そして、今回のジャパンCでは、コレに近い感情を抱いてしまった。


「オウケンブルースリのウチパクはちゃんと後方から競馬したじゃないか」と思うかもしれないが、よく見るとスタート直後にかなり押して先行しようとしてるのが分かる。


馬がズブくてついてかなかったので後方になってしまったが、まともだったら去年のような“7番手先行”だぞ、きっと。


で、去年同様、直線でまるでのびなかったに違いない・・・。




そうじゃないだろ。


オウケンブルースリに騎乗するということはそういうことじゃない。


勝ちにいくってことは「物理的に前へいく」ってことじゃない。


むしろ「物理的に後ろへいく」ことなんじゃないのか、この場合。


そう、すなわち“最後方”。






ディープインパクトもオウケンブルースリも、末脚を武器とした馬が「勝ちにいく」ってことは、「リスクを負って最後方からいく






残念だ・・・。


残念でならない・・・。




そして、なぜ彼らはみな“最後方”からいかなかったのか


その答えを僕が今から言ってやるから、気づいてない2人にはよく聞いていてもらいたい。


その答えはコレだ。









馬の力をまるで信用してない









この一言に尽きるぜ・・・。


ファンは信用してたんだがな。


ジョッキーのお二人は愛馬を信用していなかったようだ


武豊はディープインパクトを信用していなかったから押して先行した。


そしてウチパクはオウケンを信用してなかったからやはり押して先行しようとして、結果包まれた。


オウケンの「外からフタをされた」という言い訳は、それこそ自業自得じゃないか・・・。


これを必然と言わずしてなんと言おう。


“人馬一体”でなければならない馬と騎手との“信頼関係”がまるでない


ここが悔やまれてしかたがないよ・・・。





思えば、かつての天皇賞・秋の小島太騎乗&サクラチトセオー


この2人の“信頼関係”はそれはもうスゴかったぞ。


2番人気だっただろうか?


そんな人気馬にもかかわらず、小島太が獲った戦法はポツンと置かれた“最後方”。


それもハンパじゃなかったぞ、あの置かれ方は・・・。


人気馬があんなに後ろにいたら、ふつうに前残りだろ


そういう意味では「理にかなっていない騎乗」といえばたしかにそうかもしれない。


しかし、小島太はサクラチトセオーを信じていたんじゃないだろうか?


だからこそできた玉砕覚悟の騎乗


結果も1着だったが、この場合大事なのは結果じゃないのだ。


あのレースはナリタブライアンがいたんだから、ケースによっては中団あたりでマークすることだってできたはず。


しかし小島太はそういう小細工をしなかった。


そう、「勝ちにいった」のだ。


「勝ちにいく騎乗」ってのはこういうことだろ?


すなわち「負けを覚悟すること」とでも言うのか・・・。


僕らが馬券を買うのと同じ心境だ。







にもかかわらず、「負けたくない気持ち」が働くもんだから、その気持ちにおされての、馬のリズムを崩してのスタート直後のゴリ押し・・・







オウケンの敗因を反省するとしたら僕はここだと思う。


スタート直後に押すなんてことをせず、逆にユッタリいって折合いを重視し、5馬身離れたポツンと“最後方”からレースをすればよかったのだ。


それでもたいていのファンは怒らないと思うぜ。


想定してるからね、オウケンの場合。


オウケンから買ってる人は、みんなオウケンのズブさなんて承知済みで買ってるのだ。


そういう意味では、あんたらジョッキーよりもファンのほうがよっぽど覚悟は出来てるし肝がすわってる。







少なくとも、オウケンブルースリを信頼する気持ちはファンのほうがあったはずだぜ、ウチパク&音無さんよ







そこが非常に残念だ・・・。


そして陣営のコメントを見る限り、そういう自覚がまるで感じられないのが気がかりではある。






そしてもう1つ。


オウケンはたしかにズブい。


しかし、そのズブさは「仕掛けてスグだけズブい」だけだと僕は思う。


つまり、スピードがないわけではない。






むしろオウケンブルースリは、加速がついてからのスピードのMAX値は限りなく高い






・・・こう思うのだ。


それは天皇賞・秋でシンゲン、ドリームジャーニーと互角に戦えてること、そして今回のJCの高速決着でウオッカと互角に戦えてることからも、僕は確信している。


なので、「最後までズブいわけではない」ということは、陣営にも見誤ってほしくない。




今後のオウケンはどう乗ってくるのだろうか?


ひょっとしたら“先行策”なんてのもやらかしてくるかもしれないな。


で、晩年のディープスカイみたいに中途ハンパな冴えない馬になってしまう・・・と。


いずれにしても、陣営の今後の思惑には注意していくことにしよう





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最終更新日  2009年12月01日 23時46分04秒
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