プライスコレクション
観てたとき
も思うたんやけど、日本人は昔から自然を様式化するのがうまいなあ。
狂言の装束や江戸時代の衣装のコーナーでみつけた着物の柄を集めてみた。
一番上のは室町時代の狂言の装束で
「素襖(すおう)茶麻地傘模様(ちゃあさぢかさもよう)」
。
素襖(すおう)っていうのは、男の人が袴の上に着る麻の着物の一種。
この傘の文様が大胆でええなあ。開いたんと閉じたんを交わらせてるのがかっこええ。
これ以外は全部江戸時代に作られたもん。
その左下のは
「素襖(すおう)紺麻地碇模様(こんあさぢいかりもよう)」
。
船の四爪錨(よつづめいかり)をデザインしてる。綱に動きがあって、地色の藍が海の中のようや。
その下は
「帷子(かたびら)白麻地桜牡丹の折枝尾長鳥の丸模様(しろあさぢさくらぼたんのおりえだ おながどりのまるもよう)
。
桜とボタンの折った木の枝と長いしっぽの鳥の柄。写真に写ってるのは桜の枝。全部刺繍でできてる。花びら全部を色で埋めないのがさっぱりしててええなあ。
帷子(かたびら)は、麻、木綿、絹などで作った夏に着る単(ひとえ)の着物。
その下は
「被衣(かづき)紺絽地松皮菱花丸模様(こんろぢまつかわひしはなまるもよう)
。
被衣(かづき)は、袖がついてるけど、頭の上からかぶる女性用の着物。
絽という織り目の透けた薄い絹織物に紺と縹(はなだ)で染められてる。
菱形の上と下にさらに小さな菱形を付けた模様を、松の皮に似てるから松皮菱っていう。
松皮菱の横縞(よこしま)に花の丸文を散らしてある。
大胆な柄やのにすっきりしてる。
右の上のは
「帷子(かたびら)白麻地竹桔梗切紙模様(しろあさぢたけききょうきりかみもよう)」
。
竹というか笹にまるで桔梗の花が咲いてるみたい。切紙っていうんは紙のパッチワークみたいなもんかなあ。これも細かい刺繍。
その下のは
「肩衣(かたぎぬ) 縹麻地草木鳥居模様(はなだあさぢくさきとりいもよう)」
。
肩衣(かたぎぬ)は袴の上に着る袖のない着物で、これは狂言の装束。
木と草と鳥居の配置がすごく大胆で、迫力があるなあ。
その下のは
「帷子(かたびら) 玉子色麻地見立鳥に蔦模様(たまごいろあさぢみたてとりにつたもよう)」
。
蔦の葉っぱが気に入って写真撮ってきたんやけど、見立鳥ってなんのことやったんやろ。なにかを鳥に見立ててたんかなあ。わからへん。
こういうデザインや手仕事は、日本の財産やと思う。
最後に、今回一番気に入ったの。
青森県つがる市木造亀ヶ岡から出土した縄文時代後期から晩期の 「猪形土製品」
。
いのししの表情と姿がなんともいえずかわいらしい。
これは本館14室の特集陳列「動物」のなかにいた。親と子のギャラリー「博物館の動物園」っていう企画の一環で、ポストカードに自分で好きな動物の絵を描くことができた。このイノシシと耳の長いウサギを色鉛筆で描いてみたけど、幼稚園の子の絵のほうがきっと上手やろうな。
博物館はまだ続きます。
今日のラッキーくじは、両方ハズレやった。![]()
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