めざせ!Asian Beauty  megのよくばりブログ

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2009年01月06日
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今年の初歌舞伎座に行ってきた。

墨と金泥と紙の白色だけで雪のなかに立つ松を描いてはる。屏風の前に立つと、雪の庭で大きな松を見上げているような感じがする。清清しい気分になった。
新しく重要文化財に指定された54の能面(うち4面は以前から指定)も展示されてた。こっちは期待してへんかってんけど、豊かな表情に魅了された。
三番叟や翁の面は、韓国の河回別神グッ仮面劇の仮面と よう似てる 。 
青筋をたててたり、眉間にしわを寄せてたり、表情豊かなお面が多いことにもおどろいた。
「旧金剛宗家伝来能面」54面の重要文化財新指定記念  寿ぎと幽玄の美―国宝雪松図と能面―
歌舞伎座はお正月ムード満点。大きな門松も立てられてた。
歌舞伎座さよなら公演 壽初春大歌舞伎
夜の部の外題は、
一、壽曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
  曽我五郎:吉右衛門  曽我十郎:菊五郎
  小林妹舞鶴:魁 春  近江小藤太:染五郎 
  八幡三郎:松 緑  化粧坂少将:菊之助
  梶原景時:錦 吾  梶原景高:亀 蔵
  大磯の虎:芝 雀  鬼王新左衛門:梅 玉
  工藤祐経:幸四郎
二、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
  小姓弥生後に獅子の精:勘三郎
  胡蝶の精:千之助  胡蝶の精:玉太郎
  局吉野:歌 江  老女飛鳥井:吉之丞
  用人関口十太夫:高麗蔵  
  家老渋井五左衛門:友右衛門
三、鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)
  猿源氏:勘三郎  海老名なあみだぶつ:彌十郎
  博労六郎左衛門:染五郎  
  庭男実は藪熊次郎太:亀 蔵  亭主:東 蔵  
  傾城蛍火実は丹鶴城の姫:玉三郎

壽曽我対面は、昨年の松本白鸚追善二月大歌舞伎でも 観てる。
この時の三津五郎さんの曽我五郎もよかったけど、吉右衛門さんのもすごい。
お歴々が出てはって、豪華で華やかなな舞台やった。
春興鏡獅子も同じ二月大歌舞伎で染五郎さんが踊ってはった。
私は今回の勘三郎さんのほうが好きや。
お扇子の扱いにはちょっとハラハラすることもあったけど、表情豊かでダイナミックでかっこよかった。
胡蝶の精を演じてはった千之助くんは、孝太郎さんの息子さん、ということは仁左衛門のお孫さん。
中村松江のさんの長男玉太郎くんと一緒やった。お上手なほうが千之助くんやろうな。
8歳とは思えないほどしっかりした踊りで、流し目が色っぽかった。将来が楽しみ。
最後は「鰯賣戀曳網」。三島由紀夫が29歳の時に書きはったそうや。
伊勢阿漕ケ浦の鰯売り猿源氏が高名な遊女(傾城)蛍火に一目ぼれし、父の海老名なあみだぶつの協力で東国の大名に扮して思いを遂げるラブストーリー。
伊勢から京都の五條大橋までイワシを売りにくるって、このイワシは干したものやったんやろうか。
勘三郎さんが、身振り手振りで魚尽くしの合戦のようすを語りはったり、寝言で口からでた鰯売りの呼び声に、和歌をこじつけて釈明したり、楽しい楽しい。
染五郎さんが、それとはわからんようなユーモラスや役をやってはるのも似合うてた。
玉三郎さんの美しさが、またおもしろみを深めてる。
蛍火は、実は紀州丹鶴城の姫君やっ。十年前に天主閣から聞いた鰯売りの声の美しさに城を抜け出し追いかけたんやけど、人買にさらわれ廓に売られてしもた。その鰯売りが、猿源氏。
店の庭師として忍び込んでいた紀州の家臣藪熊次郎太が、蛍火を身請けしお城に帰ろうとするけど、姫は身請けだけしてもろて、猿源氏の女房になる。
勘三郎さんと玉三郎さんの「いせのくにあこぎがうらのさるげんじがイワシこえぇ~(伊勢の国に阿漕ケ浦の猿源氏が鰯かうえい)」っていう呼び声が、耳から離れへん。

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最終更新日  2009年01月07日 13時31分36秒
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