「ニューヨーク・バーク・コレクション展」
主催が日経新聞やので、購読してる販売店にお願いしてチケットもろてたんです。
ニューヨークに住んではるメアリー・グリッグス・バーク夫人が、夫である故ジャクソン・バーク氏と共に40年あまりの年月をかけて収集した日本美術のコレクションやそうです。
縄文土器から、快慶(伝)の不動明王坐像、琳派、若冲、蕭白まで。絵画、浮世絵、陶磁器、漆器など多岐にわたり、日本美術のおおよその歴史をたどることができる内容です。
華やかでエネルギーにあふれてる作品が多いと思うた。屏風がぎょうさん展示されてて、そのなかの「大麦図屏風」っていうのがよかったな。江戸時代の町絵師の作やそうです。金箔の背景に大胆な構図で大麦をパターン化して麦畑を描いてはる。こんなモダンで斬新な作品が17世紀に描かれてたなんて、びっくりやなあ。
バーク夫人はミネソタ州セント・ポール市の裕福な名門の家庭に生まれ、家族、特に母親の影響で日本美術に関心を持ちはったそうです。1954年に初めて日本を訪れ、1955年にジャクソン・バーク氏と結婚。1963年に浮世絵を買いはったんが最初やっていうから、そんなに前のことやない。
日本の美術界って、いったいどうなってんのやろうって思ってしまう。1ドル360円の固定相場やった時代が1949年から1971年やから、ドルの価値が今の3倍やってんもんなあ。
日本にあったら重要文化財クラスのもんまで、どんどん海外に流出しててんなあ。
もちろん、バーク夫人が集めてくれはったから、これだけのコレクションができあがったんやし、それをアメリカで日本美術の伝道師として伝えくれてはるねんから、すごくありがたいことなんやけど。
でも、心の片隅にちょっと悔しい気持ちを持ちながら眺めてました。
岐阜、広島、東京と開催されて、最後は滋賀の MIHO MUSEUM
でやりはるそうです。MIHO MUSEUMで見たら、よけい素敵やろうな。信楽のそばの山の中にある夢のような美術館です。
上野公園を歩いてて、なんでこんなけ美術館が揃ってて、緑もあるのに、魅力的に感じられへんのやろうかと考えてみた。
地面のアスファルトを替えるだけでも、雰囲気変わると思うなあ。
櫻の蕾はまだ、固そうやったけど、木がエネルギーを漲らせてて、ふんわり霞んで見えた。今日は寒かったけど、春はもうすぐそこまで来てるんやな。![]()
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