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2004年09月03日

夏休みの休暇で日本に来ているサウジアラビア人のファハドと二言三言を交わしたくて、仕事が終ってから津田沼にある「テントの居酒屋 SALA」に向かった。店に着いたら22時を少し回ったところだった。

彼は津田沼にある大学に留学生として在籍していた頃に、SALAで知り合った飲み屋仲間である。日本に留学してくるアラビア人だから相当リッチなんだろうけど、とても人当たりが良いだけでなく、気配りに長けているとてもいい奴だ。去年の春に卒業して国に帰ったので、それ以来会っていなかった。

SALAというお店はアメリカンスタイルのパブ風でごく普通の店なんだけれども、どういう風の吹き回しか、いつの頃からか外国人客が集まってくるようになって、今では金曜のゴールデンタイム(21時～24時)には、半数以上が外国人であることも珍しくない。

多くは駅前にある何軒もの会話学校でネイティブの教師をしている若い欧米人だけど、日本に働きに来ている外国人は欧米人だけじゃなくて、いろんな国からの人々が来店する。実際、この日にお話ししたのは、イラン人のデイビッド、ドイツ人のピーター、ハンガリー人の難しい名前の人(結局上手く発音できなかったので覚えられなかった)の3人組とか、ブラジル出身のアントニオ、アメリカ出身で韓国語もペラペラのルカなどバラエティに富んだ国の人々と話せた。

もちろんお目当てのサウジアラビア人ともお話ができた。国に帰ってどんなお仕事をしているのかとか、家族は元気かとか、ありきたりな会話だけだったけど、SALAで嬉しそうな彼に会えてよかった。2週間前の金曜にはかつて彼が常連だった頃の友人達が「おかえり、ファハド」のパーティをやっていた。

そうそう、うちの長女もSALAに来ていたのでした。私よりもずっと先に着いて盛り上がっていたようだった。「これがさっき話していたパパなんだよ」と言って周りの連中に話していた。変な父娘ではある。でも、そんな会話が普通に出来るオープンな雰囲気がSALAの特徴なのだ。

たまに短期間の出張で来日している人などが口コミで聞きつけてSALAにやって来る。日本語がほとんど喋れないので、そんな人と遭遇すると「やったね」と思いつつ、自分のつたない、文法をいい加減な英語で話し掛けちゃう。そんな時がSALAにいて一番楽しい一瞬なのだ。

http://www.sa-la.com/

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