昨日の日記に書いたように、今日は日之影(宮崎県の県北)での流れ灌頂の様子をお伝えします。
ご先祖様、故人の冥福を祈り灯籠を川に流すお盆の締めくくりの行事「灯籠流し」は日本各地でありますね。長崎では、さだまさしさん(グレープの時代)の大ヒット曲「精霊流し」で、有名になりましたね。
宮崎の県北では、この灯籠流し(または精霊流し)のことを「流れ灌頂」と呼ぶそうです。
灯籠のローソクに灯をともし、川面に浮かべ祈りを捧げる風景は幻想的です。


初盆を迎えられた家では、小舟を作り、盆提灯などで飾り付けをし、爆竹や花火も取り付け、川に流します。

↑ご家族の方が飾り付けをしているところです。
故人がお好きだった、博多名物の二〇加煎餅(にわかせんべい)、と臼杵煎餅も。
(私は、この両方とも初めて見る煎餅で、飾り付けの写真を撮りながら、味見までさせて頂きました。)



エリモン(本来は彫り物(えりもの))と呼ばれる切り紙も。
新橋がお好きだったそうです。

出来上がりの船です。川に流す前に、住職がお経を唱えます。そして、提灯の明かり沿いに川縁に降りていきます。


手前の竹竿は、水の少ない川の水流にうまく乗れるように、船を押すものです。
船の先に火をつけて、さぁ、出発。


船に載せた花火や、爆竹にも火がつきました。
友人は、「お父さん、さようなら」と手を振っていました。
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