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2009年10月11日
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カテゴリ: 近所のにゃんこ
現在の街に引っ越して、早7ヶ月。
よく見かける猫達が5~6匹。
居場所や健康状態がわかるくらいになっていました。

ところが、先日台風一過の10/8の昼、ヨレヨレでボロボロで
片目が潰れた三毛猫に初めて出会ってしまい、その日は会社
に行かざるを得なかったのですが、終日気になり過ごしました。
夜中に帰った際も近所を30分程探しましたが、見つけられず
諦めて休みました。
翌々日昼に会社に出社する際、駐車場でうずくまっている猫を

しかし、やはり会社に行かねばならず、気になりつつも猫に
声だけかけてその場を離れました。
夕方早めに仕事を切り上げ、同じ場所に猫を捜しに行ったところ
いました!!
弱りきって声も出ない猫が・・・・。

普段は面倒を見続けられない猫には、絶対に餌をあげないという
事を肝に銘じていたのですが、今にも倒れそうな猫を見ると
さずがにこの自分に課したルールを守るわけには行かず、急いで
自宅に水と餌を取りに帰り、駆けつけました。
猫は一瞬躊躇したものの、清潔な水と分かるや否や、連続5分間
水を飲み続けました。

普通では有り得ず、瞬時に末期の腎臓病であると思いました。
餌にはまったく手をつけず、もう食餌が出来るような状態には
見えませんでした。
この後、どうしようかと30分もしばらく見守っていると、年輩の
オジサンが「アレ、アレ~、餌と水があるな~!」とおっしゃって

「あ~っ、すいません、それ私です~!」
と少し離れたところから見守っていた私は、慌てて返事をしました。
「あっ、そうなんだ~。で、水飲んだ?」
と聞かれたので、「5分は飲み続けましたよ~」と答えると、「あっ
飲んだ。そうかそうか。飲んだ!この子はね、ミーって言うんだけど
もう17歳で重い腎臓病なんだよ」との事。
「昨日ね、今週2回目の点滴してきたんだ。お医者もね、もう長く
ないって言ってるんだけど、水飲んでくれたらちょっとはいいかな」
とおっしゃいました。
「あ~っ!!そうなんですか!!すごく具合が悪そうだったから
明日病院に連れて行こうかと思ってたところなんです~。飼い猫
さんなんですか?」と聞くと、「いや、街ネコでね、近所のKさんと
餌やりながら面倒見てるんだよ」とおっしゃるではありませんか。
オジサンはTさんと名乗り、街ネコを避妊・去勢手術しながら、怪我
した猫などを面倒見て街に返すという活動をもうずっとなさっている
という事でした。
「あ~、じゃあ明日獣医に見せなくてもいいですね、そんな風にこの
ネコちゃんみんなに心配されて面倒見てもらってたんだ。良かった~」
と話していると、猫が2回ほど随分な量の胃液を吐き出しました。
「今までこれほど具合が悪くなったのを見た事がないよ、もうダメかな
・・・」と話しながら、Tさんは猫のねぐらといつの間にか集まって
いる猫の名前を教えてくれました。
私がこの数ヶ月見てきた猫達です。
具合の悪い猫はミーと言い、この近所の一番の重鎮猫でした。
話している間に、ミーはフラフラと自分のねぐらに入って行き、倒れ
込むように横になりました。
心配しつつ、私もペットの仕事をしていると名乗って、明日私もまた
見に来ますねと約束し、その夜は別れました。

そして、今日再びミーを見に行くと、昨日水を置いていった場所に
静かに佇んでいました。
私の姿を見ると一目散に寄って来て、擦り寄って来るではありませんか。
ミーが警戒心を解いたのはこれが初めてでした。
昨日のお水が命拾いの水だったと言ってくれているようで、その様子は
あまりに健気でした。
1時間ほど見ていましたが、今日は水も餌も手をつけません。
ただただ、側を離れず背中や頭を優しく撫でてやる事しかできません。
明日にも死んでしまうかもと思うと、しばらく手を離す事ができません
でした。
でも、ミーは帰ろうとすると必死で出ない声を振り絞って一声鳴いて、
帰るのを阻止します。

先日、電車の中で見たポスターの標語を思い出しました。
「犬だって猫だって、どんなに苦しくても自ら死のうなんて決して
しない」。

そう、「生きている」と必死に鳴き声をあげていました。
他の猫が寄ってきて、私が撫でると、嫉妬して邪魔をしたのです。
生命力のドラマに、こちらが圧倒されてしまいました。
私もミーも納得するまで、十分に撫で、また明日ねと別れました。
きっとTさんもKさんも見に来て下さる事でしょう。
明日も、ミーに会えますように・・・・。





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最終更新日  2009年10月11日 23時06分23秒
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